将棋世界から足?

2013-01-12 00:00:37 | しょうぎ
先週、「遠隔操作ウイルスによる真犯人」が出題した詰将棋について、「専門誌(詰将棋パラダイス誌や将棋世界誌)のレベルにはない」と断定してしまったのだが、実は将棋世界誌2012年1月号に掲載されたものと同一ということが判明した。約1年前に世間に登場した問題である。発行元と作者にはお詫びするしかない。

その後、真犯人は江ノ島の猫に首輪を付けたということで、ついにバーチャルの世界からリアルの世界への糸口を与えた。もちろんリアルな世界ならすぐに見つかるものでもない。古くはグリコ・森永がそうだった。

それで、将棋世界誌からの引用というのも、よく考えると他のクイズと異なって、ネット上で足跡を付けずに手に入れることは難しいじゃないかと、思うわけだ。将棋世界電子版とかあるのだが、まさか買うわけにはいかないだろうし、さらに雑誌自体も、めったな書店には置かれていない超レア雑誌である。宅送で買っている人が多いはずだ。最近は図書館にすら限られた場所にしかない。

なんとなく、横浜の小学校とか江の島とか神奈川っぽい匂いもするのだが、もしも「真犯人」を生け捕りすることができたら、将棋世界の問題を入手した方法を知りたいものである。(単に、古紙回収の雑誌の束から失敬かもしれないけど)

もっとも動機がわからない以上、果たして重大な罪名を被せることができるのかどうか、よくわからないわけだ。警察に対する冤罪の怨みという説も出ているのだが、まさか冤罪で無理やり逮捕したカテゴリーを洗っていることはないだろう。


さて、12月29日出題作の解答。

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2手目の変化が正解をなぞってしまうという指摘があったが、なかなか修正できないでいる。持ち駒の香二枚のうち、一枚は歩でもいい。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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即席で会社の昼休みに作る。

最終手は、一手前の玉型の応手で分かれるので、あと2手延ばして決着付けようかどうか思案中。

手数のヒントだが、『先代の反対を押し切って外国人と結婚した男性は、名古屋出身の名家の何代目当主になるのか(あるいは、なれないのか)』。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。