猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』(中公文庫)を読んだ。
猪瀬直樹の本はおもしろくて結構読んだ時期があったのだけれど、この本は読んでいなかった。日本の戦争を振り返るついでに読んでみた。
昭和十六年に太平洋戦争が始まる前に、三十代くらいのエリートを集めて日米の総力戦について研究し、日本は負けるだろうと予測が立てられていたにもかかわらず、そしてそれを東條英機も聞いていたにもかかわらず日本は戦争を始めた、という話だった。
では誰がいつどこの段階で戦争を始めずにいられたかといえば、そこも難しく、総理大臣の東條英機も嫌々ながら戦争を始めたというようなことのようで、知れば知るほど難しいものだなと思う。
興亜観音像という南京事件で血に染まった土で作られた、日中戦争の犠牲者を弔うための観音像があるということを初めて知った。
猪瀬直樹の本はおもしろくて結構読んだ時期があったのだけれど、この本は読んでいなかった。日本の戦争を振り返るついでに読んでみた。
昭和十六年に太平洋戦争が始まる前に、三十代くらいのエリートを集めて日米の総力戦について研究し、日本は負けるだろうと予測が立てられていたにもかかわらず、そしてそれを東條英機も聞いていたにもかかわらず日本は戦争を始めた、という話だった。
では誰がいつどこの段階で戦争を始めずにいられたかといえば、そこも難しく、総理大臣の東條英機も嫌々ながら戦争を始めたというようなことのようで、知れば知るほど難しいものだなと思う。
興亜観音像という南京事件で血に染まった土で作られた、日中戦争の犠牲者を弔うための観音像があるということを初めて知った。