本の整理をしようと思い、たくさんの本を古本屋に売る。基本方針は以下の三つで大量に売ることにした。
1.二度と読まないだろう本は売る。
2.古くなりすぎて触るのも嫌な本は売る。
3.新訳が出ているものは売る。
そういえば、いつかも古本屋に売ったなと思って調べてみると、一年前くらいに売っていた(
この記事)。
今回もすっきりした。
一年に一度くらいは本を大量に売ることにしていきたい。
いま図書館から借りてきている半藤一利と加藤陽子の『昭和史裁判』(文藝春秋)を読んでいるが、よく知らない話なのでなかなか読み進まない。いまは一人目の広田弘毅の話なのだが、全く知らないので時間がかかる。しかも、広田弘毅になかなか興味が持てない。やはりこのあたりの昭和史についてよく知っているひとが読むべき本なのだろう。
城山三郎の『落日燃ゆ』は広田弘毅が主人公で、ベストセラーになった本のようで、まずはこの本を読むべきかもしれない。
城山三郎といえば、僕にとっては同じような印象の吉村昭の本を最近書店で見かけることが多く、少し興味を持っている。
城山三郎と吉村昭のどちらかを読んでみたい。
鶴見俊輔と関川夏央の対談『日本人は何を捨ててきたのか』を読んでいて興味を持った藤沢周平の『秘太刀馬の骨』を買ってきて読んでいる。
おもしろい。
藤沢周平っておもしろいんだなと思った。『密謀』を読んだときは退屈だなあと感じたのだけれど、この本はおもしろい。
誰が「馬の骨」を伝授されているのかという推理小説的なところと、鬱病の妻に対する夫の気持ちがよく表れているところのバランスが良い。暗くなりすぎず、かといってバカバカしすぎもせず、といったところ。