『きみに贈る本』(中央公論新社)を図書館で借りて読んだ。
新聞に連載されたもののよう。
中村文則、佐川光晴、山崎ナオコーラ、窪美澄、朝井リョウ、円城塔が順番に若い人に薦める本を語る。
短い記事なのに書く人によって随分印象が変わって、読む気になれない人のものは読めなかった。
佐川光晴のものがいちばん読めたが、薦めている本がオーソドックスなものか、または入手しにくいもので、読もうと思うものはなかった。夏目漱石の『吾輩は猫である』くらいか。
窪美澄は知らない人だが、良い本を薦める。しかし書いていることにあまり興味を惹かれない。
朝井リョウは、朝井リョウ自体に興味を持った。しばらく彼の小説を読んでみてもいいなと思った。『武道館』などから。
薦めた本では佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』が気になった。青春を感じたくなって自分が読むか、娘に青春を感じさせたくなったら娘に読ませるかするかもしれない。
それと堀江敏幸の『雪沼とその周辺』を薦めていたが、僕もこの小説がすごいと思ってしばらく堀江敏幸を読んだので親近感を持った。海外文学が苦手と書いていたが、堀江敏幸が好きならフランスの現代文学あたりを読んでみたらどうだろうか、と思った。今後の活躍を期待します。
円城塔には誠実さが感じられない。よく知らないがたぶんインテリだろう。誠実さが感じられない人のものは読む気がしない。
新聞に連載されたもののよう。
中村文則、佐川光晴、山崎ナオコーラ、窪美澄、朝井リョウ、円城塔が順番に若い人に薦める本を語る。
短い記事なのに書く人によって随分印象が変わって、読む気になれない人のものは読めなかった。
佐川光晴のものがいちばん読めたが、薦めている本がオーソドックスなものか、または入手しにくいもので、読もうと思うものはなかった。夏目漱石の『吾輩は猫である』くらいか。
窪美澄は知らない人だが、良い本を薦める。しかし書いていることにあまり興味を惹かれない。
朝井リョウは、朝井リョウ自体に興味を持った。しばらく彼の小説を読んでみてもいいなと思った。『武道館』などから。
薦めた本では佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』が気になった。青春を感じたくなって自分が読むか、娘に青春を感じさせたくなったら娘に読ませるかするかもしれない。
それと堀江敏幸の『雪沼とその周辺』を薦めていたが、僕もこの小説がすごいと思ってしばらく堀江敏幸を読んだので親近感を持った。海外文学が苦手と書いていたが、堀江敏幸が好きならフランスの現代文学あたりを読んでみたらどうだろうか、と思った。今後の活躍を期待します。
円城塔には誠実さが感じられない。よく知らないがたぶんインテリだろう。誠実さが感じられない人のものは読む気がしない。