金塊!

2017-04-25 00:00:17 | 市民A
福岡で奇妙な事件が起きた。金取引のために銀行から引き出した3億8千万円が強奪された(事件1)。空港でK国人が7億円持って香港に出発する寸前だった(事件2)。また昨年の7月には同じ福岡市内で金の売買取引をしようと買い付けた百数十キロ(約6億円相当)が盗まれた(事件0)。

それぞれ、理由がよくわからないことが多く、事件0では、金の売買を目的に現物を購入と言っても金は国際相場で価格が決まるし、購入する側から見ると、買値と売値では買値の方が高いので、そもそも金を右から左へ動かすと損をする。何か特殊な取引を連想させるし、そもそも盗まれた金塊の量がどれだけだったのかも第三者には見えない。もし、密輸入品だったら消費税8%が未納なので、その分が売買差益になるともいえる。

事件1だって、札束を大量に運ぶなら、そもそも銀行の地下駐車場を使えばいいのに、コインパーキングも変だし、一人でする仕事にも思えない。

事件2についていえば、事件0との関係はないということになりそうだが、そもそもなぜ札束なんか4人も入国させて運ぶのか。こちらは出所不明金のような感じも漂う。

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むしろ、目下の世界情勢の緊迫に伴い、金価格が上昇していることが金塊由来の犯罪の遠因と思われるのだが、こともあろうに大新聞の夕刊に金属加工業者がCMを打っている。

『金塊分割』

1キロの金塊を、100gずつ10本に小分けして170,000円の加工賃だけでいい、という内容だ。(田中貴金属は162,000円)

金塊なんか大きな方がいいと思うがダイヤモンドと違って、大きさは価値とは連動しない(1キロ金塊も100g金塊10本も同じ)。

背景には、マイナンバーと相続税対策があるらしい。金の売買の際、ある金額を超えるとマイナンバーを書かなければならない。また購入時価格と売却価格で益が出る場合、譲渡益が課税対象になる。

そして、100g単位の金塊(46万円)だと、相続、贈与、売却益などで有利になるわけだ。

相続時 そもそも現物渡しなので、記録に残らないことが多い。
贈与  年間100g二枚ずつ譲渡すればいい
売却益  売却益から50万円を控除できるので、そもそも100g(46万円)ではゼロになる。

ということだそうだ。


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