goo blog サービス終了のお知らせ 

ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

Duplex Steering

2010年07月18日 | サスペンション

Oec_1933_350cc_french_catalogue

現在のバイクのフロントサスペンションは極一部を除いて、テレスコピック式のサスペンションが高度に性能向上を果たし、また標準化することによりコストも下がり、ステアリング メカニズムとほぼ一体化してシンプルな構成になっているが、ココに至るまで様々な方式が試されていた。

人気ブログランキングへ ありがとうございます! 応援クリックよろしくお願いします。

705 tp://www.cybermotorcycle.com/gallery/oec/OEC_1930_Duplex_Steering.htmより転載して加筆

ジャイアンさんに探しだしていただいた画像によって判明いたしました。ありがとうございます。

この解説を見るまで、AB・A'B'のレバーの角度を変化させて舵角をつけるのかとも考えたが、それではものすごく複雑になってしまう。もっとシンプルに車軸と一緒に動くハンドルを動かせばAとA’を中心にBとB’が円運動をして、下の図のように車軸の角度が変わることが分かった。

Dはステアリングの仮想軸とも言うべきか、接地点Cとの距離のトレールはAA'とBB’の距離の差(AB・A'B'のレバーの角度)により変化するが、舵角によって移動することがどういったフィーリングをもたらすのか興味深い。

Oec_1933_duplex_direction

もう一つの疑問はサスペンションだったが、こうした図や実物をを見ないと分からないだろう。

スライディングピラーというのかリアサスのようにプランジャーというのか分からないが、金属コイルスプリングが車軸側のチューブに納められ常識的に作動するようだ。

A・B・A'・B'のポイントにはテーパーベアリングが使われ、繰舵力にも問題はないと思う。

車軸と車体側のチューブが各々2つずつあるのでDuplex Steering というのだろう。

人気ブログランキングへ ありがとうございます! 応援クリックよろしくお願いします


最新の画像もっと見る

7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
サスペンションに関しては、リア側も同じシステム... (ジャイアン)
2010-07-18 11:19:01
サスペンションに関しては、リア側も同じシステムなので、もっと早く見つかったのですが、
とりあえずステアリング方式を知りたくて、無視しました(笑。
返信する
この方式はひろまりませんでしたが、イギリス人は... (ピストン)
2010-07-18 11:24:09
この方式はひろまりませんでしたが、イギリス人はよく考え付きましたね。
返信する
昔は試行錯誤して性能追及してたんですね。 (room)
2010-07-18 23:39:19
昔は試行錯誤して性能追及してたんですね。
お約束が出来た現在と比べると、多種多様で面白い。
ネラカーとかハブセンターだもんなあ。
返信する
こんな仕組みでしたか・・・・ (Microburstar)
2010-07-19 21:32:20
こんな仕組みでしたか・・・・
細いフレームでもフロントの剛性を上げてバネ下重量も軽減できるのが利点でしょうか?
ただハンドル操作は重くなりそうですね。
返信する
roomさん、コメントありがとうございます。 (ピストン)
2010-07-20 00:30:00
roomさん、コメントありがとうございます。
ネラカーはネタの順番待ちしています。

Microburstarさん、
> 細いフレームでもフロントの剛性を上げてバネ下重量も軽減できるのが利点でしょうか?
そうですね。ポイントを広く取って剛性を上げ、ガーターよりもバネ下は軽いと思います。
返信する
コレってやっぱり、あまりハンドルは切れないんで... ()
2010-07-20 02:53:38
コレってやっぱり、あまりハンドルは切れないんでしょうかね
面白い構造だけに、なんとなく乗ってみたくなりますがw
返信する
月さん、 (ピストン)
2010-07-20 22:05:14
月さん、
ハンドルは切れませんね。フレーム側の突き出しチューブの幅で決まってしまうし、
車軸自体がそのチューブに寄ってしまうのが痛いです。
>なんとなく乗ってみたくなりますがw
そうですね。それを言うならココで紹介したバイクに全部乗りたい!(笑
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。