勝浦海中展望塔で覗いた海

2021-12-16 00:00:18 | たび
勝浦の海岸は岩だらけだ。千葉県の外房も北の方は九十九里海岸のように長い砂浜で地引網とかやっているが、南部は崖の連続。海中公園に向かう空中回廊は風速10メートルを超える強風で、なかなか怖い。



注目すべき第一点は周辺の崖。地層がはっきり読み取れる。このあたりはおおむね水平の地層だが、房総半島の中の方、養老渓谷あたりは川底に地層がある。つまり90度横倒しになっている。県内最高高度が300m級の山で、沖縄に次いで平均高度の低い県だが、地層は荒れ狂っている。



そして小型の灯台のようなタワーが海中に立つが、灯台と全く違うのは、場所が海の上。そして本体は海中にあるわけだ。逆さ灯台ともいえる。らせん階段が100段ほどあるので、下りるのも上るのもかなり疲れる。(場所は言えないがもっと深い竪穴に潜ったことがある)



階段を下り切ったところには周囲に円形の窓があって、魚が泳いでいるのが見える。あいにく水中の透明度が低く、岩場に生息する貝や蛸が見えないため、入場料は割引だった。透明度によって入場料が変わるというのは合理的で、〇〇タワーというような施設では是非検討願いたい。



群がっているのはエサの入っている籠の周り。努力しないでもエサが手に入る場所に魚も集まる。人間界でも、そういう種類の仕事の方々もある。


しかし、魚から見ると、我々人間が檻の中にいる見世物のように見えるわけだ。人間動物園。