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☆竜馬をよむ ①立志篇

2006年06月18日 19時03分22秒 | 文学
竜馬がゆく〈1 立志篇〉司馬遼太郎の「竜馬がゆく (一)立志篇」を図書館で借りて読んだ。
文庫では8冊だけれど、単行本では5冊です。「立志篇」のあと、「風雲篇」「狂瀾篇」「怒濤篇」「回天篇」と続く。二段組なので文庫のほうが読みやすいだろうと思う。しかし図書館の本は単行本のほうがだいたいにおいて状態がよいのでこれで読みます。
会話文が多いのと、改行が多いので大変読みやすい。たぶん文庫だともっと読みやすいと思う。コバルト文庫みたいなものだろうなあ。
少女はコバルト、おばさんはハーレクイン、おじさんは時代小説、で読書を愉しむものなんだなと気付いた。若い男の子はなにを読むべきなんだろう。「宇宙皇子(うつのみこ)」や宗田理を一時期、僕は読んでたけど。若い男の子をターゲットにした、ほにゃらら文庫は存在しないんだなあ。

坂本竜馬は、夏目漱石の「坊っちゃん」も思わせるけれども、なによりも井上雄彦の漫画「スラムダンク」の桜木花道を思わせる。破天荒なところと、その天才ぶり。
「竜馬がゆく」には「スラムダンク」に通じるスピード感がある。
おもしろいなあ。
竜馬が、周囲の語る尊王攘夷の思想に違和感がある感じもいいし、これからどうしようかと悩んでいる感じも共感を得るところなんだろう。
桜田門外ノ変起きる。竜馬二十六歳。というところまで。
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