海の博物館(勝浦)

2022-01-09 00:00:29 | 美術館・博物館・工芸品
勝浦の海中公園に隣接した『海の博物館』。千葉県立博物館の別館となっている。大多喜城も別館となっている。余計なお世話だが、普通の日本語では別館(アネックス)というのは本館の隣にある建物のことなので、千葉市にある県立博物館に行って、近くを歩きまわってもたどり着かない。どうしてもわからないのでタクシーに乗って「海の博物館お願いします」と言ってしまい、ひと眠りすると、1時間半ぐらい経って荒波が磯を叩く音で目が覚めるだろう。



建物は地味な感じで、展示は千葉県の海の生物が中心。千葉には珍しいものは何もないだろうと思うだろうが、昨年の末にはイソギンチャクの新種や新種のノリが発見されている。単純に「新種見つけてオメデトウ」というべきか、海底に異常な動きがあって新種生物がどんどん日本に近づいているという「危険サイン」とみるべきか。いずれわかる。



そして、大型展示としてはツチクジラ。16メートル程度のクジラで中型クジラの骨格が中庭に展示されている。説明を読むと、外房の和田沖で捕獲されたものとなっている。つまり千葉県は和田浦が捕鯨のまちになっている。無論、大きな声では語られないが、現地の和田浦に行くと、道の駅がクジラ中心になっていて、様々なクジラ料理が食べられるようになっているそうだ。

展示されたクジラの骨だが、解体して肉を取った後の姿なのだろう。