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萩尾望都『私の少女マンガ講義』

2021年08月29日 23時39分03秒 | 文学
萩尾望都『私の少女マンガ講義』(新潮社)を図書館で借りて読んだ。
萩尾望都がイタリアで行った少女マンガの講演と、その後のインタビュー。文庫になっているのを見て、図書館で単行本を借りて読んでみた。
萩尾望都がすごいらしいという話を大学のときに聞いて、少し読んでみたことはあるのだが、あまりピンと来なかった記憶がある。
なので、ここで語られる萩尾望都自身の作品にも、あまり興味は持てなかった。『ポーの一族』の続編も私には読めないだろうなと思う。
興味を持ったのは、よしながふみの『大奥』と小松左京の「お召し」だった。
よしながふみの『大奥』は、アトウッドの『侍女の物語』をいつか読むときにいっしょに読みたい。
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若松英輔『小林秀雄 美しい花』

2021年08月28日 19時08分59秒 | 文学
若松英輔『小林秀雄 美しい花』(文春文庫)を読んだ。
初めのほうにロダンの話があり、ロダンに興味を持った。
小林秀雄の『近代絵画』の「セザンヌ」はかたちを変えたリルケ論だと書かれているので、リルケを読むときは再読しよう。
小林秀雄の長篇の評論を『ドストエフスキイの生活』から順番に読んでいかないといけないな。これは何度も思うのだが実現できていない。
いろいろな話が出て、おもしろく読めた。
なにか瞠目するような、びっくりするような切り口の話はないのだが、よく調べているなと思える本だった。
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松田哲夫編『小学生までに読んでおきたい文学1 おかしな話』

2021年08月22日 22時12分14秒 | 文学
松田哲夫編『小学生までに読んでおきたい文学1 おかしな話』(あすなろ書房)を図書館で借りて気になるところだけ読む。小学三年生の娘のために借りてきたが、まだちょっと早いかな。
読んだのは以下。

モーム「詩人」
サローヤン「ハリー」
星新一「悪魔」
中島らも「たたみ往生」

サローヤンの「ハリー」はおもしろかった。他のサローヤンも読んでみたくなった。
中島らもの落語もおもしろかった。暇なときにまとめて読んでみたい気分になった。しかし調べてみたが、『牛乳時代 らも咄』は入手困難。読んだことはないが、中島らもが死んでずいぶん経つもんな、と思った。
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吉本ばなな『キッチン』

2021年08月22日 10時06分06秒 | 文学
夏休み限定のオレンジ色のカバーのものを見て久しぶりに読んでみようと思い、吉本ばななの『キッチン』(新潮文庫)を買って読んだ。
最初に読んだときほどの感銘を受けることはなく、こんなにあっさりとした話だったっけ? と思ったけれど、やはりおもしろくはあった。
実際に自分の周りの身近な人間が死んでみてあらためて腑に落ちるというような感じはある。
「ムーンライト・シャドウ」がいちばんおもしろいのだと当時思い、そしてずっと思い込んでいたのだけれど、いま読んでみると「キッチン」のほうが好きだった。
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谷崎潤一郎『白昼鬼語 探偵くらぶ』

2021年08月21日 17時56分10秒 | 文学
谷崎潤一郎の探偵小説ものをあつめた『白昼鬼語 探偵くらぶ』(光文社文庫)を読んだ。
このシリーズは次回は芥川龍之介を出すと書かれていたけれど、いつまで続くのだろうか。そのあとは誰を出すのだろう。私が思い浮かぶのは佐藤春夫と三島由紀夫と、そんなにもういないように思うけれど。
タイトルになっている「白昼鬼語」を読んで、映画の『ニキータ』だったと思うけれど死体を風呂場で溶かすという話があったのを思い出した。谷崎潤一郎というよりも江戸川乱歩みたいな話だった。もう区別がつかない。数年経ったらどっちが書いたものか記憶が曖昧になっているだろう。
きちんとした探偵小説が読みたくなった。
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久しぶりの『青天を衝け』

2021年08月17日 22時43分07秒 | テレビ
東京オリンピックのせいでしばらく放送されていなかったNHKの大河ドラマ『青天を衝け』を久しぶりに見た。
間がだいぶあいたのでどんな話だったか興味も薄れてしまったなと思いながら見たが、とてもおもしろく見ることができた。
明治維新はだいたいどんなドラマも小説も日本において経験するように話が作られているものだが、このドラマでは外国で、パリで、日本から伝えられる手紙により経験することになっていた。その間、ほとんど日本での出来事が描かれない。いつも出てくる徳川家康(北大路欣也)の解説もない。
何が日本で起きているのかよくわからないという感じがよく出ていた。
慶喜の弟の民部公子の不安もよく描かれていた。

吉沢亮はとても良い。
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白洲正子『お能・老木の花』

2021年08月14日 23時40分47秒 | 文学
白洲正子『お能・老木の花』(講談社文芸文庫)を読んだ。
能について書かれた、「お能」「梅若実聞書」「老木の花」が収録されている。
「梅若実聞書」に興味を惹かれて読んでみることにした。なんにせよ、その道を極めた人の言うことにはそれなりに感服させられる言葉があるのではないかと期待したが、こちらに能についての知識がないせいか、そんなにおもしろくなかった。
能に詳しいか、白洲正子に心酔している人向けかな、と思った。私向きではない。
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『暮らしのヒント集』

2021年08月08日 21時34分39秒 | 文学
書店で見かけて気になっていた『暮らしのヒント集』(暮しの手帖社)を、今の読むのにちょうど良いと思い読んだ。
読者の想定はおそらく家族のなかで家事を主に担っている女性なのだが、わりと家事について考えるのが好きなので読んだ。たくさんのヒントが短い文章でたくさん書かれていてすぐに読めた。こういうのは、実際に書かれていることを行うことも大切なのだが、読むことで心が洗われるような気分にもなる。生活をきちんとしなくてはならないなという気持ちになる。
具体的にこれをしようと思ったことは二つある。
ひとつは銭湯にたまに行くこと。近所にあるのに行ったことがない。行ってみると確かに気持ちが変わるかもしれない。
もう一つはリネンのタオルを使うこと。リネンがどういう素材のものなのかいまいちピンときていないのだが今度購入してみる。

今後もたまに取り出して読んでみるのも良いかもしれない。
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若松英輔『悲しみの秘義』

2021年08月07日 23時59分26秒 | 文学
若松英輔『悲しみの秘義』(文春文庫)を読んだ。
珍しく仕事に忙殺されて、その上テレビゲームをしていたので本を読んでいなかったのだが、久しぶりに読んだ。
前々から気になっていた本だったがいつか読もうと思っていて、ちょうどタイミングよく読むことが出来た。久しぶりに読むのにちょうど良い分量の本だった。
喉がひどく渇いているときにいきなり大量の水を飲んではいけない。少量の水を少しずつ、そんな気分。
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あつ森の夏

2021年08月01日 21時18分28秒 | ゲーム
任天堂スイッチのゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」をやりだしてから、それしかやっていない感じ。
もうそろそろ飽きてきたから、だんだんと普通の生活に戻していかなければいけない。
コロナ禍であまり外に出られない状況なので、ゲームのなかで虫取りをしたり魚を釣ったり海で泳いだりということが癒されるという気持ちはわかった。
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