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小宮豊隆『漱石先生と私たち』

2023年12月30日 01時46分09秒 | 文学
小宮豊隆『漱石先生と私たち』(中公文庫)を読んだ。
夏目漱石が登場するといつも素晴らしく描かれ、師を持つということはこういうことなんだと思うとともに、生きている夏目漱石はこのようにほんとうに素晴らしかったのかもしれないなと思った。
ほかにも寺田寅彦の話や鈴木三重吉の話もあるのにやっぱり夏目漱石の話が印象に残った。
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『アウンサンスーチー・ストーリー』

2023年12月28日 20時44分53秒 | 英語
『アウンサンスーチー・ストーリー The Aung San Suu Kyi Story (ラダーシリーズ Level 4)』(IBCパブリッシング )を図書館で借りて読んだ。
時間がかかった。あまり興味を持てなかったからかもしれない。
最後の方でリュック・ベッソンがアウンサンスーチーの映画を作ったと書いてあったが知らない。調べてみよう。
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グレン・フィカーラ監督『ラブ・アゲイン』

2023年12月23日 19時11分59秒 | 映画
グレン・フィカーラ監督『ラブ・アゲイン』を見た。
ライアン・ゴズリングを続けて見ているので、見てみた。
まったくおもしろくなくて、最後はめずらしく倍速で見てしまった。
これをおもしろいと思うという人がいることも信じられない感じだった。
昔『アメリカン・ビューティー』という映画があって、あれもさっぱりわからなかったが、ちょっと似ているかもしれない。アメリカ人の何かの感覚で、私にまったくわからない部分があるのかもしれない。
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リチャード・カーティス監督『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』

2023年12月19日 22時03分22秒 | 映画
リチャード・カーティス監督『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』を見た。三度目。
今回は初めて吹き替えで見たが、「ここはこんな話だったっけ?」と思うことがいくつかあった。やはり字幕では分かっていないことが多いように思う。基本的な設定を勘違いしていることがある。
自分の人生を使って、子どもを育てたり、父の死を経験したりしなければ、本を読んだって理解できないことがあるなと感じる。
いつも思うが、とても良い映画。
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デレク・シアンフランス監督『ブルーバレンタイン』

2023年12月17日 21時37分05秒 | 映画
デレク・シアンフランス監督『ブルーバレンタイン』を見た。
すれ違って離婚寸前の夫婦にとって、結婚前の思い出はますます輝く、というような話だった。
出ていく父親を追いかける娘の姿みたいなものが、ものすごく私には切ない。
こういう映画だとは思わずにただのラブコメだと思って見始めた。なかなか思うような映画に当たらない。
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ニコラス・ウィンディング・レフン監督『ドライヴ』

2023年12月17日 00時41分40秒 | 映画
ニコラス・ウィンディング・レフン監督『ドライヴ』を見た。
『ベイビー・ドライバー』がおもしろかったので、似たような映画かと思って見た。『ベイビー・ドライバー』のほうが好きかな。
『ウインド・リバー』と同じく復讐劇で、ちょっともう血みどろの映画みたいなものを見る体力がなくなってきたことを感じる。
ライアン・ゴズリングはかっこいい。
相手役の女優を見たことあるなと思っていたら、『わたしを離さないで』に出てたキャリー・マリガンだった。
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テイラー・シェリダン監督『ウインド・リバー』

2023年12月13日 23時57分49秒 | 映画
テイラー・シェリダン監督『ウインド・リバー』を見た。
引き込まれておもしろい作品ではあるが、だんだんこういう、いやな犯罪を描いたものを見るのがつらくなってきたな。
世の中で起きるろくでもないことはもうどう解決のしようもない。ただ駆除するだけってことかな。
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檀一雄『小説 太宰治』

2023年12月10日 23時14分56秒 | 文学
檀一雄『小説 太宰治』(小学館)を読んだ。
だんだんとおもしろくなった。
太宰治の素顔の感じが(もちろん私が知っているわけじゃないが)、よく出ていたように思う。
檀一雄が戦争に行っている間に、太宰治の仕事が評価されて少し置いていかれたような気分になるところ、は良かった。
檀一雄の最初の(?)奥さんが死んだときに、太宰が檀に葉書を書いて、

「女房が死んだなぞと、君、そんな何気ないふうの事では、いけない。大変なことなんだ」
と、そんな意味の文面だった。相変らず短い書簡の中に、人の感傷と愛情に、冴えた釘を打ち込むふうの書き方だった。
(212頁)

というところがもっとも感動した。
いいよね、太宰治、と思わせる。
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水江卓也『すぐやる習慣、はじめました。』

2023年12月10日 01時24分09秒 | 文学
水江卓也『すぐやる習慣、はじめました。』(すばる舎)を図書館で借りて読んだ。
あまり新しいことは書いてなくて、これまでの習慣化の本に書いてあったようなことを短くまとめていて、すぐに読めてしまう。
昔『小さな習慣』(スティーヴン・ガイズ著)という本を読んだときに、大体の人がいきなり始めようとするが習慣にしようと思ったらほんとにちょっとから始めろ、って書いてあって「これはいい」と思ったことがある。痛くもかゆくもないレベルから始める。この本もそれと同系列の本だろう。
ちょっとどうだろうと思ったのが、ご褒美の話で、ご褒美が目標になってそれで習慣化できるのかな、というのが疑問に思った。私自身がご褒美と聞くと「何もしないでだらだらすること」と思い浮かんでしまい、何かを習慣にするのにそのご褒美が何もしないということがうまく共存できないせいかもしれない。
だいたいこういう本を書く人というのは、人間はマシュマロを前にしたら5分も我慢できないという実験を信じてしまっているのでご褒美とはマシュマロのことだと暗に想定しているのだろうが、マシュマロなんかまずくて食えない私のような人間にはそういうご褒美の発想がよくわからない。
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ソダーバーグ監督『レット・ゼム・オール・トーク』

2023年12月09日 13時08分00秒 | 映画
スティーヴン・ソダーバーグ監督の『レット・ゼム・オール・トーク』を見た。
タイトルはどうにかならないものだろうか。邦題をつける意欲をいつのころからかなくしている。村上春樹が悪いと思う。
昔のアメリカのテレビドラマ(『奥さまは魔女』とか)みたいな雰囲気の音楽が流れて、軽い感じのものかと思ってのんびりといっしょに船旅を楽しむ感じで見る。
作家のメリル・ストリープが友人二人と甥っ子とイギリスまでの船旅に出る。
どんな映画かと言われれば、なんだかゆるい感じで物語がすすむ、ウディ・アレンみたいな映画って感じか。
旧友から「むかしのあなたが好きだった」みたいなことは言われたくないね。
最後はまったく予想できない展開だったし、あまりそれで良かったようにも思わない。どちらかといえば楽しいまんまで終わらせてほしかったという思いが残る。
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