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感動した話

2016年01月27日 01時11分27秒 | 育児
感動といえば、先週うちの娘(3歳)が幼稚園に行きたがらず、木曜日と金曜日に休んだ。
休みたいときは、お腹が痛いとか眠いとかだるいとか思いつくありとあらゆることを言う。
月曜日の朝に、その日も行きたがらなかったのだが、幼稚園の友だちから(もちろんお母さんから)電話があり、その友だちが電話口で「いっしょに遊ぼう」と何度もうちの娘に言ってくれている幼い声を歯磨きをしながら聞いていてとっても感動した。
人付き合いにはめんどくさいこともいろいろあるが、世の中には善意があるのだ。と思った。

その友だちのおかげでうちの娘は幼稚園に行く気になり、となればいいのだが、友だちに対してうちの娘は「だるい。だるい」と電話口で繰り返していた。
なかなか心を動かされない女なのだ。
結局は騙しだまし連れて行き、月曜日は幼稚園に行った。
一度行くと平気になり今朝は問題なく行けた。
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吉田大八監督『桐島、部活やめるってよ』

2016年01月26日 23時09分30秒 | 映画
録画していた吉田大八監督の『桐島、部活やめるってよ』を見た。
この映画は評判がいいので、おもしろいのだろうとずっと期待していた。
たしかにおもしろいのだが、そんなにノレなかった感じだ。自分の年齢が関係あるのかもしれない。
昔、『櫻の園』(中原俊監督)や『花とアリス』(岩井俊二監督)を見たときとはずいぶん変わってしまったのかもしれない。なにも感動しない。
桐島が登場しなかったり同じ場面が別の視点で繰り返されるところなど興味深いのだが、それ以上の、なにかがない。東出昌大の涙にも感動しない。『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心監督)の妻夫木聡の涙には大泣きしたのだが。
ここ十数年で僕はなにかを失ったのだろう。

学校の屋上で神木隆之介がゾンビ映画を撮影していて、学校内でのゾンビ的存在である映画部の連中が本物のゾンビとなって、運動部の連中や格好いい連中を襲うのが神木隆之介に見えるシーンには少し感動した。橋本愛も噛みつかれる。
僕が高校時代に映画を撮影するような青年であったならもっと感動したのだろうなと思った。
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ユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q 檻の中の女』

2016年01月24日 02時32分09秒 | 文学
ユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q 檻の中の女』(ハヤカワ文庫)を読んだ。
とってもおもしろかった。最後のほうはドキドキした。こんなにミステリーがおもしろかったのは、ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』以来だと思う。傑作。
警察の状況と、被害者の状況が交互に描かれるが、被害者の状況のところは読むのが辛くなり、警察の状況になるとほっとする。
残念なのは、最後に犯人がどうなったのかよくわからなかったこと。たぶん死んだんだろうなあ。僕にはわかりにくかった。

このシリーズは読み続けることにする。
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小林信彦の『映画の話が多くなって』をぱらぱら

2016年01月23日 23時06分15秒 | 文学
小林信彦の『映画の話が多くなって 本音を申せば』(文藝春秋)の文庫を本屋で立ち読みし、少し気になったので図書館で借りてみた。気になるところをぱらぱらと読んだ。
映画『桐島、部活やめるってよ』について書いていたので気になったのだが、この映画は録画しているのでいつか見ようと思っている。たぶんおもしろいのだろう。
ポランスキーの『ゴーストライター』についても、いつかどこかで褒めているのを読んだと思うが、この本にも登場した。いつか見たい。
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『特捜部Q』半分くらい

2016年01月22日 01時32分09秒 | 文学
ユッシ・エーズラ・オールスン(覚えられない)の、『特捜部Q』をこのところ読んでいる。
他の本を読んでいてもちょっとずつ読んでいる。ミステリーなので早く読んだほうがいいのだろうが、図書館で借りた本とかがあり、集中して読んでいない。でもおもしろい。
テレビドラマの「SPEC」みたいな設定で、警察の地下に新設された、過去の事件を再調査する部署の話です。
久しぶりに海外ミステリーを読みたくなって読んでいる。
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宇多川久美子『薬が病気をつくる 薬に頼らずに健康で長生きする方法』

2016年01月20日 23時39分48秒 | 文学
宇多川久美子『薬が病気をつくる 薬に頼らずに健康で長生きする方法』(あさ出版)を図書館で借りて読んだ。
前半の、薬を飲むのはよくないという話は納得できた。出来るだけ飲まないようにする。
しかし、後半になって健康法の話になるのだが、あまり納得できなかった。
糖質カットダイエットは良くないが、野菜から先に食べるのは良い。プチ断食はいい。
結局自分がやっていることは良くて、やっていないことは良くない、というふうな話だった。自慢話になってることも多かったと思う。
そして最後に、自分の身体の声を聞いて、それを信じましょう、と言って終わる。
このひとの健康法を信じていいのかどうなのかわからない。私の言うことは信じるなというメッセージなのだろうか。

いろいろなひとの話を聞いて納得できることを信じていくしかないのだろう。
いまのところ、風邪薬は飲まない、健康診断は出来るだけ受けない、がんは放置、というくらいは信じられている。
しかし、健康法を語り始めるとあまり信じられる人がいない。
近藤誠が、がんになって急に身体が弱って痩せたのはそのひとが肉を食べずに野菜ばかりの食生活に変えてしまったからだと書いていて、ほんとうにそうなのだろうか、と疑問に思った。
(多くは自分が実践していることから来る)そのひとの思い込みであるのか、ほんとうにそうであるのか、なかなか見極めが難しいし、結局見極められないことなのだが、それを判断していくのは案外楽しい。
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本田直之『TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと』

2016年01月20日 21時06分03秒 | 文学
本田直之『TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと』(マガジンハウス)を図書館で借りて読んだ。
本田直之の言うように、旅に出ればいまの自分の考えが固定観念だらけであることに気づいたりするのだろうと思うが、なかなか実際に旅には出れない。
こんな本を読んで息抜きをするくらいしかできない。

普段の生活のなかでも旅をしているのだと思い込むことでちょっとくらい変化できるということもあるんじゃないかとも思った。

久しぶりに本田直之の本を読んだ。
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春日太一『市川崑と『犬神家の一族』』読了

2016年01月20日 01時18分08秒 | 文学
春日太一『市川崑と『犬神家の一族』』(新潮新書)を図書館で借りて読んだ。
よくまとまっていて、市川崑についてとりあえず知るのにちょうどいい。
『犬神家の一族』を見て、金田一耕助はなんにも解決してなくて最後にやってきて解説するだけじゃんか、と思ったが、その通りの意図で作られていることを知ることが出来た。
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市川崑監督『犬神家の一族』

2016年01月19日 23時11分50秒 | 映画
録画していた市川崑監督『犬神家の一族』を見た。
この映画をきちんと見るのは初めてのように思う。ずっと昔に親戚が集まったときに(祖父の葬式ではなかったが)たまたまテレビで放送していて、子供だったので佐清(スケキヨ)がすごく怖かった。そのときは子供なので最後までは見ていない。

見ていると、音楽のせいか『ルパン三世 カリオストロの城』を何度も思った。島田陽子がクラリスに見えてくる。
佐清はやはり怖くて、しゃべる声も怖い。
松子と竹子と梅子が白い顔をして青沼菊乃を裸にして水をかけて背中を打擲するシーンも怖い。
竹子の娘が梅子の息子(佐智)の死んでいるのを発見して青い顔になるのも案外怖い。
人間の顔の色が普段と違うと怖いということを市川崑はよく知っている。

松子の母親が伊丹十三の『タンポポ』でスーパーの商品をつぶしていたお婆さんだったことに驚いた。
『タンポポ』には詐欺師のお爺さんで中村伸郎も出ていて、伊丹十三は過去の役者へのリスペクトがすごいと最近になって思っている。

犬神佐兵衛は三國連太郎なのだが、最初仲代達矢かと思った。
最後まで見てこれはリア王なのかも、と思った。
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フローベール『ボヴァリー夫人』

2016年01月19日 22時44分33秒 | 文学
フローベール『ボヴァリー夫人』(新潮文庫)を読んだ。
ちまちま読んでいたがやっと読み終えることが出来た。
ボヴァリー夫人はレオンと不倫し、レオンがいなくなるとロドルフと不倫し、ロドルフに逃げられると再会したレオンと不倫する。また借金を重ねて首が回らなくなって近所の薬剤師の家に行って薬を飲んで自殺する。
この小説のどこがおもしろいのか僕にはよくわからない。楽しいところがまるでない。
どこが名作なのか誰か簡単に教えて欲しい。
この頃のフランス文学の名作は僕にとっては読んでもおもしろくないものが多い。スタンダールもバルザックも学生のときに少し読んだが、あまりおもしろくなかったのでいま読もうとしてもちょっと億劫になる。

途中、医者のボヴァリーにアキレス腱を切られて、脚が腫れてしまって最終的に切断しないといけなくなった不幸な男がいて、嫌な話だなあと思いながら印象に残っている。
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