https://japanese.joins.com/JArticle/292329?servcode=A00§code=A00
「中央日報日本語版」2022.06.20 16:04
■ウクライナ参戦の元韓国軍大尉、交戦中の映像公開…チーム員の頭から流血
【写真】海軍特殊戦団(UDT/SEAL)大尉出身ユーチューバーのイ・グン氏 [ユーチューブチャンネルROKSEAL映像 キャプチャー]
ウクライナ国際義勇軍に合流して帰国した韓国海軍特殊戦団(UDT/SEAL)大尉出身のユーチューバー、イ・グン氏(38)が戦争中の経験を共有した。
イ氏は18日、ユーチューブチャンネル「ROKSEAL」に「韓国の人たちがウクライナ義勇軍について必ず知っておくべきこと」と題して戦争当時に撮影した映像を公開した。映像にはイ氏を含む義勇軍隊員が車で移動する姿があった。このうち運転席に座った義勇軍1人は頭を負傷して血を流している。
チーム員は負傷したチーム員に「前がよく見えるか」「意識は大丈夫か」「目まいはないか」などと尋ねて状態を確認し、チーム員は「大丈夫だ。少しかすっただけだ」と答えた。
車は作戦を終えて帰ってきたチーム員を乗せて移動した。イ氏は「敵の砲弾が落ちた。落ち着いて速く行こう」と話すと、別のチーム員は「トラックの後ろにややそれたが、そこにいれば我々は全員死んでいただろう」と語った。イ氏は「本当に運が良かった」と緊迫した状況を伝えた。
その後、イ氏はウクライナで救護活動中のユーチューバー、ソンソルナム氏とインタビューを進めた。今回の映像はイ氏が帰国前にウクライナで撮影したという。イ氏は死にかけた経験が多かったと明らかにした。
イ氏は「私は副チーム長と別のチームのチーム長、米国のレンジャー出身者と4人が一緒だった。ある地域を偵察したが、到着してからすぐに爆撃を受けた」とし「その時は格納庫のようなところにいた。大砲を浴びて天井に穴が開き、穴にくぼみができた。数秒前までその穴の場所にいた。移動したことで生き残った」と伝えた。
そして「我々は普通なら死んでいた。そのようなものが落ちれば爆発が起きて衝撃波も発生するものだ」とし「私も衝撃波を感じた。衝撃波のために格納庫の外に押し出されて生き残ることができた」と明らかにした。
イ氏は生き残った理由について「翌日、その場所にまた行ってみた。夜に雨が降っていて、雨が降れば土が湿って泥のようになる。爆発が土の中で起きて助かったようだ」と説明した。
韓国への帰国を決心することになった理由は膝前十字靭帯損傷のためだと明らかにしたイ氏は「普通、特殊要員は負傷すればあまり話さない。話せば治療を受けなければならず、作戦ができないからだ。ところが今度は膝の負傷であり、隠すことができなかった」と明らかにした。
続いて「遠距離浸透も長期間の作戦もしなければならないため病院に行ったが、すぐに良くなるけがではなかった」とし「数カ月間の集中的な治療を受ける必要があると判断し、韓国に戻ることになった」と説明した。
帰国する心情はどうかと尋ねられると、「実際、残念な点もある。多くのことをしたかった。まだ戦争は終わっていないか。気分は良くないが、やりがいを感じたのは事実」と答えた。
続いて「我々のチームはかなり多くの成果を出した。そのような面では本当に誇りに思う。チーム員もよかったし、私が募集した人の中には立派な方も多く、さまざまな任務をしたが、人命被害がなく本当によかった」と伝えた。
先月帰国したイ氏は最近、旅券法違反容疑で書類送検された。現行法上、政府の許可なく旅行禁止国に無断で入国すれば1年以下懲役または1000万ウォン(約104万円)以下罰金刑が可能だ。現在ウクライナは旅行警報4段階発令であり、旅行禁止国に分類されている。
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/43805.html
「The Hankyoreh」 2022-06-20 07:09
■ロシア「ウクライナ軍参加の韓国人4人死亡」…韓国政府「無断入国者数が不一致」
ロシア国防省「韓国人13人がウクライナに入国、うち4人死亡、1人残留」
外交部当局者「ロシア、事実確認の要請に返答せず」
外交消息筋「西側の分裂狙ったロシアの国際心理戦の可能性」
【写真】ウクライナの首都キーウから西に40キロメートル離れたコロンシナ地域の森の中に捨てられたロシア軍の多連装ロケット砲/聯合ニュース
ロシア国防省が17日(現地時間)、「韓国国籍者13人がウクライナに入国し、4人が死亡、8人が(ウクライナを)去り、1人が残留している」と発表したことについて、韓国外交部は19日、「ロシア政府は確認要請に返答していない」と明らかにした。
ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は17日、テレグラムの動画声明で、「ロシア国防省は、ウクライナのすべての国際部隊員の代表者を監視・記録してきた」としたうえで、このように述べた。彼は「ウクライナ側の外国人傭兵の現況資料」も同時に公開した。
これについて外交部は19日、「現在ロシア国防省が明らかにした内容を認識しており、事実関係を確認している」としたうえで、「在ロシア韓国大使館に事実関係の把握を指示している状態」だと述べた。外交部当局者は「ロシア政府は数字に言及しただけで、死亡したとする人たちの具体的な身元を公開しておらず、事実関係の確認に苦慮している」と述べた。別の当局者は「ロシア政府が韓国政府の事実確認の要請に返答していない」と伝えた。
こうしたなか、ロシアの発表を心理戦の一環とみる見方も出ている。
【写真】韓国海軍特殊部隊出身のユーチューバー、イ・グン氏=イ氏のインスタグラムよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社
事情に詳しい外交消息筋は「多くの国々は、ロシア国防省の発表が(米国などの西側のロシアに対する対応に分裂を生じさせようとする)国際心理戦の一環である可能性があるとみている」と伝えた。実際、ロシア国防省は、ウクライナの入出国者、死亡者、残留者の数字を明らかにしただけで、これらの人々の具体的な身元情報は公開しなかった。
これに先立ち、外交部は4月22日、「最近、関連国を通じて、ウクライナ戦争に義勇軍として参加している韓国国民のなかに死亡者がいるという情報を入手し、様々な経路を通じて事実関係を確認している」と伝えている。政府は当時、複数の韓国人が死亡したとする情報を米国側から得たという。
さらに、「韓国人13人がウクライナに入国し、4人が死亡、8人が出国、1人が残留している」というロシア政府の発表は、韓国政府が把握しているウクライナに無断入国した韓国人の数とも一致しない。外交部当局者は「現在、政府が把握している無断入国者は5人」と述べた。政府は、これらの人々の身辺に特に異常がないことを把握しているといわれている。一時死亡説が伝えられた海軍特殊戦団出身のイ・グン元大尉は先月27日、負傷のリハビリのために帰国した。
このような多くの事情に照らし合わせると、ロシア国防省の発表の“信憑性”に疑問が生じうる上に、ロシア政府が韓国政府などの事実確認の要請に公式の返答をする可能性も当面は低いとみられる。
一方、ロシア国防省は、「ウクライナ側の外国人傭兵の現況資料」で、ロシア軍が「特別軍事作戦」と呼ぶロシアのウクライナ侵攻以降、64カ国の出身の6956人がウクライナに入国し、1956人が死亡、1779人が出国したと明らかにした。国別ではポーランド(1831人入国/378人死亡)、米国(530人/214人)、カナダ(601人/162人)、ルーマニア(504人/102人)、イギリス(422人/101人)などの順で死亡者が多いと発表された。
イ・ジェフン先任記者、チョ・ギウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1047552.html
韓国語原文入力:2022-06-19 20:58
https://japanese.joins.com/JArticle/292283?servcode=400§code=400
「中央日報日本語版」 2022.06.19 13:22
■「韓国軍出身ユーチューバーのイ・グン、ロシア兵2人射殺…おかげで助かった」絶賛したチーム員
【写真】イ・グン氏[インスタグラム キャプチャー]
元韓国海軍特殊戦団大尉でユーチューバーのイ・グン氏とともにウクライナ国際義勇軍に参加したチーム員が、彼がロシア兵2人を射殺したと証言した。
ウクライナ義勇軍としてロシア戦に参加した「バイキング」と名乗る人物は17日、戦争の話を扱うインスタグラムのアカウントにこうした内容を盛り込んだイ氏の活躍像を公開した。
バイキングはイ氏を「ROKSEAL」と表現し、「3月13日~15日にイルピンで最も多事多難だった任務は伝説的なROKSEALが率いる部隊に配置された時」と言及した。
その上で「私たちは集結地に車を運転して行き、任務を受けた後に都市を通過して建物を占領しロシア軍を奇襲した。ブリーフィングでは簡単な任務だったが、民間人が多い町内を通るのは難しくフェンスに穴をあけた」と説明した。
バイキングはある民間人の助けで目的地に無事に到着でき、建物進入後にイ氏がロシア兵を射殺したと明らかにした。
彼は「ある家に到着した時、建物の反対側で(ロシア軍の)装甲車のエンジン音を聞いた。射撃手は対戦車兵器で撃てる有利な場所を探すため上の階に走って行った。だが計画通りにできなかった。射撃手が見つかり銃で撃たれ、銃撃を避けて逃げながら武器を下の階に落とした」と当時の緊迫した状況を伝えた。
バイキングはこの時、イ氏が装甲車を護衛する軍人2人を射殺し「ロシア軍が砲塔を回して私たちをずたずたに引き裂くと予想したが、操縦手が混乱したのか道路の真ん中でUターンした」と主張した。おかげで時間を稼ぐことができ、銃撃され負傷したチーム員を治療して退避できたとバイキングは伝えた。
バイキングは「私たちは断続的な砲撃が続く間もあらゆる障害物を乗り越えあちこち突破しなければならなかった。道を渡るたびに援護射撃をした。ウクライナの司令官がフェンスを乗り越えようとして足を折りかけ、足を引きずり始めると結局2人が倒れた」とした。
このような状況でもイ氏は冷静に状況を統制したというのがバイキングの主張だ。彼は「イ氏は物静かな態度で明瞭で直接的な命令を下した。チーム全体を指揮するプロらしく本当に超現実的だった」と称賛した。
合わせて「その日私たちが救出されたのはイ氏が指揮官として備えた能力のおかげだと考える。私たちはみんな生きており、イ氏が完全に冷静で責任を負うのを見てとても安心した」と付け加えた。
一方、ソウル警察庁国際犯罪捜査隊は14日、イ氏を旅券法違反容疑で送検した。
https://japanese.joins.com/JArticle/292275?servcode=A00§code=A00
「中央日報日本語版」 2022.06.19 08:55
■ロシア「ウクライナ外国人義勇兵に韓国人13人が参戦、4人が死亡」
海軍特殊戦戦団大尉出身でユーチューバーのイ・グン氏(38)のようにロシアの侵攻を受けたウクライナに外国人義勇兵として参戦した韓国人が13人に達し、このうち4人が死亡したというロシアの主張が出てきた。これに対し韓国外交部は事実関係を確認中という立場だ。
ロシア国防省は17日に発表した「特別軍事作戦」のウクライナ側外国人傭兵現況資料を通じ、「韓国国籍者13人がウクライナに入り、4人が死亡し8人が(ウクライナを)離れ1人が残っている」と明らかにした。
ただウクライナ入出国者、死亡者、残留者の数以外に詳細な内容は公開しなかった。
ロシアは「ウクライナ側が毎日人命と軍事装備の大規模損失を見る状況で外国人傭兵の数が減っただけでなく事実上流出が起きている」と主張した。
資料によると、ウクライナ側に参戦した傭兵のうち最も多数を占めた国はポーランドで、1831人が入国し、378人が戦死して272人が本国に帰還した。このほかルーマニア、英国、カナダ、米国、ジョージアなどからもそれぞれ数百人が参戦したという。
◇韓国外交部「事実確認中」、韓国大使館「追加情報ない」
一方、ロシア国防省の韓国人死亡者の主張と関連し、韓国外交部当局者は「現在ロシア国防省が明らかにした内容に対し認知している。事実関係を確認中。現地公館である在ロシア韓国大使館に事実関係把握を指示した状態」と明らかにした。
在ロシア韓国大使館も「ロシア国防省が公開した資料のほかに追加で確保した情報はない」という立場だ。
「The Hankyoreh」 2022-06-14 07:37
■韓国警察、「ウクライナ参戦」元特殊部隊ユーチューバー調査…旅券法違反で送検予定
【写真】予備役大尉のイ・グン氏が先月27日午前、仁川国際空港第1旅客ターミナルに到着し、入国ロビーに姿を現した/聯合ニュース
韓国の警察は、ウクライナ国際義勇軍に参加した予備役大尉(海軍特殊戦戦団)のイ・グン氏(38)を呼び出して調査した。
ソウル警察庁国際犯罪捜査隊の13日の発表によると、同隊は10日、イ氏を呼び出し旅券法違反についての調査を行った。イ氏は警察の調査で疑惑を認めたという。警察は「イ氏に旅券法違反容疑を適用し、近いうちに送検する計画」だと語った。
政府は2月末のロシアのウクライナ侵攻後にウクライナへの旅行を禁止しているが、イ氏は3月初めにロシア軍と戦うとして、ウクライナに向けて出国した。外交部は直ちにイ氏を旅券法違反の疑いで警察に告発した。警察はイ氏が負傷治療のために先月27日に帰国すると、身柄を確保して出国禁止措置を取った。イ氏と共にウクライナに出国し、先に帰国した2人は、旅券法違反の疑いですでに送検されている。
旅行警報4段階が発令されたウクライナに、政府の許可なしに訪問・滞在すれば旅券法違反となり、1年以下の懲役刑または1000万ウォン以下の罰金刑に処されうる。
チャン・ナレ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/1046834.html
韓国語原文入力:2022-06-13 18:33
「聯合ニュース」 2022.06.13 20:48
■ウクライナで外国人部隊参加の韓国元大尉 帰国後に旅券法違反で取り調べ
【ソウル聯合ニュース】ロシアの侵攻が続くウクライナで外国人部隊に加わっていた元韓国海軍特殊部隊(UDT・SEAL)大尉のイ・グン氏が韓国に帰国後、ソウル警察庁に出頭し、旅券法違反の容疑で取り調べを受けたことが13日、警察関係者の話で分かった。
イ氏は10日に出頭した。警察の調べに対し容疑の大部分を認めているという。
イ氏は3月初めにウクライナに入国。韓国外交部は旅券法違反の容疑で同氏を刑事告発していた。韓国政府は2月、ウクライナ全土に旅行警報の最高段階となる第4段階(旅行禁止)を発令しており、政府の許可なしに無断で同国に入国した場合、旅行法違反で1年以下の懲役または1000万ウォン(約100万円)以下の罰金が科される。
戦闘で負傷したとされるイ氏は先月27日、治療のため韓国に帰国した。現在は出国禁止の状態だ。
「中央日報日本語版」 2022.06.12 12:37
■親ロシア派勢力 「韓国人傭兵ウクライナ離れた…韓国で裁判受ける」
ウクライナ戦争に義勇軍として参戦した韓国人が親ロシア派の裁判を受けることになるだろうとロシアメディアが報道したが、事実ではないことが明らかになった。
ロシアのインターファクス通信は11日午後、「ドネツク人民共和国」のナタリア・ニコノロワ外相がテレグラムのライブ放送で「ウクライナで戦った韓国国籍者1人に対する裁判がドネツク人民共和国で準備されている」と話したと初めて報道した。
その後ロイター通信もインターファクスの報道を引用して「親ロシア派勢力が韓国からきた戦闘員1人をウクライナ東部の自称共和国で裁判にかけると話した」と報道した。
しかしインターファクス通信は「ニコノロワ長官が、韓国人に対する裁判は彼の本国(韓国)で開かれることになる点を明確にした」と訂正報道した。
訂正報道によるとニコノロワ外相は「韓国人がドネツク人民共和国で裁判を受けることになるという報道は全く事実ではない。韓国人がウクライナを離れ故国に戻ったため韓国で裁判が準備中だ」と話した。
この韓国人がだれなのかは具体的に言及しなかった。
これに先立ち元韓国軍大尉のイ・グン氏がウクライナで外国人傭兵を務めていたが先月27日に負傷のリハビリを理由に帰国している。