沖田修一監督の『モリのいる場所』を観た。
このところNHKで樹木希林を見ることが多いので、ちょっと振り返ってみようと思い未見のこの作品を観た。
『ドリフに大挑戦』という昔ドリフターズがやっていたようなコントを最近のお笑い芸人がやる番組があって、なぜだか娘(九歳)がそれを録画して大爆笑しながら見ている。もう私には何がおもしろいのやらさっぱりわからないが、パイを他人の顔に投げたり、何かで他人の頭を叩いたりという事が、新鮮でおもしろいのかもしれない。最近のテレビでは確かに見ることがない。
ドリフを子どもに見せたくなかった四十年前の親たちの気持ちに共感する。
『モリのいる場所』では樹木希林がくしゃみをすると(特に加藤茶のものまねのようではないが)、みんなの頭の上にタライが落ちてくるという場面がある。
この場面と、三上博史の出演シーンはすべていらないなと思った。
監督がこの映画の退屈さに耐えられなかったのだろうか。とてもいい映画の雰囲気のある、残念な映画だった。
ちょっと前に藤子・F・不二雄の『T・Pぼん』を読んでいたらネフェルティティの像の話があり、そのすぐ後でテレビゲームの『あつまれどうぶつの森』にネフェルティティらしき像が登場して驚いた。
『モリのいる場所』で山崎努が旅館の看板を書いてくれと頼まれたのに「無一物」という自分の好きな言葉を書く画面があったが、先ほど河合隼雄と白洲正子の対談を読んでいたら「無一物」という言葉が登場し驚いた。最近そういうことが続く。
樹木希林はこの映画でカレーうどんを作っていたが、是枝裕和の『海よりもまだ深く』でも作っていなかったかなあ。
このところNHKで樹木希林を見ることが多いので、ちょっと振り返ってみようと思い未見のこの作品を観た。
『ドリフに大挑戦』という昔ドリフターズがやっていたようなコントを最近のお笑い芸人がやる番組があって、なぜだか娘(九歳)がそれを録画して大爆笑しながら見ている。もう私には何がおもしろいのやらさっぱりわからないが、パイを他人の顔に投げたり、何かで他人の頭を叩いたりという事が、新鮮でおもしろいのかもしれない。最近のテレビでは確かに見ることがない。
ドリフを子どもに見せたくなかった四十年前の親たちの気持ちに共感する。
『モリのいる場所』では樹木希林がくしゃみをすると(特に加藤茶のものまねのようではないが)、みんなの頭の上にタライが落ちてくるという場面がある。
この場面と、三上博史の出演シーンはすべていらないなと思った。
監督がこの映画の退屈さに耐えられなかったのだろうか。とてもいい映画の雰囲気のある、残念な映画だった。
ちょっと前に藤子・F・不二雄の『T・Pぼん』を読んでいたらネフェルティティの像の話があり、そのすぐ後でテレビゲームの『あつまれどうぶつの森』にネフェルティティらしき像が登場して驚いた。
『モリのいる場所』で山崎努が旅館の看板を書いてくれと頼まれたのに「無一物」という自分の好きな言葉を書く画面があったが、先ほど河合隼雄と白洲正子の対談を読んでいたら「無一物」という言葉が登場し驚いた。最近そういうことが続く。
樹木希林はこの映画でカレーうどんを作っていたが、是枝裕和の『海よりもまだ深く』でも作っていなかったかなあ。