普賢菩薩像、修復中

2022-01-23 00:00:38 | 美術館・博物館・工芸品
月刊「経団連」は日本経団連が発行している月刊誌だが、表紙には東京国立博物館の収蔵品の画像が使われている。ある意味、表紙と内容の重みがアンバランスと言える。



昨年12月号の表紙は、国宝「普賢菩薩像」。白玉色の普賢菩薩が六牙の白い象に乗って現れ、『法華経』を護持するものを救済するという。作品は数多くあるが、本作は平安時代の作と言われ現代に伝わっている。何といっても戦後、絵画の国宝第一号になっている。

詳しい出自は明らかになっていないが、大和の寺院に大陸から伝来したものとも言われる。

現在は、「紡ぐプロジェクト」という予算が付けられ100年ぶりの修理中とのこと。

タイ国で白くない象に乗ったことがある。背の高い象の背中に箱のような座を作って乗るので、非常に地上高があって怖い。上から目線になるがいいのだろうか。いいのだろう。