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湊かなえ編『江戸川乱歩傑作選 鏡』

2018年10月27日 22時19分59秒 | 文学
湊かなえ編『江戸川乱歩傑作選 鏡』(文春文庫)を図書館で借りて読む。
「湖畔亭事件」と「何者」を読んだところで、江戸川乱歩に対する興味を失ってしまった。

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石川淳一監督『ミックス。』

2018年10月27日 00時00分00秒 | 映画
録画していた石川淳一監督『ミックス。』を観た。
日本アカデミー賞の授賞式の番組を見たときに、この映画の映像を見て、蒼井優が出て楽しそうな映画だと思った。それで気になっていて、テレビ放送を録画して観た。
恋愛映画じゃないと思っていたのに恋愛映画になって、そこが少し不満だった。
楽しい映画だった。
すぐに忘れてしまいそう。
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武田泰淳『目まいのする散歩』

2018年10月22日 21時34分34秒 | 文学
武田泰淳『目まいのする散歩』(中公文庫)を読んだ。
この本の野間文芸賞受賞時の選評が載っていたが、大岡昇平や中村光夫が言うほどこの本はおもしろいのだろうか。僕にはよくわからなかった。
この本は口述筆記で、妻の百合子が手伝ったようで、そのことがよく出てきた。最後のほうのロシアの旅は彼女の『犬が星見た』に詳しく出てくるようで、実はそれを読むために今回夫の『目まいのする散歩』を読んでみた。

最近、読みたい本があまりない。
それならば本を読まずに何かすれば良いのだが、何かをする気にもあまりなれず、テレビを見たり映画を見たりしている。概ねテレビを見ている。
良くない傾向だがどうしようもない。
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山田洋次監督『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』『男はつらいよ 寅次郎物語』

2018年10月19日 21時43分19秒 | 映画

録画していた山田洋次監督『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(マドンナは松坂慶子)と『男はつらいよ 寅次郎物語』(マドンナは秋吉久美子)を立て続けに観る。
僕もなにか心に傷を負ったら、浅草の、帝釈天の近くにある古い団子屋に行って、晩御飯をごちそうになりたい。
ずっと観ているとそんな気持ちになってくる。
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是枝裕和監督『三度目の殺人』

2018年10月16日 00時40分59秒 | 映画
録画していた是枝裕和監督『三度目の殺人』を観た。
これまで是枝裕和の映画でおもしろくない、と思ったものはひとつもないのだが、今回は「?」だった。
「三度目の殺人」というタイトルもよくわからない。三度目じゃなく二度目じゃないだろうか。それとも最初の殺人で二人殺しているから三度目なのだろうか。「三度目の正直」とかけているのだろうが、役所広司のやってないと言い出すのが「三度目」なのかもよくわからない。
話もあまりに文学的過ぎて、私などにはよくわからなかった。
福山雅治と役所広司と広瀬すずの三人で雪合戦するあたりからいままでの是枝映画とは違うなと感じた。
ガラス越しに話す福山雅治と役所広司の顔を重ねて二人を分身のように描いたり、ちょっと文学的だった。
ドストエフスキーみたいなものをやりたかったのだろうかと感じた。
子どもが出て来ないのも珍しい。

もうちょっと現実的な話のほうがついていけただろうなと感じた。
これではただ役所広司の演技を愉しむという方法しか見ようがない。
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桜庭一樹編『江戸川乱歩傑作選 獣』

2018年10月10日 22時19分02秒 | 文学
河出文庫から『盲獣・陰獣』という江戸川乱歩の本が出て、どちらも読んでいないし興味を持ったのだが、わざわざ買うほどではないと思い、桜庭一樹編『江戸川乱歩傑作選 獣』(文春文庫)を図書館で借りて読む。
「パノラマ島綺譚」と「陰獣」を読もうと思って借りたのだが、「陰獣」を読んだらこの本に収録されている小説がすべて登場した。やられた。
最初から順番に読むべきだったのかもしれない。

「陰獣」
それまでの江戸川乱歩の作品が名前を少しだけ変えて登場する。
確かに傑作。

「一人二役」
短い話。

「パノラマ島綺譚」
パノラマ国の描写のところで退屈し、あとはどうでもよくなってしまった。
前半の入れ替わりの話と、パノラマ国の話につながりを感じられない。

「一枚の切符」
これも短い話だった。

この本に収録されている、読んだことのない話は読んだ。
「陰獣」を読んだ時点では、すべて読もうと思ったのだが、「パノラマ島綺譚」を読んでやっぱり乱歩には退屈なところがあるなと思い、未読のものだけ読んでおくことにした。
この本に収録されている小説は他に、「二銭銅貨」、「D坂の殺人事件」、「屋根裏の散歩者」。
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車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂 』

2018年10月08日 22時07分53秒 | 文学
車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』(文春文庫)を読む。
鴨長明の『発心集』を少し読んで、発心というものに興味を持ち、現代文学で発心とはどのように描かれるものであろうかという興味を持ち、思いついたのがこの小説と森敦の『月山』だったので迷って車谷長吉の『赤目四十八瀧心中未遂』を読んでみた。
見当は少し外れて、そんなに発心が描かれた小説ではなかった。
でも、熱中させられる小説だった。
描かれる人がとても具体的に存在感のある感じで、彫眉さんの感じとかほんとうにいたんだろうなと思わせるものがあった。彫眉さんに彫眉さんと言って、「あんたいつから彫眉さんなんて言うようになった?」みたいに言われるところはとても印象に残った。
とてもおもしろかったが、車谷長吉を続けて読むと胃もたれを起こしそうなので続けては読めない。
やはり森敦の『月山』でも読んでみようかなと考える。
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山田洋次監督『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』

2018年10月06日 19時59分02秒 | 映画
録画していた山田洋次監督『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』を観る。
マドンナは浅丘ルリ子。
私たちは何を見ているのだろう。寅次郎の純潔が危うくなるのをひやひやしながら見ている。
いつもはなんだかんだやっている間に寅次郎が振られるということになるのだが、実は振られているわけではなくて、寅次郎自身が男女関係が深くなることから逃げているのだということが、このような”危機”に陥るとよく分かる。
寅次郎とリリーが沖縄で二人きりになり、まるで夫婦のような日々を過ごすのだが、リリーに本当に好きな人がいるわけではなく本当に好きなのが寅次郎であるので逃げ道がない。
最後はなんとか喧嘩に持ち込んでリリーから逃げることに成功する。
『男はつらいよ』は、寅次郎という中年のおじさんが様々なマドンナからの誘惑に負けず純潔を守り続ける物語であるのだと気付いた。
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村上龍『歌うクジラ(下) 』

2018年10月05日 09時58分28秒 | 文学
村上龍『歌うクジラ(下) 』(講談社文庫)を読む。
下巻に入りますます話を追っていくのが困難になる。
特に「隔離施設」のあたりは何が行われているのかよく分からない。たぶんステージ上でSMショーのようなことが行われているように思うのだが、きちんと読む気がしない。これは何の苦行だろう、いつまで続くのだろう。もう読むのをやめてしまおうかという気になってくる。
おそらく三度ほどは「明日からは別の本を読もう。そして村上龍の、少なくとも長編小説には二度と手を出すまい」と思った。
そして、それでも苦労しながら読んでいると、「サツキという女」が登場し、
「よく耐えたわね、あの人のテストに合格できたのかも知れないわよ」(104頁)
と言う。
この台詞はまさしく僕に向けられた言葉で、この小説の最もつらいところを通過し、あの人(村上龍)のテストに合格出来たということなのではなかろうか、と思った。
「隔離施設」の章はほんとうに読むのに苦労する。何のために読んでいるのか意味が分からなくなる。こんな小説など読まなくてもぜんぜん構わない。ひょっとしたら誰ひとり読んでいないのかもしれない、とすら思う。読めるわけがない。
しかし、読み通すことが出来れば、あの人(村上龍)のお墨付きがもらえる。
なんだそれは。
しかし僕は本気で、村上龍がそのつもりで書いた台詞なのだと思った。

と、そのあたりまで読んだ後に左眼が見え難くなり、だいぶ中断していたのだが、最後まで読んだ。
宇宙に行って地球に帰ってこようとするところは『ゼロ・グラビティ』の影響かなあなどと考えた。
ヨシマツの長い演説は苦痛だった。
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YOUはよく見えていない

2018年10月04日 01時01分30秒 | テレビ
テレビ番組「セブンルール」をよく見ているが、先ほども録画したものを見ていた。
そうするとメガネ職人の回だったのだが、YOU(女性タレントの名前)が、「見えていないけど、メガネはかけていない。だいたいで暮らしている」という発言をしていて魂消た。
彼女らしいと言えばらしいのだが、あまりにもらし過ぎて嘘だろうと思ってしまう。
風邪を引いても病院に行かないとか、ガンになっても治療しないとか、トイレに行ってもお尻を拭かないとか、まあ人それぞれ自由なことはあるのだろうが、目がよく見えないのにメガネをかけないというのは私の選択肢にはなかった。
そんなひとがいるとも想像できなかった。
ひとつ勉強になりました。
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