頑張れMurofushi !

2004-08-27 15:34:54 | スポーツ
182f9bf6.jpg競技が既に終了したのに金メダルを狙う選手がいる。ハンマー投げの大選手である室伏である。史上最多タイである日本人16個目の金メダルという皮相的な問題ではない。1位になったハンガリーのアヌシュ選手の試合後のドーピング検査へのクレームである。何しろ、同国の選手は既に今大会で二人もドーピング検査で失格している。
これは、自身や日本人選手のこれからの大会での成績につながる問題である。日本勢の好調の一因に、「ドーピング取締りの強化」をあげる声もある。それほど薬物は世界に蔓延しているらしい。開会式の選手宣誓でも、唐突に「薬物は使用せず」ということばが登場するくらいだ。

以前、ある錠剤のおかげで何日も眠らずに遊びつづける友人がいた。効果は絶大だが、後でやってくるつけは大きい。特に情緒不安が暴れだす。
薬物使用は発見されるリスクも大きいが、成功した場合に得る栄誉は絶大である。つい・・・という気にはなりがちだ。「使ってはいけない」から「見つからなければいい」に気持ちが変わる。さらに「見つからないだろう」と楽観的な気持ちになったとき、発覚するものだ。

仮に今回のクレームが認められなくても、執拗に主張することが抑制力となるのである。今後の大会で顔を合わせば気まずいことになるかもしれないが、国際関係なんてそんなものである。最後まで自己主張を続けて、タフネゴシエーターであることを証明して欲しいものだ。

そして、20年後には、そのタフさをもって外務大臣に就任して、日本の周りに永久不滅の国境線を確定してもらいたいものだ。