迫力あり過ぎの鴨川シーワールド

2021-12-24 00:00:38 | たび
千葉県の鴨川に水族館があって、イルカショーをやっているのは知っていたが、そういうものは品川とか江ノ島でもみたことがあって、それほど大きな期待はしていなかったが、シャチによるナイトショーがあるという情報があり、宿泊地の御宿から見に行った。



まず、水族館部門だが、なかなか良いと思う。基本的には海生哺乳類を中心としている。アザラシは珍しくはないが、かなり目線の高さで泳ぐ状態を見ることができる。



ペンギンは給餌時刻だったが、不思議なことに飼育員に群がるのではなく、一羽ずつ順番に待っている。列を作るのはペンギンの特徴なのだろうか。

そして、フランスではもうすぐ禁止になるらしい海生動物の芸が次々に始まる。カタツムリや羊の脳を食べる習慣はそのままだろうに。



最初はシャチが登場。芸をするというかジャンプとかパフォーマーを背中に乗せて泳ぐとか、わざと水しぶきを上げて、濡れてもいいという席にすわっている人間に塩水をぶちまけたりする。ある意味、昼のショーは予行演習のようなものかもしれない。



さらにアシカ。人間と同じようなサイズの動物なので、ちょっとしたファミリーショーとなる。一家四匹のショーで人間の家族のようなストーリーを演じる。逆立ちまでやってみせるが、少し可哀そうだ。



次は、イルカショー。他の水族館のイルカよりも筋肉が多いように見える。ジャンプが力強い。しかし、見るたびに思うのだが、空中に飛び出す高さは驚異的だ。泳ぎの得意な水泳選手でも空は飛べないだろう。

そして、ナイトショー。海辺であり水槽の先は太平洋。空に飛び出したシャチやイルカはどうしても海を見てしまうのだろうが、どう思っているのだろう。密かにジャンプアウトを狙ったりしているのだろうか。いや、やはり終身雇用制の方がいいと思っているのだろうか。両方いるのだろう。



昼間のショーでも水をまき散らしていたのだが、夜になると更に遠くまで水幕を拡げる。濡れたくない人の席にも容赦なく海水を浴びせる。しばらく観察すると、シャチが背中から着水する時に大きな水幕が飛んでくることがわかったのだが、既に時遅しだ。

2か月前に買い替えた自動運転レベル1の車の席に塩水のついた衣類で座るのは嫌だと思ったのだが、幸運にも読み終えた2日前の新聞紙を見つけ、シートに敷き詰めて宿に帰る。途中のレストランで海鮮料理を試そうかともくろんでいたが、結局、濡れた服で国道沿いのコンビニで焼肉弁当を買うことになった。泳いで上陸したスパイのようだが、現在のところ、太平洋の先の方には敵国はいないはずだ。