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50ページほどの絵本仕立てのこの本の本当の著者は不明で「プラネット・リンク編」となっているが、それが何者なのかはわからない。定価2割引の800円で買ったときに、販促品の山をプレゼントされたことも怪しい。まあ、ブックフェアは「わけあり本」が販売されるところだから・・
さらに、この本でワンガリ精神として紹介されるのは、「もったいない」は3つのR「reduce(削減)」、「re-use(再使用)」、「recycle(リサイクル)」を同時に表す言葉、と書いてあるが、国連演説では「repair(修理)」と合わせて4つのRと言っていたのだから、さらに怪しい・・
ということで、どこの誰がこの本を書いたのかわからないのだが、ここにでてくる日本人のモッタイナイ話を紹介と批評してみる。ただし、本文と写真は僅かな量なので、本を全部写してしまうと、著作権法違反になるはずだ(仮に正式な著者がいればだが)。そのため、ごくかいつまんで順に書く。
そして、長くなるので、2回シリーズにわける。
1.ごはんを最後の一粒まで食べる。
これは、作った人々の大変な苦労がつまっているから、もったいないそうだ。
作っている人達のグループが、謙虚な組織だったらもっといいのだが・・
2.魚を頭から尻尾まであますところなく食べて来た
すべてを食べつくすのは、日本人の慈悲の宗教的精神によるそうだ。
エビフライのシッポを残すのは、無宗教者なのだ。
3.風呂敷はポリ袋よりおしゃれ
どんなものでもたった1枚で包み込める魔法の布だそうだ。
時代劇ではかならず御用商人が紫色の風呂敷包みを持ち歩く。
4.「おさがり」は最近忘れられようとしている
「ケチ」ではなく、「リユース」の精神だそうだ。
こどもの「おさがり」パソコンを使うパパ。
5.コンビ二で廃棄処分になるお弁当は1日520トン
1日に17,000人が飢餓で死んでいるそうだ。
で? セブンとローソンの差は廃棄弁当を店主が自分で食べるかどうかだが。
6.放置した自転車を回収するのに1万円以上かかる
最後まで使い切らなければいけないそうだ。
壊れるまで乗るのは危険。自転車の粗大ごみ回収を無料にした方が結局安くなる。
7.傘を修理して使う人がいなくなった
中国製の使い捨て品ばかりになり、傘の修理などの伝統の技が途絶えそうだ。
傘張りは下級武士のなりわい。誰でもできるはず。中国のせいにしないこと。
8.きものは究極のリサイクル衣料
仕立て直して、親から子、孫へと何世代にもわたって着続けるもの。
「きもの」の引継ぎの前に「少子化対策」では・・
9.アロハシャツのルーツは日本
80年前に日本人がハワイにもっていった「きもの」を気候にあわせたもの。
アメリカ人への優越感? 意味不明。
続く、次回へ