池田清彦の「環境問題のウソ」(ちくまプリマー新書)を取り上げたとき(ここ)に、よく意味を取りかねるコメントを書き込んでいただいた。(そういうつもりじゃないのに慇懃無礼な感じの文章になってしまうなあ。)
これはやはり池田清彦批判なのだろう。
僕はきちんと、というか、さっぱりこの本は読めてなくて、ページを急いでめくっただけだったのだが、興味を持って今度はちゃんと読んでみた。
僕は、批判をされていれば読まず、褒められていたら読む、というような素直な性格はしてないのです。(もちろん信頼できる人の勧めた本は読みますけど。)
きちんと読んでなかなかおもしろい本だったけれど、やはり数字の部分は読み飛ばしてしまった。環境問題というのはノストラダムスや2000年問題の側面があるのだと思った。世の中が悪くなるという思想にははまりやすい。
この著者の、必ずお金目当ての悪人を背後に見てしまうところがちょっとどうかと思った。
正義というのは麻薬だとあとがきにあったが、反正義も正義になってしまうので気をつけないといけないとも思った。
こういう種類の本はたまにならいいが、ずっと読み続けると世の中はすべて不正に満ちていて、官僚は悪人で、マスコミはバカで、政治家は間抜け、というふうに考えてしまう(僕はすぐなる)。で、そういう悪い所ばかりを探し求めてしまう。
いまちょっと、あまりそういう、世間の悪事を見つけることに興味がないので、池田清彦の本はやはりしばらくは読まないだろうな。
これはやはり池田清彦批判なのだろう。
僕はきちんと、というか、さっぱりこの本は読めてなくて、ページを急いでめくっただけだったのだが、興味を持って今度はちゃんと読んでみた。
僕は、批判をされていれば読まず、褒められていたら読む、というような素直な性格はしてないのです。(もちろん信頼できる人の勧めた本は読みますけど。)
きちんと読んでなかなかおもしろい本だったけれど、やはり数字の部分は読み飛ばしてしまった。環境問題というのはノストラダムスや2000年問題の側面があるのだと思った。世の中が悪くなるという思想にははまりやすい。
この著者の、必ずお金目当ての悪人を背後に見てしまうところがちょっとどうかと思った。
正義というのは麻薬だとあとがきにあったが、反正義も正義になってしまうので気をつけないといけないとも思った。
こういう種類の本はたまにならいいが、ずっと読み続けると世の中はすべて不正に満ちていて、官僚は悪人で、マスコミはバカで、政治家は間抜け、というふうに考えてしまう(僕はすぐなる)。で、そういう悪い所ばかりを探し求めてしまう。
いまちょっと、あまりそういう、世間の悪事を見つけることに興味がないので、池田清彦の本はやはりしばらくは読まないだろうな。