保険には、生命保険と損害保険とがある。最近は、二つは限りなく近くなったのだが、それでもどちらも取り扱いには募取法という法令があり、契約するには有資格者があたらなければならない。実は、私も損保の普通資格を持っている。また、外資系の生保会社に入社しそうになったこともあり、それなりには詳しいのだが、最近、ペットを対象とした保険があるらしい。自宅にペットがいないこともあり、ノーケアだったのだが、何かの間違いでパンフレットが送られてきた。読んでみると、あくまでも擬似保険制度だ。共済会。
そして、パンフレットを読んでいると、「人間用の医療保険」と「自動車保険や地震保険といった損害保険」と「健康保険制度」とを、足して3で割ったような仕組みになっている。対象は、犬、猫、鳥、うさぎ、フェレット。問題は、鳥だが”だちょう”や”コンドル”や”ペンギン”は対象外。要するに鳥かごで飼うものだけのようだ。
そして、病気でもケガでも医療費の50%が払い戻される。この制度は健保風だ。さらに、掛金は細分化される。そして基本掛金の計算は、なぜか、全国を3つの地域にわけている。発病率の違いだろう。掛金が高い(つまり発病率が高い)のは北海道、東北北部、首都圏、京都、愛知など。逆に掛金が安いのは、ローカル県だ。地震保険風。そして、ペットの年齢によって、掛金は高くなるのは生命保険風。
そして、申し込み書を見ていると、申込者は飼い主となる。飼い主の欄には押印欄があるのだが、ペットの欄には名前を書く欄がある。もちろん押印欄はない。そのかわり全身写真と体毛3本提出のこととなっている。DNA登録するらしい。本人確認は人間以上だ。なんだか、いいのだろうか。例えば、東京で犬1頭分に必要な掛金は、月額約2,000円である。詳しくはアニコムのホームページで・・
ところで、ペットの頭数を調べているうちに奇妙な現実に気づいた。ペットフード協会の調査では、2004年の国内の、犬の頭数は1,250万。猫は1,170万だそうだ。この二つの動物の平均寿命はおよそ10年であると仮定すると、毎年生まれるこどもペット頭数は、犬、猫ともに年間110万から120万頭ということになるのだが、奇しくも、ほぼ同数の人間のこどもが産まれているのだ。逆に考えれば、何らかの理由でこどもが少子化に向かうことによりペットが増えているのではないかと因果関係を考えてしまう。ペットフード協会のデータは細かいので、何らかの意味を読もうとするならあたってみるといい。
しかし、本来は、このペットの増加には問題があるのだ。つまり、地球温暖化との関係だ。ペットには、三つの問題がある。
1.ペットそのものがCO2を発生させる
つまり、酸素を吸って、炭酸ガス(CO2)を排出するわけだ。植物の逆の効果がある。また、排泄物も、たいがいは袋に詰めて、生ゴミと一緒にごみ焼却場行きになる。
2.ペットフードが必要になる
そんなに、贅沢なものでなくても、ペットは食事をする。そして、その食事を用意するまでのエネルギーは人間用とほとんどかわらないはずだ。つまり人口増加と同じような結果になっているわけだ。
3.地球温暖化への例外措置
上記1、2のようなことはわかり切った話なのに、ペット批判をすると「非文化人」といわれるのを嫌がり、見て見ぬ振りだ。結局、なんでも例外があるのだ、というようなことが国民の共同認識になってしまう。
そして、環境破壊にまったく無頓着な米国は、もっと豪快だ。
人口は日本の2.5倍程度なのだから、犬、猫ともに3,000万頭程度が「日本並み」ということになるのだが、犬は6,100万頭だ。そして猫は6,800万頭といわれる。つまり日本の2倍の密度ということだ。土地や家が広く、食べ物が安いということだろうか。あるいはペットが安いのか・・
結果として、毎年5,000人の郵便配達員が噛まれているそうだ。
そして、驚くのは、犬・猫以外のペットだ。日本では、第3位は鳥。第4位はよくわからないがフェレットかうさぎとかだと思うのだが、アメリカの3位は日本と同じ鳥(1,010万羽)なのだが、第4位は日本人にはとても想像がつかない動物である。
それは、「馬」なのだ。ペット馬、510万頭。やはり、アメリカの国力にはかなわないか・・
そして、パンフレットを読んでいると、「人間用の医療保険」と「自動車保険や地震保険といった損害保険」と「健康保険制度」とを、足して3で割ったような仕組みになっている。対象は、犬、猫、鳥、うさぎ、フェレット。問題は、鳥だが”だちょう”や”コンドル”や”ペンギン”は対象外。要するに鳥かごで飼うものだけのようだ。
そして、病気でもケガでも医療費の50%が払い戻される。この制度は健保風だ。さらに、掛金は細分化される。そして基本掛金の計算は、なぜか、全国を3つの地域にわけている。発病率の違いだろう。掛金が高い(つまり発病率が高い)のは北海道、東北北部、首都圏、京都、愛知など。逆に掛金が安いのは、ローカル県だ。地震保険風。そして、ペットの年齢によって、掛金は高くなるのは生命保険風。
そして、申し込み書を見ていると、申込者は飼い主となる。飼い主の欄には押印欄があるのだが、ペットの欄には名前を書く欄がある。もちろん押印欄はない。そのかわり全身写真と体毛3本提出のこととなっている。DNA登録するらしい。本人確認は人間以上だ。なんだか、いいのだろうか。例えば、東京で犬1頭分に必要な掛金は、月額約2,000円である。詳しくはアニコムのホームページで・・
ところで、ペットの頭数を調べているうちに奇妙な現実に気づいた。ペットフード協会の調査では、2004年の国内の、犬の頭数は1,250万。猫は1,170万だそうだ。この二つの動物の平均寿命はおよそ10年であると仮定すると、毎年生まれるこどもペット頭数は、犬、猫ともに年間110万から120万頭ということになるのだが、奇しくも、ほぼ同数の人間のこどもが産まれているのだ。逆に考えれば、何らかの理由でこどもが少子化に向かうことによりペットが増えているのではないかと因果関係を考えてしまう。ペットフード協会のデータは細かいので、何らかの意味を読もうとするならあたってみるといい。
しかし、本来は、このペットの増加には問題があるのだ。つまり、地球温暖化との関係だ。ペットには、三つの問題がある。
1.ペットそのものがCO2を発生させる
つまり、酸素を吸って、炭酸ガス(CO2)を排出するわけだ。植物の逆の効果がある。また、排泄物も、たいがいは袋に詰めて、生ゴミと一緒にごみ焼却場行きになる。
2.ペットフードが必要になる
そんなに、贅沢なものでなくても、ペットは食事をする。そして、その食事を用意するまでのエネルギーは人間用とほとんどかわらないはずだ。つまり人口増加と同じような結果になっているわけだ。
3.地球温暖化への例外措置
上記1、2のようなことはわかり切った話なのに、ペット批判をすると「非文化人」といわれるのを嫌がり、見て見ぬ振りだ。結局、なんでも例外があるのだ、というようなことが国民の共同認識になってしまう。
そして、環境破壊にまったく無頓着な米国は、もっと豪快だ。
人口は日本の2.5倍程度なのだから、犬、猫ともに3,000万頭程度が「日本並み」ということになるのだが、犬は6,100万頭だ。そして猫は6,800万頭といわれる。つまり日本の2倍の密度ということだ。土地や家が広く、食べ物が安いということだろうか。あるいはペットが安いのか・・
結果として、毎年5,000人の郵便配達員が噛まれているそうだ。
そして、驚くのは、犬・猫以外のペットだ。日本では、第3位は鳥。第4位はよくわからないがフェレットかうさぎとかだと思うのだが、アメリカの3位は日本と同じ鳥(1,010万羽)なのだが、第4位は日本人にはとても想像がつかない動物である。
それは、「馬」なのだ。ペット馬、510万頭。やはり、アメリカの国力にはかなわないか・・