異端メニューで幸せな気分に

2012-09-07 00:00:34 | あじ
夏が終わってもスターバックスではフラペチーノが売れるという予想外の展開になっているそうだ。なんとなく思うのだが、コーヒーでは各種ライバルチェーンを振り切っていないけれど、フラペチーノの世界では単独唯一のチャンピオンだからからなのかもしれない。

以前は、キャラメルフラペチーノを好み、その後ダークモカチップに代わり、最近は「ソイストロベリークリームフラペチーノ」にこだわっている。

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ところが、このメニューだけど、まったくカフェ的じゃないわけだ。コーヒーでもティでもココアでも抹茶でもない。あえていうと、豆乳のわけだ。これが異端性のその一。

実はソイとストロベリーというのは意外なほどしっくりとなじむように感じる。もしかしてニガリを入れるとイチゴ豆腐になるかもしれない。生クリームでこれを作ると、不二家のショートケーキの味になるのだろうが、それでは幸せな気持ちになれない。

スッと引き甘み。さっぱりした食後感。なんとなく崩壊へ向かう国の住民の気持ちを安らかに保ってくれるような感じが漂う。

そして異端性その二の話。

スターバックスのホームページを世界32カ国分開いて、これと同等のメニューを探すと、これが見つかる。

ストロベリー&クリームフラペチーノ


米国のメニューと世界中が同じだ。ソイクリームなんてものはどの国にもない。もちろん南コリアにも中国にも。

日本は世界の孤児なのだ。携帯電話だけじゃないわけだ。

とはいえ、スターバックスが本格的に北米から飛び出し、世界に進出したのは、日本からだったということも書いておきたい。