『NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。 もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた』(河出書房新社)を図書館で借りた。
NHKの番組も何回かちらっと見かけたことはある。
吉田修一に興味があったので吉田修一のところを読んだ。猫に興味があるわけではないので、猫の写真がたくさん載っていたがあまり熱心には見ていない。
吉田修一の家の本棚に猫が座っている写真があり、『川端康成全集』も写っていた。吉田修一には川端康成の影響があるんじゃないかと思っていたので少し嬉しかった。
この本を読んでの収穫はそれだけ。
昔大学生の頃にビートルズのアルバムをずっと聴いていたことがあって、赤色と青色の、時間を経て同じ角度からメンバーを撮影した写真がジャケットの、二つのベストアルバムだったが、そのときにサークルが同じだった友達(女性)が「私はベストアルバムじゃなくてオリジナルアルバムで集めて聴いている」と言っていた。(オリジナルアルバムという言葉を当時使ったかどうか定かじゃないが、つまり集めたものじゃなくて最初に発売された形のままという意味。)
それで最近詩集に興味があり、読んでみたいと思っているのだけれど、死んだ有名な詩人であれば全作品が文庫で一冊とか二冊とか三冊とかで手に入る。
で、それを買うと、山のようなたくさんの詩が小さな字で300頁くらい載っていて、胸焼けしてたぶんもう嫌になってしまうんじゃないかなと思っている。
やっぱりオリジナルな形で、単行本の字の大きさ、文字の配置で読むべきで、そう読まないと続かないんじゃないか。
その人が一生かけて考えたことをいっぺんに読もうというのはよくない。やはり五年とか十年とかで編んだものをひとつひとつ読んでいくべきなんじゃないかと思う。
そう思って躊躇して結局読まないままでいる。
安くて場所を取らないことを優先しすぎるのはよくないというように最近思っている。
NHKの番組も何回かちらっと見かけたことはある。
吉田修一に興味があったので吉田修一のところを読んだ。猫に興味があるわけではないので、猫の写真がたくさん載っていたがあまり熱心には見ていない。
吉田修一の家の本棚に猫が座っている写真があり、『川端康成全集』も写っていた。吉田修一には川端康成の影響があるんじゃないかと思っていたので少し嬉しかった。
この本を読んでの収穫はそれだけ。
昔大学生の頃にビートルズのアルバムをずっと聴いていたことがあって、赤色と青色の、時間を経て同じ角度からメンバーを撮影した写真がジャケットの、二つのベストアルバムだったが、そのときにサークルが同じだった友達(女性)が「私はベストアルバムじゃなくてオリジナルアルバムで集めて聴いている」と言っていた。(オリジナルアルバムという言葉を当時使ったかどうか定かじゃないが、つまり集めたものじゃなくて最初に発売された形のままという意味。)
それで最近詩集に興味があり、読んでみたいと思っているのだけれど、死んだ有名な詩人であれば全作品が文庫で一冊とか二冊とか三冊とかで手に入る。
で、それを買うと、山のようなたくさんの詩が小さな字で300頁くらい載っていて、胸焼けしてたぶんもう嫌になってしまうんじゃないかなと思っている。
やっぱりオリジナルな形で、単行本の字の大きさ、文字の配置で読むべきで、そう読まないと続かないんじゃないか。
その人が一生かけて考えたことをいっぺんに読もうというのはよくない。やはり五年とか十年とかで編んだものをひとつひとつ読んでいくべきなんじゃないかと思う。
そう思って躊躇して結局読まないままでいる。
安くて場所を取らないことを優先しすぎるのはよくないというように最近思っている。