ダブログ宣言!

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飯塚健監督『ステップ』

2024年01月29日 23時23分13秒 | 映画
飯塚健監督『ステップ』を見た。
いくつかの、見過ごすことの難しい違和感に目をつぶればまあいい作品なのではないかと思った。
ひさしぶりに國村隼を見たが、やはりいい声。ほかの役者もみんないいと思う。
なので、あまり読んだことがないので知らないが重松清のセンチメンタルが私には受け付けられないところがあるのではないかと思う。
國村隼がまもなく死ぬことを、本人も、周りもそれが前提で話が進められているし本人に対する会話のいたるところにそういう表現があり(「もうすぐ死ぬお義父さんを娘に見せてあげてください」みたいなニュアンスの言葉)、これは嫁の立場であればちょっと止めるだろうな、または、止めるふりくらいはするだろうな、と思った。
日本でこんなことあるかな、と思うことが多かった。

最近子役に弱いので、子役がもうすこし自然にしゃべってくれれば泣けたかもしれない。
子役の後ろ姿がうちの娘に似てるなと思った。まあどこの子もあんなもんか。
それをねらって後ろ姿が多く映されていたのかもしれない。
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岩井俊二監督『四月物語』

2024年01月28日 22時42分49秒 | 映画
岩井俊二監督『四月物語』を見た。
ずっと見れてなかったがやっと見られた。
大学でひとり暮らしをはじめた頃のことが思い出される。
先輩役の田辺誠一がすごく格好良くて、松たかこが追いかけて大学に来るのが納得できる。
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岩井俊二監督『花とアリス』

2024年01月28日 14時01分27秒 | 映画
岩井俊二監督『花とアリス』をひさしぶりに見た。
娘ができてから見るとまた少し違う。
郭智博は蒼井優のことが好きになるけど、蒼井優は離れて暮らしてる父親にこっちを見て欲しいんだよね。
かわいい娘役はみんな自分の娘に似ているような気がしてしまう。
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岩井俊二監督『花とアリス殺人事件』

2024年01月28日 00時19分09秒 | 映画
岩井俊二監督『花とアリス殺人事件』を見た。
『花とアリス』が好きなのに、この映画は機会がなくて見ていなかった。
付録のような作品かと思い、そんなに期待はしていなかったのだがおもしろかった。
岩井俊二は学生時代の切なさを描くのがうまい。
平泉成が蒼井優の父親と別の人物の声を二役していて、それもとても意味ある配役になっていた。
『花とアリス』を見返したくなる。
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大塚ひかり『源氏物語の教え もし紫式部があなたの家庭教師だったら』

2024年01月27日 14時57分45秒 | 文学
大塚ひかり『源氏物語の教え もし紫式部があなたの家庭教師だったら』(ちくまプリマー新書)を読んだ。
NHKの大河ドラマ『光る君へ』がおもしろいので、『源氏物語』と紫式部について知りたいと思い読んでみた。
谷崎潤一郎の現代語訳で随分前に読んだが、もうかなり忘れてしまっている。「宇治十帖」が好きだったはずなのに、浮舟の話があまり思い出せなかった。やはりいつか誰かの現代語訳で読み返す必要を感じる。
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松永大司監督『ハナレイ・ベイ』

2024年01月22日 00時00分10秒 | 映画
松永大司監督『ハナレイ・ベイ』を見た。
吉田羊が英語を話し、ピアノを弾く。
息子を亡くして、それから毎年ハワイに行く。そして浜辺で本(フィッツジェラルド『楽園のこちら側』の分厚い洋書)を読む。
とってもいい映画だった。
言葉で言ってしまえば、失った悲しみはなかなか癒えない、とかそういうことなのだが、それが映画できちんと表現されている。ハワイの風景もよくて、ハワイに行ってサーフィンがしたくなる。浜で洋書が読みたくなる。
原作を再読する必要がある。こんな話ではなかったと思うが、村上春樹の描く核心はきちんと描けていると思う。
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横山秀夫『臨場』

2024年01月15日 00時00分42秒 | 文学
横山秀夫『臨場』(光文社文庫)を読んだ。
横山秀夫の小説はいくつか読んだことがあるが、今回もおもしろかった。
検視官の話で、警察組織の物語を興味深く読んだ。短篇集だが少し無理のある話もあった気もする。
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西加奈子『くもをさがす』

2024年01月08日 23時38分15秒 | 文学
西加奈子『くもをさがす』(河出書房新社)を読んだ。
カナダでがん治療をする話で興味深く読んでいたが、いろいろ話が飛んで、そんなにはっとするようなことを言うわけでもないので少しずつ興味を失ってしまった。勝手なことを言えば、外国での英語の苦労なんかをもう少し聞きたかった。
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カズオ・イシグロ『クララとお日さま』

2024年01月08日 02時24分25秒 | 文学
カズオ・イシグロ『クララとお日さま』(ハヤカワepi文庫)を読んだ。
たいへんおもしろかった。
語り手がAIロボットなので、たまに視界がおかしくなり、ボックス分割される。
終わりの方でこれまでの場面の思い出が混ざり合うようなところがあり、大江健三郎の『同時代ゲーム』の最後はこのような感じではなかったかと思った。
カパルディのところに吊るされているAFが不気味。
思えば最初からクリシーはクララにジョジーの物真似をさせていて、ここにつながるのかと衝撃を受けた。

お日さまの光でジョジーが回復することをどのようにとらえたらいいのかぜんぜんわからない。
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大九明子監督『ただいま、ジャクリーン』

2024年01月05日 15時10分33秒 | 映画
大九明子監督『ただいま、ジャクリーン』を見た。
短いものですぐ見れた。
腹話術って幼稚園の頃好きだったな、と思い出した。
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