ゴルフでわかる人格

2011-07-14 00:00:18 | スポーツ
野球と異なりゴルフでは、めったに空振りは起こらない。空振りとは、ボールの上をクラブが通り抜けることだが、ボールは動かないのだから、めったに空振りにはならない。超初心者ならあり得るが。

ところが、今月初めのゴルフで2回も空振りしてしまった。連続空振り。野球みたいだ。



なぜかグリーンを狙った一打が右側にはずれ、斜面を転がっていき、バンカーに落ちる前にラフで止まる。いかにも中途半端。この左側に大きなグリーンがあるが、ピン方向にかなりの下り斜面であり、その先は池である。さらに、ラフの窪地にあり、スピンはかからないだろうし、

高等テクニックが必要なのだろうが、空振りをしてしまった。それも2連発。打つ前に嫌な予感がしたので、撮影しておいた。思えば、パターを使う手はあったかもしれない。

で、私の場合、空振りをした場合、かならず、「空振り」とその場で自己申告することにいている。

実は、空振りしたあと、「今のは、素振りをしただけ」と申告しない人がいる。初心者だけでもない。だが、素振りと空振りの差は、見ていればわかる。だから、ちょっと人格を疑うことになる。

さらに、スコアをごまかす方法というのは、深いラフや林の中に打ち込んだ時などに発生する。キャディ用語では、「ボールを産む」というらしいが、ボールが見つからないとロストになったり、OB扱いとなり、2打を失うため、捜索中にこっそりポケットから別のボールを取り出して、そこで見つけたことにして、プレーを続けるわけだ。

ボールが新品になったり、別のメーカーになったりするので、キャディさんは、グリーンでボールを拭く時に気付くらしいが、見て見ぬふりをするしかない。

どれくらいの確率でそういうことが起きているのかわからないが、結構、ラフの中に見つかりそうなボールが残っていることがあるので、結構、産み落とす人はいるのだろう。

同じような手口が、捜索中に見つけた他人のボールを自分のボールのように打ち始める人。前述の不正に産み落とされたボールによって、あるはずのない迷子になったボールかもしれない。この場合、ほとんどが別のメーカーのボールになるわけだ。

こういう人たちのためにささやかな抵抗をするため、捜索中にボールを見つけた場合、まず、そこにあるボールと違うメーカー名を言うことにしている。

葉 「ボールありました。タイトリストでしたか?」
A氏「そうタイトリスト」
葉 「ここにあるのは、ナイキですね」
A氏「あっ、ナイキだったはず」

まあ、接待ゴルフで、接待する側になった場合、「スコアに不審があっても、黙っておくこと」と若手社員にあらかじめ、言い渡しておくことが重要になるわけだ。

そして、こういうウソの付き方だが、似たような例があるような気がしていて、数分間考えていると、はたと気付いたのだが、我が国の総理大臣と同じ。ちょっとヘタル。