○時事評論の最新號の目次を以下に記します。どうぞ御關心がありましたら、御購讀ください。1部200圓、年間では2000圓です。 (いちばん下に、問合はせ先があります。)
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11月號が発刊された。
一面の歴史通説にたいする論考が面白かつた。「時事評論」的ではなく、読み物としての面白さである。私も一つ目の大学では日本史を専攻してゐたから、学会の状況は(もちろん三十年以上前のことであるが)知つてゐる。私の先生が「大化の改新」批判を言ひ出した方だから、「通説」とそれにたいする異論がどのやうに展開されるのかを見てきた。今般、二十年ぶりに『岩波講座 日本歴史』が新たに出版されることになつたが、新たな知見が発表されるべく、今全国の大学の先生方が最新の史料を使ひ、細心の注意を払つて執筆されてゐるのだと思ふ。私の先生も、ちょうどその頃、東京大学出版から発行されることになつた『講座 日本史』に執筆されてゐて、その原稿をもとにした熱い講義を受けることができた。学会と大学の講義とが直結してゐる雰囲気を味はふことができて、とても興奮した記憶がある。もちろん、その先生は左翼の方であるが、豪快でありながら神経質で、よく怒る方でもあり、理知的てスマートでない分、親しみやすく魅力的であつた。
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歴史の「通説」を如何にして打ち破るか
国士舘大学特別研究員 山本昌弘
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歌枕 松尾芭蕉と小林秀雄
㈱寺子屋モデル 講師頭 廣木 寧
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教育隨想
韓国の歴史教科書騒動 (勝)
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何もしなかった保守系議員
『橋本維新』で大阪の教育は良くなったのか
元大阪府立高校教諭 南木隆治
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この世が舞臺
『太夫格子に立名の男』井原西鶴
圭書房主宰 留守晴夫
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コラム
朱建栄氏拘束と『中央公論』 (菊)
自然災害と外敵 (石壁)
福田恆存を知る人(星)
資本家憎悪の野蛮(騎士)
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問ひ合せ
電話076-264-1119 ファックス 076-231-7009
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