亀山湖から濃溝の滝

2021-12-15 00:00:08 | たび
千葉県南部の旅は、養老渓谷の次に亀山湖へ。ダム湖である。昭和46年から10年かかってダムが完成。亀山湖としてレジャー用に使われることになる。一方、工業用水としての意味は、徐々に薄らいできているようだ。



日本で最も遅い紅葉が見られるというのは、少し信じがたいが、紅葉率はまだ高くなかった。そもそも山一面が赤や黄色になるのだろうか。森の木が全部広葉樹ということはないのではないだろうか。真偽を調べるには一ヶ月ほど滞在しなければならないが、近くにはレストランもコンビニも見当たらないが温泉旅館はあるようだ。

そして、少し走ると最近有名になった濃溝の滝のある清水渓流公園に着く。道の駅のようだ。



実際に有名なのは、濃溝の滝の方ではなく、50メートルほど上流にある亀岩の洞窟の方だ。

洞窟(トンネル)から漏れ出す光が水面に反射して横向きのハート型を照らす光景が神秘的だそうだ。



ところが、その洞窟の角度と太陽の位置の関係で、ハート形に輝くのは、毎年の春分・秋分の前後の数日で時刻は朝6時台だそうなので、こちらは真偽を調べるには半年間調査しなければならない。

しかも、実際に写そうとすると、よく画像で紹介されるトンネルの向こうまで覗ける位置まで行こうとすると、水の中に入らないといけない。水に入らないギリギリの川岸で腕を伸ばしてもトンネルの3割ぐらいは向こう側が見えなくなってしまう。「撮影カメラマン残酷物語」なのだろう。



そして公園内には、これもよく紹介される千寿の湯という温泉がある。男女別の温泉場は前面が全部ガラス張りで渓谷を見下ろすことができる。湯は非常に気持ちのいい湯質で、一人だけで独占利用することができた。貸タオルも無料だ。難を言えば更衣室が廊下から扉一枚なので(男性用)、誰かが入ってくるときに引きドアが開けられると廊下から見えてしまう懸念があることだ。

そして懸念通りのことが起き、次の男性客がドアを開けるタイミングを見計っていたかのように中年の女性に湯上りの姿を覗かれたような気がした。

勝浦朝市を覗く

2021-12-15 00:00:01 | たび
日本三大朝市といわれる場所がある。

輪島 勝浦 飛騨高山(宮川)だ。日本人はよく日本三大〇〇と決め込む。日本三大ガッカリ、というのまである。

ただ、朝市に限れば、おおむねこの3ヶ所が挙げられる。ただ、輪島にはかつていったことがあったが、台風接近中のうえ、前夜に大きな地震があったりでほとんどの店が休業していた。



そして勝浦だが、行った時間が遅かったのか、そういうものなのかは知らないが朝市通り(月の前半と後半では少しだけ場所が異なる)は比較的閑散としていた。歩いた感じではカツオとかブリとかが格安な感じがしたが、旅の途中で、生のカツオ1本を買うわけにもいかない。

思い出したのは、最初に入った会社で、静岡県の焼津を担当していた営業担当者が得意先から生のカツオを一本いただき、それをすっかり忘れて炎天下の青空駐車場の車の中に二日間置きっぱなしにして、営業車を1台廃車にしてしまったこと。そういえば、焼津では漁師の水揚げの中から現物がピンハネされていたニュースがあったが、当時からそういうことがあったわけだ。



ということで、早めの昼食というか遅めの朝食ということで、新鮮広場の食事処に入る。色々迷った結果、二色丼をいただく。マグロの漬けとイカの刺身を半分半分にしてある。これとブリの漬け丼と迷った。三色丼にすればいいかもしれない。

要するに漁港の魚は旨いということだろう。こういう地域で育ち、大きくなって東京で生活すると、東京の魚はまずくて食えないだろうな、と思ってしまう。

ところで、最初に書いた「日本三大朝市」だが、八戸、月島、高知の朝市も有名だ。高知の朝市には行ったことがあるが、かなりの規模である。ただ、三大の中に入らないのは当然なのかもしれない。輪島、勝浦、飛騨高山の朝市は原則は毎日開催なのだ。