三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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アマゾンで身元不明の遺体発見 英記者らの捜索で

2022年06月14日 | 国家・社会
https://www.afpbb.com/articles/-/3409586?cx_part=latest
「AFP」 2022年6月14日 2:02 発信地:アタライアドノルテ/ブラジル
■アマゾンで身元不明の遺体発見 英記者らの捜索で

【写真】ブラジルの首都ブラジリアで、行方不明になっている英国人記者ドム・フィリップス氏(左)と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏(右)のイラストを掲げ、2人の捜索を訴える抗議活動を行う人々(2022年6月9日撮影)。(c)EVARISTO SA / AFP
【写真】ブラジル・アタライアドノルテのバレドジャバリで行われた英国人記者ドム・フィリップス氏と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏の捜索活動に参加する先住民族の人々(2022年6月9日撮影)。(c)Joao Laet / AFP 
【写真】ブラジル・アタライアドノルテのバレドジャバリで行われた英国人記者ドム・フィリップス氏と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏の捜索で、押収された船を調べる捜査官(2022年6月11日撮影)。(c)JOAO LAET / AFP 
【写真】ブラジル・アタライアドノルテのバレドジャバリで行われた英国人記者ドム・フィリップス氏と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏の捜索活動に参加した兵士(2022年6月9日撮影)。(c)Joao Laet / AFP 
【写真】ブラジル・マナウスで、行方不明になっている英国人記者ドム・フィリップス氏と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏関連の捜査で船を調べる科学捜査専門家。連邦警察提供(2022年6月9日撮影、提供)。(c)AFP PHOTO / BRAZILIAN FEDERAL POLIC 
【写真】ブラジル・アタライアドノルテで、英国人記者ドム・フィリップス氏と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏の捜索に向かう警官と消防隊員(2022年6月11日撮影)。(c)Joao Laet / AFP 
【写真】ブラジル・アタライアドノルテのバレドジャバリで行われた英国人記者ドム・フィリップス氏と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏の捜索で、押収された船を調べる捜査官(2022年6月11日撮影)。(c)JOAO LAET / AFP 
【写真】ブラジルのペルーと国境を接するアクレ州で行われた英国人記者ドム・フィリップス氏と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏の捜索活動。アマゾン軍司令部提供(2022年6月8日撮影、提供)。(c)AFP PHOTO / AMAZON MILITARY COMMAND 
【写真】ブラジル・アタライアドノルテのバレドジャバリで、英国人記者ドム・フィリップス氏と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏が消息を絶つ前に目撃された集落(2022年6月9日撮影)。(c)JOAO LAET / AFP 
【写真】ブラジル・アタライアドノルテで行われた英国人記者ドム・フィリップス氏と先住民族研究者ブルノ・ペレイラ氏の捜索で、ヘリコプターから撮影した写真(2022年6月10日撮影)。(c)Joao Laet / AFP 
【写真】ブラジル・マナウスにあるアマゾナス州連邦警察署(2022年6月8日撮影)。(c)Michael DANTAS / AFP 

【6月14日 AFP】ブラジルのアマゾン(Amazon)熱帯雨林で英国人ジャーナリストと先住民族研究者が行方不明となっている問題で、同国のジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領は13日、捜索により身元不明の遺体が見つかったと発表した。
 英紙ガーディアン(Guardian)に長年寄稿してきたベテラン外国特派員ドム・フィリップス(Dom Phillips)氏(57)と、ブラジル人研究者のブルノ・ペレイラ(Bruno Pereira)氏(41)は、5日から行方不明になっている。2人は消息を絶つ前、脅迫を受けていた。
 ボルソナロ氏はラジオ局CBNレシフェ(CBN Recife)に対し、人体の一部が川で見つかり、DNA鑑定が行われていると説明。2人が「何らかの悪行」の被害を受けたとの見解を示した。
 フィリップス氏のめいがAFPに語ったところによると、捜索で「2体の遺体」が見つかり、親族は警察による身元確認を待っている。ガーディアン紙も、駐英ブラジル大使の側近から同氏の家族に伝えられた情報として、2人の遺体が木に縛り付けられた状態で見つかったと報道。一方、警察当局は報道を否定している。
 フィリップス氏とペレイラ氏は、北部アマゾナス(Amazonas)州バレドジャバリ(Javari Valley)のジャングル奥地で、本の執筆のための調査中に行方不明となった。同地域では、違法な漁業や伐採、採掘、麻薬取引が横行している。
 警察は、アマリウド・コスタデオリベイラ(Amarildo Costa de Oliveira)容疑者(41)を逮捕。地元住民は、両氏が消息を絶つ直前、容疑者が2人を脅迫し、後をつけてボートで追いかけるのを見たと証言している。(c)AFP/Joao Laet


■英記者と先住民研究者が行方不明 伐採業者から脅迫も ブラジル
「AFP」 2022年6月7日 16:13 発信地:リオデジャネイロ/ブラジル

【写真】行方不明になっている英国人記者ドム・フィリップス氏(中央)。ブラジル・ロライマ州で先住民族と(2019年11月15日撮影)。(c)Joao LAET / AFP
【写真】行方不明になっている英国人記者ドム・フィリップス氏(中央)。ブラジル・ロライマ州で(2019年11月16日撮影)。(c)Joao LAET / AFP 
【写真】行方不明になっている英国人記者ドム・フィリップス氏(中央)。ブラジル・ロライマ州で(2019年11月14日撮影)。(c)Joao LAET / AFP 
【写真】行方不明になっている英国人記者ドム・フィリップス氏(中央)。ブラジル・ロライマ州で(2019年11月13日撮影)。(c)Joao LAET / AFP 

【6月7日 AFP】ブラジルのアマゾン(Amazon)熱帯雨林の人里離れた地域で、英国人ジャーナリストとブラジル人の先住民族研究者が行方不明になっている。当局と先住民の人権団体が6日、発表した。2人は伐採業者らから脅迫されていたという。
 英紙ガーディアン(Guardian)によると、行方が分からないのは、同紙に長年寄稿してきたベテラン外国特派員ドム・フィリップス(Dom Phillips)氏(57)と、先住民族の研究者ブルノ・ペレイラ(Bruno Pereira)氏。アマゾンのバレドジャバリ(Javari Valley)で本の執筆のための調査を行っていた。
 先住民人権団体「UNIVAJA」と「OPI」は、2人は先週、野外調査中に脅されていたとしているが、詳細は明らかにしていない。
 ペレイラ氏は、国立先住民保護財団(FUNAI)に所属する専門家で、一帯に詳しい。先住民が暮らす土地を奪おうと画策する伐採業者や採掘業者から頻繁に脅迫を受けていた。
 UNIVAJAとOPIによると、2人は3日夕、ボートでペルー国境に近い北部アマゾナス(Amazonas)州ジャブル(Jaburu)湖に到着。5日午前9時ごろまでにアタライアドノルテ(Atalaia do Norte)の町に戻ってくる予定だった。
 2人は5日朝、帰路につき、途中で地元指導者との約束がありサンラファエル(Sao Rafael)の集落に立ち寄った。しかし相手が現れなかったため、ボートで2時間の距離にあるアタライアドノルテに向かった。
 最後に2人が目撃されたのは、サンラファエルのすぐ下流にあるサンガブリエル(Sao Gabriel)の集落付近。
 2人が乗っていたボートは新しく、ガソリン70リットルを積んでいた。衛星通信機器も携行していた。
 連邦検察は捜索のため警察を派遣。海軍の指揮による捜索活動も開始したとしている。
 現地紙グロボ(O Globo)によると、6日夜、漁師の男2人が逮捕された。うち1人とはフィリップ氏らが会う約束をしていたという。ただ、サンラファエルで会う予定だった人物かどうかは分かっていない。


「AFP」 2022年6月5日 10:00 発信地:リオデジャネイロ/ブラジル
■先住民保護区ヤノマミ居留地指定30年 違法採掘者の悪夢続く ブラジル

【写真】ブラジル・パラ州の金の違法採掘現場で休憩する労働者(2021年9月21日撮影、資料写真)。(c)MAURO PIMENTEL / AFP
【写真】先住民族ヤノマミの居留地近くで撮影された伐採現場。ブラジル・ロライマ州の先住民保護区内で(2011年11月21日提供)。(c)AFP PHOTO/HUTUKARA YANOMAMI ASSOCIATION/Morsaniel Iramari/HO 
【写真】ブラジル国境に近いベネズエラ南部アマゾナス州で、子どもを抱いて歩くヤノマミの女性(2012年9月7日撮影、資料写真)。(c)LEO RAMIREZ / AFP 
【写真】ブラジルの首都ブラジリアの国会前で、ジャイル・ボルソナロ大統領に抗議する先住民(2022年4月9日撮影、資料写真)。(c)EVARISTO SA / AFP 
【写真】ブラジルの首都ブラジリアの国会前で、ジャイル・ボルソナロ大統領に抗議する先住民の女性(2022年4月13日撮影、資料写真)。(c)Sergio LIMA / AFP 
【写真】ブラジル・パラ州にある金の違法採掘地(2009年11月29日撮影、資料写真)。(c)ANTONIO SCORZA / AFP 

【6月5日 AFP】アマゾン(Amazon)熱帯雨林にあるブラジル最大の先住民保護区ヤノマミ(Yanomami)居留地が先月、指定から30年を迎えた。だが、金の違法採掘者による先住民の殺害やレイプ、さらには河川の水銀汚染なども起きており、記念日を祝えるような状況にはない。
 ベネズエラ国境沿いのジャングルの中にあるヤノマミ居留地は、ポルトガルの国土を超える広さを持ち、数十年に及ぶ闘争の結果、1992年5月25日に保護区に指定された。
 本来ならば今ごろは、熱帯雨林と先住民の保護運動の成果を祝っているはずだった。しかし、代わりに取り沙汰されているのは、ジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領が関与している悪夢だと活動家らは述べる。
 先住民の指導者らによると、これまでにヤノマミ居留地に侵入した金の違法採掘者は2万人を超えるという。「ガリンペイロ」と呼ばれる違法採掘者は、先住民を殺害したり、女性や少女に性的暴行を加えたりしている上、金の抽出に使用する水銀で河川を汚染している。
 さらに、ヤノマミやイェクアナ(Ye'kwana)、その他の孤立した集団を含む先住民約2万9000人の保護区に、マラリアや結核、新型コロナウイルス感染症などの疫病を拡散している。

◆「地球は苦しんでいる」
 ヤノマミ居留地以前にも先住民保護区はあった。ただ、9万6000平方キロに及ぶその広さは同国最大で、国土全体の13.8%を占める先住民居留地、計725か所の保護区指定に道を開く助けとなった。
 ヤノマミ先住民の権利擁護団体「フトゥカラヤノマミ協会(Hutukara Yanomami Association、HAY)」は4月、違法採掘者が酒や薬物、食料、アクセサリーなどで先住民を誘い出し、女性や少女に性的虐待を働いているとする報告書を発表した。
 他方で、武装した採掘者による先住民殺害の報告もある。
「われわれは苦しんでいます。ガリンペイロはヤノマミの女性や子どもをレイプしています。われわれを殺し、水を汚染しています」とヤノマミの医療従事者で活動家のマウリシオ・ヤノマミ(Mauricio Yanomami)さん(35)は語る。
 金相場の高騰にあおられ、ヤノマミ居留地での金の違法採掘は昨年、32.7平方キロの範囲に広がった。2018年の監視活動開始以来、前年比で最大の拡大率だった。

◆「宣戦布告」
 保護区設置に尽力した活動家らは、状況は悪化していると言う。
 1980年代と異なり、今日の採掘者は組織化されて十分な資金があり、重機や秘密の滑走路まで備えている。またガリンペイロ支持者を公言するボルソナロ大統領率いる政権は、先住民の土地における採掘合法化を推し進めている。
 先住民の権利擁護団体「サバイバル・インターナショナル(Survival International)」のフィオナ・ワトソン(Fiona Watson)調査ディレクターは「ボルソナロ政権は、先住民の権利と環境法を弱体化し破壊するために、あらゆることをやってきた。彼らは宣戦布告したのです」と言う。
 「30周年の節目は、先住民にとって祝福すべきものとなるはずでした」とブラジル先住民連合(APIB)会長のソニア・グアジャジャラ(Sonia Guajajara)さん。
 「でもそうはなっていない。私たちを取り巻いているのは、国家と共謀した暴力と破壊です」 (c)AFP/Joshua Howat Berger



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