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関正生『カラー改訂版 世界一わかりやすい英語の勉強法』

2024年02月27日 22時24分29秒 | 英語
関正生『カラー改訂版 世界一わかりやすい英語の勉強法』(KADOKAWA)を読んだ。
大統領のスピーチも海外ニュースも海外ドラマにも興味がないというところが気に入った。英語を勉強するとなるとすぐに、好きな洋楽からとか好きな海外ドラマからとかお決まりの入り方を勧める人がいるが、洋楽にもドラマにも、英語を苦労して勉強してまで入り込めないひとはたくさんいるはず。私もそう。他にやることがある。
単語の覚え方もまずは基本の意味だけで良いというところも良い。英語をキライにならないことが大事というのもいい。そもそも私は嫌いから入っているのだが。
単語は1ヶ月に6回同じ単語に目を通すべきらしい。そして1時間で100個見る。mikanというアプリがおすすめらしい。
マンガやアニメのDVDや東野圭吾や英字新聞の話が出てきて、最初の話と少し食い違うなと思った。すべて何にも英語を勉強するほどの興味のない人はどうすればいいのだろう? 英語を勉強しなければいいのだな。
アニメ『Death Note』は好きなのでAmazonプライムで英語吹き替えで見られるかと思ったが見られなかった。残念。
単語の強形と弱形の話は興味深い。
CNN English Expressは手を出すとしてももっとあとだな。
英英辞典を無理に使う必要がないという話はよかった。英語好きは英英辞典を勧めるものだと思っていた。
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齋藤孝『座右の諭吉』

2024年02月26日 01時57分29秒 | 文学
齋藤孝『座右の諭吉~才能より決断~』(光文社新書)を読んだ。
読んでみれば福沢諭吉に学ぶべきところは多い気がする。というのも私とはぜんぜん違うように思うから。
「非玉砕主義」がとても印象に残った。私は完全に玉砕主義で、何かをするときに自分のすべてを賭けて、もう駄目ならばそれでおしまいでいい、と思って物事に当たるところがあり、大学受験などもそのようにやってきたように思う。福沢諭吉はそのようなことはしない、らしい。『福翁自伝』を読んでみなければいけない。
それと、英語の勉強の先輩としても参考にしたい。オランダ語から英語に乗り換えたらしい。

齋藤孝のこのシリーズを三冊読んだがどれもおもしろく、ゲーテもニーチェも福沢諭吉も読みたくなった。
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高橋源一郎『「読む」って、どんなこと?』

2024年02月24日 02時54分01秒 | 文学
高橋源一郎『「読む」って、どんなこと?』(NHK出版)を読んだ。
授業風に書かれているので自分が生徒の一人として授業を受けているような感じだった。
こんな教材を授業で渡されて読まされたら驚くだろうな、と思った。
武田泰淳のは読んだことがあった、と思う。
坂口安吾のはどこかで読めるのだろうか、全文を読んでみたいと思った。
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齋藤孝『座右のニーチェ』

2024年02月23日 16時44分53秒 | 文学
齋藤孝『座右のニーチェ~突破力が身につく本~』(光文社新書)を読んだ。
ニーチェの『ツァラトゥストラ』を読み直す必要がある。とてもいいことが書かれている本のように思った。私にとってはあの本は完全に”読めない本”だが、挑戦してみよう。
映画『バベットの晩餐会』も見てみたい。
読んでいると、齋藤孝がなかなか好きになる。
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齋藤孝『座右のゲーテ』

2024年02月22日 20時38分25秒 | 文学
齋藤孝『座右のゲーテ~壁に突き当たったとき開く本~』(光文社新書)を読んだ。
Kindle端末を電子書籍の洋書を読むために買ったので、日本語の本も読めるものかと思い、読み放題のものの中から選んで試しに読んでみた。
エッカーマンの『ゲーテとの対話』はずっと昔に読んでいて挫折した経験があり、いつか読みたいと思っている。
電子書籍で読めたらいいなと思っている。

このレベルの新書であれば電子書籍でも読める。あまり印象に残らないのは電子書籍のせいかそもそもそういう本なのか判断がつかない。
前半は力がこもっている感じでとてもおもしろく読んでいたが、だんだんとつまらなくなる。これは書き始めるときは言いたいことがいっぱいある感じがするのに書き出したら、途中からそんなにネタも無くなって、それでも決まったページ数を埋めるために書くからではないか。新書を読むときによく思う感想だ。
電子書籍では線を引けて、それをあとからまとめて見ることができるのがよい。
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チェーホフ『桜の園/プロポーズ/熊』

2024年02月20日 00時26分30秒 | 文学
チェーホフ『桜の園/プロポーズ/熊』(光文社古典新訳文庫)を読む。

「桜の園」
読むたびにすぐに忘れるが、今回もすぐに忘れてしまうだろう。
ラネフスカヤには6年前までは夫がいて、彼の死からひと月して息子のグリーシャが川で溺れて死ぬ。そのあと別の男とパリに行き、その男が病気になっている。そして桜の園に戻ってきた。
トロフィーモフはグリーシャの家庭教師。30歳を過ぎても大学生で禿げている。昔はハンサムだったと言われる。ラネフスカヤの娘アーニャと恋仲。
結局いつもチェーホフの何がいいのか掴みかねるが、失われた栄光への郷愁のようなお決まりのことを感じようとするから逃している気がする。
舞台の上では複数のことが同時に行われている。ここが素晴らしいのではないかと少し思った。

「プロポーズ」
プロポーズしに来た男と、プロポーズされることを期待している女とその父が喧嘩をする。
一度喧嘩別れして、女が後悔し男を呼び戻すが再度喧嘩が始まる。

「熊」
決闘しそうになった男女がなぜか恋に落ちる。
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チェーホフ『ヴェーロチカ/六号室 チェーホフ傑作選』

2024年02月15日 23時05分24秒 | 文学
チェーホフ『ヴェーロチカ/六号室 チェーホフ傑作選』(光文社古典新訳文庫)を読む。

「ヴェーロチカ」
しばらくいた場所から遠く離れるときに、知り合いの女性に告白される。
しかし交際を断る。断ったあとに良心がうずく。
そういう話でした。

「カシタンカ」
主人と離れてしまった犬が、別の飼い主に飼われ、そこで芸をしこまれ、舞台で前の飼い主に出会う。
ガチョウやネコの描かれ方が可愛らしい。
カシタンカは新しい飼い主に「おばさん」と呼ばれ、しばらく「おばさん」になり、またカシタンカに戻る。

「退屈な話」
ずっと気になっていた短篇だったがやっと読めた。
病気になってもうすぐ死ぬことを意識したインテリの話で、それでもそれまでの考えとそう変わったことはないというような話なのだろうか。あまりつかみどころのない話ではあった。つまらないことはない。
《いくらよくできたものでも、そんなものは傑出したものとは呼びえず、ほめるにしても「だが」と但し書きを付けなくてはいけない。》(166頁)
のところに共感した。

「グーセフ」
船で病気の兵士が死に、海に葬られる話。
先に別の人間が死に、そのあとグーセフ本人が死ぬ。

「流刑地にて」
地獄のような場所で人が生きていくことのつらさ、みたいなことだろうか。

「六号室」
医者だった男が精神病患者として死んでいく話。
ちょっとなんと言ったらいいのかわからない。
おもしろくないことはないのだが、なんと表現したらいいのかわからない。これがチェーホフなんだろうなとやっとつかめたような気もする。なにか塊のようなものが胸を打つ感じ。
太宰治が井伏鱒二に入院させられる話を思い出した。
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伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』

2024年02月12日 16時54分15秒 | 文学
伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』(新潮文庫)を読んだ。
日本人のスパゲッティの食べ方というものも随分変わってしまったなと思う。食事については外国に劣等感を感じている人はもうあまりいないのではないかと思う。
ただ英語についてはあまり変わらない感じ。
「アール」と「エル」の聞き分けとかいまだによくわからない。
《テープやレコードで会話を練習する場合、必ず、誰かを相手にして、相手の眼を見て練習することが望ましい。それが不可能なら、お宅の猫でも、鏡の中の自分でも、あるいはそこに誰かいると想像してその想像上の相手にでもよい。》(267頁)
というのが結構いいアドバイスなのではないかと思った。ひとりでしゃべっているのと、眼の前に誰かいるときにしゃべるのはぜんぜん意識が違う。相手がいるときのほうが身につくのは確かだろう。
最後の、楽器を練習する話もいいと思った。いつか何かの楽器をやることが私にもあるかもしれない。
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ウォン・カーウァイ監督『ブエノスアイレス』

2024年02月12日 02時12分27秒 | 映画
ウォン・カーウァイ監督『ブエノスアイレス』を見た。
わりとゆるく作られたのではないかと思われる映画で、あまりきちんとした設定があるわけでもないままに始まり、少しずつ設定が加わっていった感じだった。
途中から参加する、幼い頃に目が悪かったせいで耳が良くなって目が治ってもまだ耳が良いという設定はおもしろい設定だと思うが、きちんと活かされているのだろうか。
世界の涯てに捨ててきてほしい深い悲しみのようなものがあれば(または、それがあるような気持ちがあれば)、もっと響く映画のように思うが、もう見るのが遅くて年を取りすぎているので私にはあんまり響かなかった。
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西田征史監督『泥棒役者』

2024年02月10日 22時29分14秒 | 映画
西田征史監督『泥棒役者』を見た。
最後まで騙し続けるドタバタ喜劇みたいなものを期待していたが、少し違った。
おもしろくはあった。
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