ままかりふりかけ

2014-02-14 00:00:08 | あじ
「ままかり」は特に岡山県の名産魚である。いわし程度の大きさのさかなで、基本的には一度焼いてから酢につけるという変わった調理法をとる。

岡山の料亭ではよく出されるのだが、調理の腕を試されるという魚で、「うまい」か「まずい」かどちらかになる。とはいうものの、実際、地元でも好きな人は少ないような気がする。

不思議な話だが、「ままかり」という名前の語源だが、「あまりに美味過ぎて、隣の家にご飯を借りに行く」というところから「ままかり」となったと信じられている。

で、現代では、それほど好かれていないこの魚の調理法に、新たなジャンルが登場した。


ふりかけ。

mamakari


岡山県漁連が考え付いて商品化した。

実際、かなりいける。

焼いて酢につけるというのよりも、私は好きだ。これだと、文字通り、ご飯のお代わりになりそうだ(太るからがまんするが)。

もしかして、元々「ままかり」は、半生に乾かしてから、ほぐし身にして、ふりかけにしていたのではないかと、ふと感じる。