河瀬直美監督『あん』を見た。
はじめのほうで樹木希林があんを作ってどら焼き屋が繁盛するあたりで終わったらいいかなと思う。
どうしても、不幸な話、暗い過去、のようなものを出さないと物語は続けられなくて、基本は不幸でちょっとだけ幸せ、でもまた不幸、最後にちょっとだけ希望、のようなことを河瀨直美だけではないのだけれど、やってしまう。
みんなそれぞれ不幸を抱えていますというようなことは、そんなに描かなければいけないことかなあと最近感じる。
河瀨直美はとくにそういう純文学的な傾向が強いように思う。
思っていたよりもハンセン病についての偏見が明確には描かれず、そこは現代的だと思った。表立って差別するようなことはあまりなく、ひっそり静かに差別するのが今風だと思う。
はじめのほうで樹木希林があんを作ってどら焼き屋が繁盛するあたりで終わったらいいかなと思う。
どうしても、不幸な話、暗い過去、のようなものを出さないと物語は続けられなくて、基本は不幸でちょっとだけ幸せ、でもまた不幸、最後にちょっとだけ希望、のようなことを河瀨直美だけではないのだけれど、やってしまう。
みんなそれぞれ不幸を抱えていますというようなことは、そんなに描かなければいけないことかなあと最近感じる。
河瀨直美はとくにそういう純文学的な傾向が強いように思う。
思っていたよりもハンセン病についての偏見が明確には描かれず、そこは現代的だと思った。表立って差別するようなことはあまりなく、ひっそり静かに差別するのが今風だと思う。