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ショーペンハウアー『読書について』

2013年06月30日 01時08分49秒 | 文学
ショーペンハウアー『読書について』(光文社古典新訳文庫)を読んだ。
最近あまり読書をしていないので、ショーペンハウアーに「読書をするな」と言われて、「ではそうします。自分の頭で考えることにします」と思った。
ショーペンハウアーがヘーゲルが嫌いなことが分かった。同じドイツ哲学のひとなので同類かと思ったがそうでもないみたいだ。たしかに文章はわかりやすかった。
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「あまちゃん」東京編

2013年06月26日 00時11分28秒 | テレビ
NHKの朝ドラ「あまちゃん」を録画して毎日見ている。とてもおもしろい。
クドカン(宮藤官九郎)は上手だなとよく思う。
アイドルになるために東京に行って、失望する今週の話は、大人になった人なら就職とかそのほかで誰でもわりと経験のあるようなことで、とても共感できる。とっても悲しいときにはとっても悲しいことが続く。知らない場所に行ったら必ずつらい経験をする。そんな経験は大人になった人ならだれでもしているものだと思う。
悲しいときにご飯を食べたら元気になるとか、そういうふうなことを描くので良いドラマだと思う。
しかし、北三陸のひとたちが登場しなくてさみしい。
古田新太の演じる、秋元康みたいな、ジャニーズ事務所の社長みたいな、木梨憲武のものまねするディレクターみたいな、プロデューサーがなんだかものすごい。期待できる。

英語の勉強を今週からやっている。
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森沢洋介『英語上達完全マップ』

2013年06月23日 00時14分52秒 | 英語
森沢洋介『英語上達完全マップ』(ベレ出版)を読んだ。
たぶん、この方法で勉強をしていけば英語ができるようになるんだろうな、と思った。説得力があった。
しかしそれを自分ができるかどうかといわれると疑問。
少しずつやってみようかという気にはなった。
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道尾秀介『向日葵の咲かない夏』

2013年06月22日 02時50分29秒 | 文学
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』(新潮文庫)を読んだ。
もう叙述トリックのミステリにそれほどの魅力を感じなくなってしまっているが、古本屋で一応購入していたので読んでみた。
ここまで行ってしまうと、もう何でもありじゃんという気分になってしまって、全部作家の頭の中で作った作り話じゃないかという気持ちになってしまう。
小説というのは全部作家の作り話ではあるのだが、それでも現実と結びついているか、完全に切れてしまっているかというその境目はあいまいだけれど、ある。
その境目を、私の感覚ではこの小説は超えていて、凧の糸がぷちんと切れて地上を離れて遠くに飛んで行ってしまっている感じだった。もう私には関係ない、という感じ。
それでも、叙述トリックとしては「ふうん。なるほどそういうことか」と思った。
ランクとしては5位。

1位 『殺戮にいたる病』(我孫子武丸)
2位 『ハサミ男』(殊能将之)
3位 『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午)
4位 『仮面山荘殺人事件』(東野圭吾)
5位 『向日葵の咲かない夏』(道尾秀介)
6位 『弥勒の掌』(我孫子武丸)
7位 『占星術殺人事件』(島田荘司)
8位 『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)
9位 『しあわせの書 迷探偵ヨギガンジーの心霊術』(泡坂妻夫)
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両親と私

2013年06月18日 22時44分31秒 | 育児
この間、両親が孫を見にやってきた。
子供ができるまではほとんど私の家に来ることはなかったのに、このところよく来るようになった。
子供が眠ると、することがなくなって、父親と将棋を指した。
最初は、携帯用のマグネットの小さな将棋盤でやっていた。次に、駒だけはあったので紙に線を引いてやり、最終的には近所のドン・キホーテ(という名のよろずや)に行き、将棋盤を購入した。あまり行くことはないのだが、ドン・キホーテには何でも売っている。
年老いた父親と将棋を指すなんて、なんだか夏目漱石の『こころ』みたいだな、としみじみ感じた。

昨日は録画していたマイケル・ジャクソンの特集番組を見ていて、「スリラー」のショートフィルムが流れた。それまで楽しそうにジャクソン5やらジャクソンズやらの歌と踊りを見ていた娘だったが、「スリラー」でマイケルが、自分はみんなとは違うんだと言いながら狼男に変わるときに、表情が凍りつき泣き出した。
怖い、というのはわりと早い段階で出来上がる感情なのだなと思った。
いろいろな感情は、まわりの大人から教えられて形成されるものだと、なんとなく思っていたのだが、そうでもないんだなと思った。
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西澤ロイ『頑張らない英語学習法』では頑張れない

2013年06月10日 21時08分25秒 | 文学
西澤ロイ『頑張らない英語学習法』(あさ出版)を読んだ。
英語に関する本は、英語に対して積年の恨みつらみのようなものがあるので、評価も厳しくなってしまう。
この本を読んで少しばかり腹が立った。
「頑張らない」とタイトルには書いてあるが、この本に書いてあることのどこが頑張らずにできるのか、まったくわからない。書いてあることも極めて普通。このひとの独自の学習法というものも見当たらなかった。
たいした内容がなくても、「英語を勉強するぞ」という気持ちにさせるという新興宗教的な役割もこういう本にはあるものだが、そういう気持ちにもさせてくれなかった。
この本を執筆するのに頑張らなかったという意味のタイトルだろうか、という嫌みを言いたくなる。
「頑張らない英語学習法」という本を手にとる、”もう”頑張りたくない人たちの気持ちを考えていないと思う。

英語学習の本を読もうと思ったのは、ちょっと英語の勉強をしようと思ったからで、テニスを二年くらい続けてみて、週一回でもわりと上達するものだなと思い、英語も同じように続けていればものになるのかもしれないと考えた。
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夏目漱石『行人』

2013年06月09日 21時55分10秒 | 文学
夏目漱石『行人』(新潮文庫)を読んだ。
昔読んだときは、理屈でしか世の中のことを理解できない一郎にものすごく共感したのだと思う。
しかし理屈では世の中のことはまったく理解できない。いい加減でなければ上手く生きていけない。
そんなこんなで、今回はあまり一郎に共感することはなかった。共感できるかできないかも理屈ではない。
『行人』も『こころ』と同じで最後が手紙で終わるということをまるっきり忘れていた。一郎といっしょに旅行に行ったHさんの、二郎への手紙で終わる。
夏目漱石が自分が旅行に行ったときのことやそのほか実際の生活で見聞きした出来事を小説の中によく使っていることを、今回、注を読みながら読んでわかった。あまり知らないことだった。
全体的にあまりまとまりのない小説だった。
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トム、車、本

2013年06月03日 23時10分56秒 | テレビ
この間「徹子の部屋」にトム・クルーズが出演したので、録画して見た。
トム・クルーズの新作映画「オブリビオン」について、黒柳徹子は泣くような映画じゃないと思っていたが泣いた、というようなことを言っていたが、たぶんあんまりおもしろくはないんだろうと思う。その前に「スマステ」の映画コーナー「月イチゴロー」を見たときに稲垣吾郎が、この映画はあれとあれとあれとあれに似ていて、そのひとつは「ターミネーター」と言っていた。
SF映画は過去の何かの作品に似てしまう。
映像を見る限り「オブリビオン」は、「ターミネーター」にも似ているかもしれないが、「トータル・リコール」にも似ていて、「インセプション」にも似ているのだろう。ということは「マトリックス」にも「マイノリティ・リポート」にも似ているということになる。「バニラ・スカイ」にも似ているかもしれない。
これは仕方がない。
言いたかったのは「オブリビオン」についてではなくて、トム・クルーズの英語を聞いていたら英語の勉強がまたしたくなった。
何年かに一度、英語の勉強をしようと思うのは、何かの呪いだと思う。

自動車を新しいのを買おうと思って検討している。
あまり車好きではないのだが、それでも乗らないわけにはいかないので乗っているし、古くなれば買わなければいけない。あまり乗らないので長持ちする。もう十年くらい乗っているのだろうが、我慢すれば(というほど我慢しなくても)あと十年は間違いなく乗れる。
しかし、いざ買うとなれば調べたりしてやはり嬉しくなる。「SPEC」の戸田恵梨香ふうに表現するなら、高まるっ。

本は夏目漱石の『行人』とドストエフスキーの『死の家の記録』を読んでいる。
『行人』は漱石のなかで一番好きというくらい好きだったのだが、いま読むとどこに感動したのか分からない。一郎の人物像に共感したのだろうと思うが、いまではまったく共感できない。
『死の家の記録』はどこをおもしろがればよいのかわからない。これをおもしろいと思うひとがいるのだろうか。読めないことはないが、どこに面白味があるのか分からない。もうすぐ第一部が終わる。
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