ダブログ宣言!

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☆「タイガー&ドラゴン」全部見た

2008年08月31日 19時38分08秒 | テレビ
タイガー & ドラゴン DVD-BOXテレビドラマ「タイガー&ドラゴン」をすべて見た。
文句なしにおもしろいドラマだった。長瀬智也が好きになる。
「踊る大捜査線」を見たときに織田裕二っていいなあと思ったことがあったが、それと同じ。しばらくは織田裕二に注目していたが、いまはあまり注目していない。嫌いではないけれど。
そういうことはよくある。
木村拓哉は「あすなろ白書」を見たときに、こんなにいい俳優はいないと思った。筒井道隆もそう。
俳優というのは続けて良い仕事をするのが難しい職業だと思う。

宮藤官九郎はすごい。
今後も注目していきたいし、過去のドラマも機会があれば見てみたい。
「木更津キャッツアイ」がいまのところもっとも気になる。草野球というところがよい。
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☆パソコン、カズオ・イシグロ、ヘーゲル

2008年08月31日 15時52分14秒 | 文学
修理されてパソコンが帰ってきた。
スピーカーからの雑音も消えていた。
壊れる前よりもクリアになっているような気がする。
よかった。

カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を読んでいる。
これはたぶん傑作。
「日の名残り」を読んだときと同じ感じだ。
しかし、悔やまれるのはやはりこの世界の秘密を知らないまま読みたかった。”提供”というキーワードが出てきても、「なんのこと?」と思えずに「ああ、あのことか」と思うのは残念だ。
予備知識のないままに読みたかった本だ。
こういう何か秘密を持った小説や映画を、何も知らないまま読むことがインターネットの普及でますます難しくなった。すでに僕自身がこの小説が秘密を持った小説であるということを言ってしまっている。
秘密を持った小説や映画は秘密を持っているということも知らないままに読んだり見たりしたいものだ。

あと西研の「ヘーゲル・大人のなりかた」という本も読んでいる。
昔読んだことはあるのだが、この間ヘーゲルの「精神現象学」を読んだのでもう一度。
ヘーゲルの本は言葉が難しくよくわからなくて退屈なのだが、その考えには激しく惹かれるものがある。
もうちょっとヘーゲルの解説本を読むつもり。
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☆よしながふみ「きのう何食べた? 1」感想

2008年08月28日 21時23分55秒 | 漫画
きのう何食べた? (1) (モーニングKC)糸井重里がテレビ番組「笑っていいとも!」出演時に司会のタモリにジャムを持ってきていて、よしながふみのマンガ「きのう何食べた?」を読んでジャムを作り始めたと話していた、という話を実際に番組を見ていたわけじゃなく、あるところで読んだ。
もちろん毎日「笑っていいとも!」の評判を入念にネットでチェックしているわけではなく(「徹子の部屋」のほうがまだ興味がある)、そのときは吉本隆明の講演のCDについて調べていた。で、たまたまそんな話を読んだ。
脱線。吉本隆明の講演CDについて。
吉本隆明の講演CD集「吉本隆明 五十度の講演」の実物を書店で見かけたがとんでもないデカさだった。笑えるくらいの大きさ。
あの大きさは写真では分からない。隣にタバコでも置いておくべきだ。
あれを持ってレジに並び、お金を払って店員の包装が終わるまで待つ勇気が私にはない。たとえお金があったとしても買えない。
脱線終わり。
で、よしながふみの「きのう何食べた?」の第一巻を借りてきて読んだ。
もっと料理の作りたくなるマンガを期待していたのだが、満腹時に読んだからかそんなことはなく、ゲイものだからセンチメンタルで感動するかというとそれほどでもなかった。
たぶん作っている料理が私好みではなかったのが大きな要因であろう。
そうめん嫌いだし、食パンも嫌いだし、栗も嫌い。スイカとメロンではメロンのほうが好き(そんな質問がWiiのアンケートゲームであったな)。
料理がおいしそうに思えるかどうかが大きな分かれ目だ。
たぶん続きは読まないマンガだと思う。

美容院の爆弾処理の話は可笑しかった。
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☆竹田青嗣「近代哲学再考」感想

2008年08月26日 23時46分54秒 | 文学
近代哲学再考―「ほんとう」とは何か-自由論-竹田青嗣の「近代哲学再考 「ほんとう」とは何か・自由論」(径書房)を読んだ。
ルソーとカントとヘーゲルの話が中心。ちょうど来月ルソーの「社会契約論」の新訳が発売されるようなので読んでみようかと思う。
正しさの根拠が宗教的な神にあったのに、そんなものはなく人間は自由だってことになって、でもそんなんじゃ滅茶苦茶になる、どうしたらいいんだってことになり、道徳に根拠を求めたのがカントで、そんな道徳は絵に描いた餅じゃねぇかと批判したのがヘーゲル。
ヘーゲルは良心ということを言って、道徳とか神とかいうどこか遠くにある正解のようなものを設定せずに、まわりのひとと相互に考えながらやっていくということを言ったらしい。
こう書いてしまうとごくごく常識的な考え方でつまらんが、この竹田青嗣の本はたいへん面白く、文庫になったら絶対に買うぞと思った。
本の要約などは結局つまらんものになってしまう。「本の要約などは結局つまらん」というこの要約がすでにつまらん。

しかし改めて考えると、確かに神も信じてないし天皇も崇拝してなく、自由といえば自由で、なんでもありというふうに今なっているようではあるが、あまり世間にヘーゲルの言う良心というものの動きがあって相互承認のようなことが行われていると感じたことがない。
案外宗教的なことを信じているようなところもある。
ヘーゲルが言っているのは、今後そうなるってことなんだろうか、今後そうなろうってことなんだろうか。

映画「プラダを着た悪魔」で、ぜんぜんお洒落に気を使わず、しかもそれにプライドを持っているアン・ハサウェイの着ている洋服をファッションのプロたちが見て、「君は自分には流行なんて関係ないと思っているんだろうけど、君の着ているそのダッサイ服もかつてのパリコレの影響からやってきたものなんだ」というようなことを言う。
そんなようなことが思想の世界でもある。ヘーゲルの本なんか読んだことなくても回り回って少しずつその影響を受けるということはある。
ニーチェが「神は死んだ」と言った当時よりも、確実に神は死んでると思う。
最先端のものはちょっとずつ浸透していく。
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☆タイガー&ドラゴン&柳田国男

2008年08月25日 23時39分40秒 | テレビ
タイガー&ドラゴン「三枚起請の回」テレビドラマ「タイガー&ドラゴン」の一番最初の話、スペシャルドラマ「三枚起請の回」を見た。やっと見た。
連続ドラマの一話から四話までを見ていてたまに挟み込まれる過去の話でたびたび登場していたのだが、やっとつながった。
落語の「三枚起請」は落ちが分かりにくく、あまり好きではない。
そしてそのあと続けて連続ドラマの第一話も再び見た。
出来としてはスペシャルよりも第一話のほうがよく出来ている。
サゲもきちんと決まっている。
とにかく蒼井優がよい。
いや。
良すぎる。

遠野物語・山の人生 (岩波文庫)柳田国男の「山の人生」(岩波文庫『遠野物語・山の人生』所収)を読み終えた。
かつて山に人が棲んでいて、平地に住んでいる人とは全く交流がなかった。そして鬼とか山の神とかが出来ていったんだろうな、ということを思った。
宗教の発生というようなことに興味がある。
「遠野物語」は読みにくかったので読まなかった。
古い文章で書かれているものがとにかく苦手だ。
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☆再びパソコン修理

2008年08月25日 01時39分40秒 | 文学
先日修理から戻ってきたノートパソコンのスピーカーから雑音が聞こえるので、もう一度修理に出す。
よって以前使っていたノートパソコンの再登板となる。
データのバックアップを考えれば、パソコンは二台持っていたほうが良いのだろう。パソコンのまるっきりない生活というのは、テレビのまるっきりない生活以上に難しくなっている。
やれと言われてできないことはないだろうけど。

資格試験の勉強をしないことの言いわけにしていたオリンピックが終わった。
ついに。
今回もオリンピックのおもしろさが理解できなかった。四年後に期待しよう。
走り高跳びはメガネをかけたままでも出来るスポーツであることを知ったことが今回の収穫であった。これで走り高跳びの敷居が低くなったな、とオヤジギャグだかなんだかわかんないことを思う。

図書館で借りてきた竹田青嗣の「近代哲学再考」(径書房)を熱中して読んでいる。
これはものすごくいい本だ。
哲学のすべてが分かったような気分になる。とくにヘーゲル。
竹田青嗣はやっぱりすごい。
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☆「タイガー&ドラゴン」はすごいんだ

2008年08月24日 02時32分55秒 | テレビ
テレビドラマ「タイガー&ドラゴン」は第四話「権助提灯」の回まで見た。
とてもおもしろい。
タイトルとなっている古典落語を下敷きに毎回話が展開していくのだが、
「芝浜」
「饅頭怖い」
「茶の湯」
「権助提灯」
のこれまでの落語の予習はしなかった。
それでも落語の話の方もよくわかるように描かれてはいるのだが、先に聞いておくのもよいと思い、「三枚起請」を聞いた。
これは次回の話ではなく、いちばん最初の、まだ未見のスペシャルドラマの題材。このスペシャルドラマは早く見たいと思いながらDVDがいつも借りられていて、見られないでいる。過去のテレビドラマなんかを見るやつが多すぎる! いまを生きろ! 借りたらすぐに見て返せ!
「三枚起請」は図書館で借りて桂米朝で聞いた。
古今亭志ん生の落語しかまだ聞いたことはないのだが、別のひとの落語はまた違うものだ。江戸と上方の違いも大きいのかもしれんが。
志ん生のほうがおもしろく感じる。さきに志ん生を聞いたからかもしれない。

ドラマでは、荒川良々(ジャンプ亭ジャンプ)がすごいのと、高田文夫(高田亭馬場彦)の登場がたいへんおもしろかった。
今後わたしは宮藤官九郎はすごいすごいすごいんだと呪文のように言い続けることとなるであろう。
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☆「タイガー&ドラゴン」芝浜

2008年08月22日 02時00分28秒 | テレビ
というわけで、テレビドラマ「タイガー&ドラゴン」の第一話「芝浜」を見る。
レンタルビデオ屋にテレビドラマDVDばかりが並んでいることについてあまり快くは思っていなかったが今回初めてその恩恵をこうむる。
ほんとうはこの「芝浜」の回の前にスペシャルドラマがあるようなのだが、借りられていたのでどんなものか様子を見るためにこの第一話を借りた。
宮藤官九郎の脚本のドラマはおそらく初めて見るのだが(なんとなく避けていた。ネプチューンのホリケンがあまり好きではないからだろう)、めちゃくちゃおもしろかった。宮藤官九郎ってすごいのかもしれない。
なんだ、こんなドラマがあったんだ。全部見よう。
うるうる来る。
そして笑いに逃げる。
そのパターンが繰り返される。
いいドラマだ。こんなに切なくて泣けるドラマはない。
滅茶苦茶なようでいてきっちりしているのもよい。
蒼井優もやっぱり良い。
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☆パソコン帰還

2008年08月21日 20時53分20秒 | その他
修理中だったパソコンが立派に務めを終えて帰ってくる。
兄貴、ごくろうさまでした。
データも消えずにそのままだった。
あー、よかった。
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☆虎と竜と性と街

2008年08月21日 00時33分57秒 | 文学
普段は車の運転中に半永久的に流れ続ける松任谷由実の歌を聴くともなく聴いているだけで、テレビの音楽番組も(つまらないから)見てないし全く音楽に疎いのだが、数年前にソニーのウォークマンは買った(パソコンにつないで充電したり音楽を入れたりするタイプのものです)。しかしそれも音楽を聴くためではなく、英語を聞いて勉強するためだったはず。
いま調べると、僕の買ったタイプのものはすでに販売してない。当時は結構売れてたガラス瓶みたいなやつなんだけど。電化製品の遷り変わりは激しい。
まあそれはいいのだが、いまそれに小林秀雄の講演・対談とベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全十曲と古今亭志ん生(五代目)の落語を入れて聴いている。
落語など聞いたこともないのだけれど、古今亭志ん生の素晴らしさはこれまで何度か耳にしたことはあるし、小林秀雄と古今亭志ん生が似ているという話もあるのでそんなに似ているものなのかと思って聞いている。
そんなには似ていない。
しかし、なかなかおもしろい。
これまで僕と落語との接点といえば「ざこば・鶴瓶らくごのご」(テレビ番組)と「笑点」(テレビ番組)と「花とアリス」(映画)くらいしかなかったのだが、しばらくちゃんと聞いてみるつもり。
ついでに落語を題材にしたテレビドラマ「タイガー&ドラゴン」と映画「しゃべれども しゃべれども」も見てみようかと考え中。こういうあれやこれやを調べるのはとても好きだ。

ましかし、いろいろ調べるのは好きで興味は持つのだが、それの見たり聞いたりをきちんと最後まで実行するかどうかまでは分からない。
「ツイン・ピークス」も結局最後まで見れてないし、この間深夜の映画紹介番組で「セックス・アンド・ザ・シティ」のことをやっていてこのアメリカドラマに多少興味は持ったのだが、たぶん見ないと思う。長いし。
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