三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「慰安婦映画監督の「お父さんの遺産」」

2022年06月16日 | 日本軍隊性奴隷
https://japanese.joins.com/JArticle/291877?servcode=100&sectcode=140
「中央日報日本語版」 2022.06.07 13:24
■【グローバルアイ】慰安婦映画監督の「お父さんの遺産」

【写真】在日コリアン2世である朴壽南監督(中央)は旧日本従軍慰安婦の証言をこめたドキュメンタリー映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』(2018年)で日本で大きな反響を起こした。キム・ヒョンイェ特派員

 生まれたところは日本三重県、育ったところは東京から車で1時間離れた横浜だ。上には兄が3人、下には妹が4人いる。日帝強占期だった1935年に生まれ、今まで映画作業を手がけている。名前は朴壽南(パク・スナム)。旧日本従軍慰安婦被害者のドキュメンタリー『沈黙-立ち上がる慰安婦』を撮影したあの監督だ。
 今年で87歳、体が不自由で車椅子で移動せざるを得ない。視力も良くないため、娘の朴麻衣(パク・マイ)さん(54)がどこでも同行する。朴監督が行く所には日本極右団体がたびたび付いてくる。家の周りにも朴監督を監視するような極右団体会員が姿を表わしたりもする。だが、このようなことは何でもないように、朴監督は強制動員被害者に対する新しい映画の話を続けた。
 90歳を目の前にした朴監督から出てくる力の源は何だろうか。3日、横浜で会った朴監督は遅いが慶尚道(キョンサンド)のなまりが残った、はっきりとした韓国語で「お父さんの遺産」について語った。
 朴監督の父親の故郷は慶北義城(ウィソン)だ。父親は渡日して建築の下請け業を営んだ。朝鮮人労働者の合宿所を建てたりもしたが、自然に職場のために父親を訪ねてくる同胞が多かった。靴を見てお客さんの暮らし向きを計ったりしたが、父のところを訪ねてくる朝鮮人お客さんはみんな靴が古かった。解放後、父親を訪れる人は炭鉱や軍需工場に連れ去られて働いた強制徴用工や原爆被害者が多かった。事情が可哀そうな人々に父は着ていた服と靴を明け渡したりした。
 父は娘も勉強するべきだといって朴監督に勉強させた。日本で汗を流して起こした事業で稼いだお金は娘である朴監督の映画製作の元手になった。お金にならない映画を撮るといって反対しそうだったが「わが国の統一と同胞のために、大変なことのためなら価値がある。お金はそのように使うもの」とし、財産を渡した。強制徴用被害者や慰安婦問題、原爆被害者の話を扱った映画はそのように生まれた。
 ある人は朴監督に後ろ指をさしたりもしたという。未来を見据えられず、いつまで過ぎた歴史にこだわって「恨」の話をするかという非難だ。だが、朴監督はビクともしない。父から受け継いだ使命というのだ。「歴史を正しく知ってこそ、日本にも、韓国にも未来がある」という話を繰り返した。
 新政府が発足して1カ月が経っている。冷え込んでいた韓日関係を新しくしようと呼びかけている。日本も期待感をにじませている。高齢の監督が一生を捧げて語る話を新政府が必ず忘れないでほしい。
     キム・ヒョンイェ/東京特派員


https://japanese.joins.com/JArticle/291804?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2022.06.04 11:16
■「居直り」日本極右裁判に「悔しい」…慰安婦ドキュメンタリー上映日に何があったのか

【写真】横浜地裁 キム・ヒョンイェ東京特派員

 「悔しい判決ですが…」。3日午後4時、日本の横浜地裁。罰金刑宣告の便りを持って硬い表情の弁護士らが出てくると、朴壽南(パク・スナム)監督(87)はしばらく言葉を失った。裁判の結果に対する思いを尋ねると、朴監督は韓国語で「少し待ってください」と言って考えに浸った。そして朴監督が話した言葉は「最後まで私たちは戦う」だった。車椅子に座った朴監督、高齢の彼女を最後まで戦わせるものは何か。

◆慰安婦ドキュメンタリー『沈黙』そして起訴
 朴監督は旧日本軍慰安婦被害者を扱ったドキュメンタリー映画『沈黙-立ち上がる慰安婦』を制作した。2018年10月に神奈川県で上映会を開いた。慰安婦関連の展示会や映画を上映するたびに執拗に追ってくる日本極右団体が今回も上映会を妨害し始めた。市民文化会館で開く上映会のため抗議電話と郵便物が続いた。極右団体の妨害を憂慮した上映会の関係者たちは「カウンター」と呼ばれる、極右団体の妨害を防ぐ活動家に支援を要請した。
 上映会の日、いつものように妨害が始まった。映画上映海上に入ろうとする極右団体の会員を阻止しながら事態は拡大した。嫌韓発言を繰り返す日本第一党所属の人物が階段で転んで警察に通報した。「暴行を受けた」と主張した。活動家らは「自分が足を踏みはずして転んだ」と反論し、到着した警察はハプニングと見なして戻った。
 しかし問題はそれで終わらなかった。2年後、日本の検察が日本人活動家2人を暴行罪容疑で起訴した。そして4年後のこの日、日本の裁判所はこの活動家にそれぞれ10万円、20万円の罰金刑を言い渡した。嫌韓活動を続ける極右団体により日本人活動家が有罪を言い渡されたのは異例だと、朴監督側は説明した。
 神原元弁護士は「被害者さえも自分ががどうやって階段で転んだのか知らない」とし「不当な判決だ」と述べた。暴行したという映像や証言など明白な証拠がないにもかかわらず有罪となったのは悔しいということだ。裁判で正当防衛を主張したが、裁判所は認めなかった。幸い、検察の求刑の半分ほどの罰金刑が下されたが、今回の判決で極右団体の妨害を防ぐのが難しくなった点は懸念される。

◆「憎しみは暴力では解決されない」
 映画上映を妨害した人物は最近、慰安婦被害者を侮辱する展示会を開いたりもした日本第一党の所属として活動した。この日も判決を聞くために裁判所に姿を現した。嫌韓発言をして活動を妨害する人たちが憎いはずだが、朴監督は別の話をした。「憎しみは暴力では解決されない」と言った。
 朴監督は「日本が他国を侵略したという事実と、それに対する責任を悟ってこそ、日本にも未来がある」とし「日本の人たちにその歴史を知らせる責任が私たちにある」と強調した。日本に恥ずかしい歴史が存在したという事実を知らせるために日本で映画を制作しているとも話した。
 朴監督はK-POPにも言及した。「K-POPと韓国ドラマが好きだから韓国語を教えてほしいという日本人が多い」とし「このような人たちが韓日関係の希望」と語った。朴監督は「今の韓日関係悪化は両国政府がつくったものにすぎず、両国市民の間には親善が強まっている」とし「このようなものを両国が共につくることが韓日関係改善の基礎になるはず」と話した。


https://japanese.joins.com/JArticle/291528?servcode=A00&sectcode=A10
「中央日報日本語版」 2022.05.27 09:36
■少女像風船に売春を連想させる行為…日本極右団体の慰安婦侮辱行事が物議
 日本の極右団体が最近、東京で日本軍慰安婦被害者を侮辱する行事を開いて物議をかもしている。
 極右団体である日本第一党は21日から2日間東京で「表現の不自由展 東京2022」という行事を開いた。
 23日、ユーチューブに掲載された当時の映像を見ると、彼らは行事場所に慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」に似た風船を設置して慰安婦被害者を侮辱する発言と行動を行った。
 該当団体の党首を務める桜井誠氏など行事関係者は特に朝日新聞の慰安婦関連記事などで包装したポンプで平和の少女像と類似した人形に風を吹き込むパフォーマンスを行った。
 また、偽貨幣で包装した鳥を人形の肩にのせた。日本第一党関係者は「実際の少女像にはインコが座っていたようだが、(これは)おもちゃお金で作ったもの」とし、「当時決して強制連行ではなく、(慰安婦が)きちんと代価を受けたということを意味する」とごり押しの主張を展開した。
 慰安婦被害者を連想する風船を設置し「慰安婦問題がメディアによって誇張され、当時日本軍は慰安婦に花代を払って売春をした」という誤った主張をそのまま表現したものだ。
 この極右団体関係者は床に慰安婦被害者の影を描いて口の形を悪魔のように表現したり、安重根(アン・ジュングン)義士を床に描いて「歴代韓国のテロリスト」と言ったりもした。
 一方、日本第一党は嫌韓デモをリードした「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の会長だった代表的な極右人物、桜井誠氏を党首としている。この団体は3年前、東京や愛知県に展示された少女像を壊すと脅迫して展示自体を中断させたこともある。


https://japanese.joins.com/JArticle/291413?servcode=A00&sectcode=A40
「中央日報日本語版」 2022.05.25 06:57
■北朝鮮、日本の少女像撤去要求に「人類の羞恥…醜悪な国」猛非難
 北朝鮮は最近、岸田文雄首相がドイツのオーラフ・ショルツ首相にベルリンに設置された「平和の少女像」の撤去を求めたことに対して、「道徳も体面も分からない醜悪な国」と猛非難した。
 朝鮮中央通信社は24日「過去の犯罪を覆ってしまおうとするほど罪はさらに大きくなるものだ」という見出しの論評を出した。
 論評は「日本軍性的奴隷像には過去の世紀に日帝が犯した性的奴隷犯罪を絶対に忘れず容認しないようにする国際社会の意志が反映されている」として「それだけ日本が犯した犯罪は歴史に空前絶後の大きな反倫理犯罪だった」と伝えた。
 また、「獣も顔を赤らめる事実の前で当然罪の意識を感じてひざまずいて百拝謝罪するが、まだ頭を上げて残念だとかいう妄言をためらいなく吐きだし、性的奴隷像を撤去するように図々しく要求する日本をなぜ一流国家の形相をもつ国だと言えるのだろうか」と猛非難した。
 また「日本こそ人倫も道徳も体面も分からないむさくるしい国であり、このような醜悪な国が世の中に存在しているという自体が人類の羞恥」として「性的奴隷像をなくそうとするのは侵略犯罪の歴史を覆ってしまい、過去の清算に対する国家的責任を回避するためのこと」と指摘した。
 これに先立って、岸田首相は先月28日、日本を訪問したショルツ首相との首脳会談で日本軍慰安婦被害者の象徴である平和少女像の撤去を求めたことがある。ベルリン市ミッテ区の「平和の少女像」は在ドイツ市民社会団体「コリア協議会」の主導で2020年9月25日に設置された。設置期間は今年9月末までで、もう1年延長された。


https://jp.yna.co.kr/view/AJP20220512000400882?section=news
「聯合ニュース」 2022.05.12 09:38
■岸田氏のベルリン少女像撤去要請 現地団体「市民社会の活動妨げる行為」
【ベルリン聯合ニュース】ドイツの首都ベルリン市ミッテ区で旧日本軍慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の設置を主導した現地の韓国系市民団体「コリア協議会」は11日(現地時間)、日本の岸田文雄首相が先ごろドイツのショルツ首相に少女像の撤去を要請したと報じられたことを受けて緊急声明を出し、岸田氏の行為は市民社会の声を封じ、民主主義を否定するものだと批判した。

【写真】少女像が設置され、一帯は地元の市民社会活動の場となった。少女像の横で、手話で話す青年(資料写真)=(聯合ニュース)

 コリア協議会は、少女像は真の平和と正義を願うベルリン市民が設置した記念碑で、ミッテ区の適法な審査を経て設置が許可されたと説明した。
 岸田氏の撤去要請を「市民の自由な意思表現と市民社会の活動を阻む全体主義的な行為」と見なし、自治体の行政に連邦政府が関与できないとするドイツの政治文化を知らないこと、不当な圧力や介入を用いようとする古い考え方を持っていることを示すものだとした。また「日本は民主主義国家でないと、自らを否定する愚かさ」と指摘。これまでの日本政府の妨害と圧力、介入の意思が端的にあらわれたとした。
 その上でコリア協議会は、日本政府がすべきことは第2次世界大戦時の非道な戦争犯罪行為に対する真摯(しんし)な謝罪と反省、慰安婦被害者の傷を癒すための積極的な支援活動だと強調した。
 日本のメディアによると、岸田氏は先月28日のショルツ氏との首脳会談で、ベルリンに設置されている少女像の撤去を要請した。首相が撤去を直接要請するのは異例で、日本政府関係者は「強いメッセージになる」と期待を寄せたという。
 この少女像はコリア協議会が中心となり、2020年9月に1年の期限付きでミッテ区に設置した。昨年9月、区の関連委員会の勧告により設置期間が1年間延長され、今年9月28日までとなっている。 


http://japan.hani.co.kr/arti/international/43428.html
「The Hankyoreh」 2022-05-12 06:48
■「岸田首相、ドイツ首相にベルリン少女像の撤去を要求」
 産経「先月首脳会談で要求」報道

【写真】2020年9月、ドイツのベルリン市で開かれた平和の少女像除幕式の時、ドイツの女性団体会員たちが少女像のそばで記念撮影をしている=写真ナム・ウンジュ通信員//ハンギョレ新聞社

 岸田文雄首相が先月末、日本を訪れたドイツのオラフ・ショルツ首相に対し、ベルリンに設置された「平和の少女像」(以下、少女像)の撤去を直接要求したと伝えられた。
 産経新聞は11日、岸田首相が先月28日にショルツ首相に対し、ベルリンのミッテ区に設置された少女像について「引き続き設置されているのは残念だ。日本の立場とは全く違う」として撤去を要求したと報道した。日本政府は以前にも様々な経路でドイツ政府に対し少女像の撤去を要求したが、首相が首脳会談でこれを要求したのは異例だ。新聞は「ショルツ氏の反応は芳しいものではなかった」として「ショルツ政権は対日関係を重視するが、像はミッテ区が管轄しており、独政府として介入できる余地は少ないため」と付け加えた。また、日本の政府関係者の話を引用し「これまでもさまざまなレベルで撤去を働きかけてきたが、首相が伝えれば強いメッセージになる」と伝えた。
 少女像は独-韓市民団体である「コリア協議会」、「ベルリン日本女性の集い」会員、ドイツ地域文化運動団体などが力を合わせ、2020年9月28日にベルリンのミッテ区に建設した。その直後から茂木敏充当時外相がドイツ外相とのオンライン会談で撤去を要請するなど全方向的圧迫が始まった。結局、ミッテ区は設置から2週目の10月7日に少女像の撤去命令を下した。
 だが、コリア協議会がドイツ行政裁判所に少女像撤去命令の効力執行停止申立てをするなど法廷闘争に乗り出し、ドイツの市民社会も批判したことで、ミッテ区は存続決定を下した。その後、ミッテ区は昨年9月、区庁都市空間芸術委員会の勧告により今年9月28日まで設置期間を1年延長した状態だ。だが、日本が首相まで出て全力で撤去を要求し、今後の運命を楽観できなくなった。

チョ・ギウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/1042374.html
韓国語原文入力:2022-05-11 14:58
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