火星移住希望者募集!

2013-01-21 00:00:41 | 市民A
オランダに本拠を置く非営利団体「Mars One」が、2023年に人間を火星に移住させることを計画しているそうだ。ナショジオはじめいくつかの報道がある。

Mars Oneは1月8日(現地時間)、火星移住者の応募要件を発表した。応募者は何よりもまず、「強い目的意識、健全な人間関係を構築および維持しようとする意思、内省する能力、および信頼できる能力」を持っており、「快活で、適応力があり、好奇心が強く、創造的で、機知に富んでいなければならない」とされている。また、18歳以上でなければならない(年齢の上限は無い)。

最終的に選ばれた人たちは、4名から成る複数のチームに振り分けられ、2022年9月の旅立ちに向けて、少なくとも6チームが準備を進めることになるという。ただし、赤い惑星に向けて最初に旅立つチームは1つのみで、そのチームは民主的なやり方で決定される。

出発前には少なくとも8年間の訓練が行われる。その内容は、作戦のシミュレーション、移動が制限された環境での訓練、電子機器の修理方法の学習、基本的で重要な診療技術の習得などだ。

Mars Oneでは、2016年から必要物資をロケットで火星に送る作業を始める計画だという。送られる物資には、予備の部品、2台の惑星探査機、人間の到着後に組み立てて基地にできる住居ユニットなどが含まれる。

ただし、これは片道旅行だ。火星に到着したら、地球に帰る計画はない。


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片道旅行

なんとなく怖そうな表現だが、そういう例はたくさんある。たとえば、メイフラワー号でアメリカ大陸に向かった人たち。オーストラリアに島流しになったイギリスの囚人。維新後、斗南に送られた会津藩士とか。遣唐使の阿倍仲麻呂とか。

もっともボッタクリ老人ホームに送られて、人生の最後に一挙に貧乏になるのも同じことなのかと思う。

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つまり、老人ホームなんかいかずに、火星に行って、緑の星である地球を見ながら郷愁の一首でも人生の終わりに読むのもいいものかなあと思ったりする。

とはいっても、謎の小惑星が地球に衝突して、火星より先に宇宙空間から消滅してしまうかもしれず、その場合は見える星が一つ減ってしまうのだ。


ただ、2022年出発ということは、10年後。ついのすまい選びは、もう少し先にキメたいかな・・