ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

アンブレラバルブ

2006年08月05日 | エンジン

人気blogランキングへ 熱中症や日射病に気をつけて下さい。ついでにクリックを!

S2_70

2002年モデルの1200sですが、良く起きるロッカーカバーのオイルリーク修理のために、トップカバーを外したら何か変?

写真は前シリンダーですけれど、アンブレラバルブの位置が・・・・。

S1_77

最新のアンブレラバルブは材質が変ったようで、緑色になっています。もちろん本来の位置はコチラです。

この車両は新車からずっとメンテナンスしているわけでないので、何時からアンブレラバルブが違う位置になってしまったかは不明です。

前後のロッカーカバーは共通であるので、前回の修理時に取り違えた可能性が大きいと考えるべきでしょうか?

S6_23

パーツカタログによる確認では、スポーツスターは’89年から、ビッグツインは’93年からこの”ヘッドブリーザー”方式になり、当初はキャブレターのカスタマイズには悩まされた方も多かったと思われます。

ブローバイガスとピストンの下降によるクランクケース内が上昇した圧力は、シリンダー内のオイル戻り通路とプッシュロッドカバー内を通過して、このアンブレラバルブまで到達し、赤矢印のようにバルブを押し上げてから緑矢印の通路から出て行きます。

青矢印はこの小部屋に溜まったオイルを戻す通路でしょうね。

S5_39

更にシリンダーヘッド内の通路を通り、エアクリーナーに導入されます。

S4_51

これは右側ロッカーカバーガスケットですが、上が”ヘッドブリーザー”以降のもので矢印はボルト穴ではなく通路のための穴です。下が”ヘッドブリーザー”以前のガスケットでボルト穴しか開いていません。

*”ヘッドブリーザー”の車両に穴なしガスケットを使うと?

ワタシは実は”実験”をしてしまった!ことがあります。圧力の逃げ場がなくなり見事にガスケットが抜けました。

S3_58

これはジッパーズ117マグナム エンジンです。矢印がブリーザー出口で、’88以前のモデルはこれと同じでした。この中にやはりアンブレラバルブが装着されています。

「排気量の割りにブリーザー出口が小さいのでは?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょうから、この辺りを続いて考察してみます。

人気blogランキングへ お帰りの際はコチラから。スパムメールの心配は無用です。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
訂正、スポーツスターのベッドブリード採用は91‘... (ジャイアン)
2006-08-05 20:19:00
訂正、スポーツスターのベッドブリード採用は91‘の5速からです(笑。
4速はジッパーズと同じ位置にありますよね。
いや~今日も暑かったですね~。
うちの方は江戸川花火大会ですで、家人はみんな出かけましたがオイラは帰宅間に合わず留守番です。
返信する
あっ誤字になってました(笑。 (ジャイアン)
2006-08-05 22:05:21
あっ誤字になってました(笑。
返信する
訂正ありがとうございます。 (ピストン)
2006-08-06 20:04:25
訂正ありがとうございます。

花火大会多いですね。このコメントは花火の音を聞きながら書いてます。
返信する

コメントを投稿