寺家ふるさと村に桜を求め

2017-04-19 00:00:00 | おさんぽ
今年の桜は関東地方ではあっという間に咲き、おっという前に散った。

うっかり見損なったので、山がちな場所に見に行く。といってもそう遠い場所ではなく、車で20分位のところにある『寺家ふるさと村』。寺家は「じけ」と読む。ふるさと村と言っても村ではなく、横浜市青葉区寺家町にあるイメージ上の「村」。山があり、田畑があり、名産の梨やぶどうや柿の即売所がある。

山があるので桜がある。

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全国の熊野神社チェーンの一つが桜の名所である。既に桜吹雪状態だ。山を登る階段を上って神社に少額お賽銭を寄贈。しかし、後から階段を足早に登ってきた作業服姿の現場監督のような人が、かなり熱心に何かを祈り始めた。何をしでかしたのだろう。事件でなければいいのだが希望的予想はたいがいはずれるものだ。

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そして、足を進めると、水車小屋が現れる。水車の動力で餅つきをするそうだ。菜の花が美しいが、1ヵ月前にもっと立派な菜の花畑を房州でみたばかりだ。

水車小屋の裏手の山道を登ることにする。事前調査では、危険生物として、やまかがし、スズメバチ、ヌルデとなっている。春なのであちこちでガサガサと音がしてこわい。

やまかがしというのは、山の中にあるかかしではない。それでは山田うどんになってしまう。毒蛇だ。ヌルデは白膠木と書き、ようするに触るとかぶれる。


小川のほとりには、看板があって、「貝のカワニナはホタルのエサになります。生物を大切に育てて夏には皆さんでホタルを鑑賞しましょう」と書かれている。カワニナは「エサ」であって「生物」ではないみたいだ。この矛盾、気づかないのかな。