本当にバッテリーメーカーのせい?

2013-01-18 00:00:23 | 市民A
B787には何度も乗っている。本当の理由は機内で見ることのできる「嗚呼!なみだメシ」というムービーが好きであるからだ。有名人が人生のある局面で食べた、涙がこぼれそうな料理を紹介するわけだ。このまま、飛行機が廃止されてしまっても、ムービーだけはシリーズ物にしてDVDで発売してもらいたい、と希望しておく。

787


それで機体トラブルだが、バッテリーの発火である。日本製(GSユアサ)のリチウム・イオン電池である。では、責任の所在はバッテリーメーカーかというと、そうは断定できないわけだ。

もちろん、バッテリーに不純物が混入していた場合は問題なくバッテリーメーカーのせいだろう。

しかし、実は、本来、リチウム・イオン電池を飛行機に積み込むこと自体が問題ではないかという声が聞こえてきている。

燃えやすいのである。内部には軽油などと同じ石油系製品が含まれている。さらに、電池内部を減圧しているのだが気圧の変化には弱いそうだ。今年の1月1日より飛行機での電池の輸送についての基準も厳しくなっている。

さらに、以前からリチウム・イオン電池の輸送に起因すると疑われる航空機事故が何件かあって、いまだに解決されていないようだ。

つまり、「もし、リチウム・イオン電池を使うべきではないのに、それを機体に使っている」としたら、機体設計ミスという範疇に入るのだろう。


実は、最初に787に乗った時に、イヤフォンが壊れていて、不安な予感があったのだが・・考えてみれば、機内で火事があっても墜ちなかったというのは、十分評価できることかもしれない。(脱出用シュートの角度がきつく、けがをした人がいるらしいが、救命ボートの数が足りなかったタイタニック号のことを思い出させてくれた)