将棋ブームが去るシナリオ1

2022-01-01 00:00:42 | しょうぎ
2021年の将棋界は藤井聡太九段がタイトルの数を増やした1年だった。2冠から4冠へ。おそらく22年は6冠になり23年には8冠ということだろう。過去の大名人のように防衛戦は3勝2敗とか4勝3敗でいいのだからタイトルを手放すのはずっとずっと先だろう。

問題は二番手ということになる。藤井八冠に挑戦するチャレンジャー争いというのが一つのテーマとなり、羽生時代のように同年代の棋士たちが次々に挑戦というのならまだいいが、不幸にして二位争いに決着が付き、毎回同じ対戦者のタイトルマッチとなり、毎回藤井八冠が防衛するというようなことになれば、興味は激減してしまうだろう。昔、大山康晴名人の頃も結局は二番手が二上達也九段ということになり、盛り上がりがない時代になった。

現在のところ、肉薄できそうなのは同学年の伊藤匠四段、年上の服部慎一郎四段ということなのだろうが、なんとなく二番手候補といった感じがする。

さて1月18日出題作の解答。








よくある1二金 同玉 3一角成の筋のようには進まない。3三角の利き筋に香車がいるからだ。


今週の問題。




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