ピストンエンジンは永遠か!な?

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PSM?

2006年03月07日 | consideration
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近頃PSEという言葉を良く聞きます。

詳しくはココをご覧になってください。

要は今まで政府が電気器具の安全の基準が守られているか取り締まりをしていたことを、民間のメーカーに任せるというものです。
ところが、いざ実施になる矢先に判明したのは、殆んどあらゆる電気製品に関わるので、リサイクル品はおろか、なんとヴィンテージものアンプまで販売禁止となってしまうようです。罰則規定は罰金最高1億円ですから、感情的には不正改造防止法に違反するより罪はないような気がしますが、とても無視できません。
例のナショナルのストーブのリコール問題でも、コレだけではないにしろ、こういった伏線があったのかもしれませんね。
ヴィンテージアンプは販売店が検査機材を揃え、規定に従い検査をすればPSEマークを付けられるようなので、歴史的価値があるものがスクラップになるのは避けられるようです。しかし安価なリサイクル品に余計なコストは掛けられないでしょう。
日本は議会制民主主義なので、国会を通過すれば法案は法律になってしまいます。パブリックコメントを募集しても多くて数十人のコメントしか寄せられないので、実質的には形式だけで終わってしまいます。
法律は国民の生活や経済活動が円滑に行われるためにあるとは思うのですが、最近に施行された法律は思わぬ方向に弊害をもたらしている気がしてならないですね。個人情報保護法にしても現代の状況ではもちろん必要ですが、最近では産院での子の取り違えによる本当の親を探す必要性を却下されてしまいました。

話は変わりますが、先日に岡山の民間車検場がペーパー車検で摘発されたというニュースがありました。3年間に4000件という不正行為にしては中々豪快な数字です。ここでも監査体制の甘さが指摘されていますけれど、国土交通省関連では耐震強度偽装の問題は、今日も新しい偽装の発覚をニュースで報じられています。難しいのは規制緩和とその後の管理体制で、我がバイクの関連でも規制緩和のお陰で随分カスタマイズの領域が広がり、以前はアンダーグラウンドのカスタムと諦められたモノも合法的に乗ることができます。ところが、一連の規制緩和が「何でも有り」のような勘違いを生んでしまい、車検(継続検査)も一種のセレモニーのようなものになってしまったのでしょうか。ユーザー車検に行ったことのある方ならご存知かと思いますが、その「あっけなさ」にはかえって驚くのではないでしょうか?

ところが、不正改造防止法が3年前に施行されフルスモークガラスのクルマが一掃されたように、振り子はやはり反対に振れるものです。このように振り子が振れて戻ってくるたびに、規制は厳しくなってきます。
環境問題に関しては、規制緩和どころか益々規制は厳しくなります。環境というと排気ガスの事だけかというと、バイクに関しては“音”の問題も大きく、特にハーレーと音の関係はご承知のとおりですが、世間や政府はハーレーだけ特例としてみてくれません。

バイクに“PSE”が適用されないように祈っている今日この頃でございます。



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