ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

飯田市南信濃木沢にある砂防施設(2/2)…三ツ沢第2砂防ダム

2024-01-16 06:53:16 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。前回の続きになります。三ツ沢砂防ダム(堰堤)の上流に行くと、もうひとつの砂防ダムが現われます。それがこちら。

下流のより、こちらのほうが規模が大きいですね。

近づいてみます。

ダム下の副ダムの様子。水がキレイなのがわかりますね。う、うまそう。


副ダムの縁から下流方向を眺めます。

ダム下へさらに近づき、落水部を見上げます。

右岸側、ダム本体に嵌め込まれた銘板。かろうじて「第2」の文字は読めますが、それ以外は判別不能。


そこで、これも前回同様、帰宅してから調べてみると名称は「三ツ沢第2砂防ダム」と判明。高さは24.0mで、平成10年(1998年)に竣工したようです(参考)。ただ、ダムの貯水側がどうなっているのか気になりますが、行く術がなく残念!
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飯田市南信濃木沢にある砂防施設(1/2)…三ツ沢砂防ダム(堰堤)

2024-01-15 06:59:28 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県飯田市南信濃木沢(きざわ)を流れる三ツ沢(みつざわ)に砂防施設が2つあるようなので行ってみます。三ツ沢は天竜川水系の遠山川に流れ込む川で、アクセスは国道152号から旧木沢小学校を目指し、三ツ沢の右岸の道を進んでいくと到着します。

まず見えてくるのが、これ。ここからダム下へは道がないので行けません。

近くにある表示板。

右岸の道を進んでいくと最初のダムが現われます。本体には銘板があるようですが、内容は確認できず。

右岸のダム横から見た様子。しかしフェンスがあってダム上には行けず。

右岸、上流側から見るとこんな感じ。


名称が気になります。帰宅して調べてみると、これは三ツ沢砂防堰堤のようです。名称は「三ツ沢砂防ダム」ですが、高さが13.3mなので定義上は砂防堰堤になります。(参考

次回へ続きます。
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meringue puff

2024-01-14 06:53:26 | 脳みその料理
どーも、ワシです。今回はアレンジ・スィーツ。なぁ〜に、シュークリームのシューの上にメレンゲ(meringue)を乗せただけのもの。シュークリームは英語で「cream puff」なので本品はそれをもじったワシの造語です。ちなみに「puff」はふわっと膨れたものの意。



メレンゲには砂糖を加えていますが、それでも味気ないのでシューとメレンゲの間にブルーベリー・クリームを敷いています。そしてメレンゲをちょいとバーナーで炙ってオシャレに(笑)

いや〜、楽しい、美味しい。
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真実は如何に…池口砂防ダム

2024-01-13 06:59:27 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県飯田市南信濃を流れる天竜川水系の池口川に向かいます。アクセスは国道152号と国道418号が合流する交差点を和田市街へ進み、DAIHATSU酒井モータース先の二又を右へ。そして大屋商店先のT字路を入り、道なりに行きます。そして信和木材をを過ぎてから池口川を2回渡るのですが、2度目の橋の手前の道を池口川沿いに進んでいくと堰堤があるようです。ただし、その川沿いの道はクルマでは進入できないので歩いていきます。

3分ほど歩いたところで、こんな築造物が…。

え?これ? なんの表示もないのでさらに10分ほど上流へ行ってみましたが、砂防ダムらしきものは見当たらず。

落胆しつつクルマに戻り、元来た道へ。そして最初の橋のところに来た時…ん?これは!

橋から上流側を見るとこんな感じ。川へ土砂が流れ込んでいる様子。

この橋は「都合橋」というそうな。



続いて、右岸のダム横から眺めます。しかしダムは少し道の下にあるのでダム上へは行けず。

右岸、下流側から見るとこんな感じ。

ダム本体に嵌め込まれている銘板と思しきもの(写真中央)。しかしながらズームしても読めず。


上の2つはどちらも名称が分かりませんでした。実はこの池口川には高さが15.0m以上の砂防ダムが3つあるようなんです(参考:No.110, 123, 139)。もうひとつの存在はもちろんわからず。ただ、データによればこれら3つの名称はいずれも「池口砂防ダム」なので真偽の程を確かめたかったのですが…。本当のところはどうなんでしょうね。

モヤモヤが残るわぁ〜。
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おー、セル式!…門原1号砂防ダム

2024-01-12 07:01:29 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県下伊那郡阿南町富草(あなんちょう とみくさ)にある門原(もんばら)1号砂防ダムを目指します。アクセスは国道151号沿いにある「阿南温泉 かじかの湯」の看板のところのT字路を入っていくと到着します。

【阿南町について】(参考
不思議な慣習ですが、行政区分を示す市町村の呼び方は東日本と西日本では異なっています。東日本では「町」を「まち」、「村」を「むら」と読むことがほとんど。一方、西日本では「町」は「ちょう」、「村」は「そん」と読むことが多いですね。その理由は知りません。さて、興味深いのはこの阿南町の読み方です。上に示したようにここの読み方は「あなんちょう」なんです。長野県は東日本に属するはずですが、なぜか読み方は西日本的なんですね。長野県では阿南町だけが唯一「ちょう」と呼ぶようです。その理由は昔から交流のあった近接する静岡・愛知・岐阜の地域が「町」を「ちょう」と呼んでいたことによるものらしい。また、「阿南」はこの地が阿智川の南にあることからそう呼ばれるようになったともいわれます。

…てなわけで、目的地に到着。おー、久しぶりに見ました、鋼製セル式のダム。長野県にもあったんだねえ。ちなみに新潟県では長岡市の神沢川砂防堰堤が、そして南魚沼郡津南町のトヤ沢砂防堰堤がそうでしたね。

大きなダムによくあるフォトフレームがあったので、そこからパチリ。

ダムに近づいてみます。うんうん、なかなかの迫力。

そこから門原川の下流方向を眺めます。

このセル式ダムの上流には古めかしい砂防堰堤があります。行ってみましょう。

いや〜、石積みの砂防堰堤です。いつごろ築造されたんでしょうね。昭和初期くらいかなあ。

副堰堤の落水部のところが水で浸食されて削れています。水はめちゃくちゃキレイだけどね。


そこから下流側を眺めます。


この石積み堰堤の向こう側へは道がないので行けませんでした。また、門原1号砂防ダムのデータも不明。ワシ、ちょっと不満げ。
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どっちなのかな…。

2024-01-11 07:01:26 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、前回の横川堰堤のすぐ上流の右カーブのところに砂防ダムらしきものがあるのを見つけました。

これなんですが…。

左岸の横から見るとこんな感じ。ただ、ダムの上には残念ながら行けず。

左岸、上流側から見た様子。

横川川の上流方向の景色。


ところがこのダム名がわかりません。周囲にもそれとわかる表示板もなし。ちなみに、国土地理院の地図を見ると天竜川水系の横川川には複数の堰堤がありますが、高さ15.0m以上の砂防ダムは2つ。ひとつは横川洞(ほら)砂防ダム(高さ=15.0m、1962年竣工)で、もうひとつは河原砂防ダム(高さ=16.0m、1966年竣工)です(参考)。

今回の築造物を見ると、その規模からしておそらくそれらのうちのどちらかじゃないかと思われますが、そんなわけで確証が得られないまま調査は終了。

うーん、こういうのって、ほんとモヤモヤしますねえ。
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冬だから見えた?…昼神発電所 横川堰堤

2024-01-10 06:55:57 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県下伊那郡阿智村を流れる天竜川水系の横川川にある「昼神発電所 横川堰堤」を目指します。アクセスは中央自動車道の園原インターチェンジを下りて右折し、すぐのところにある園原郵便局を県道109号へ入り進んでいくと到着します。

この時期以外だと県道を走っていてもおそらく当該堰堤を見つけることはできないと思います。というのも、この時期は木が枯れているので県道からはこんな風に見えるんですが、そのほかの季節では葉が茂って見えないと思われるからです。

いずれにしても県道が走る左岸側からでは堰堤がよく見えないので下流側にある橋を渡り右岸へ移動します。ただし、この橋は幅が狭いのでクルマを県道脇に停めて歩いていきます。

到着しました。

水利使用標識。このところ砂防ダム(堰堤)ばかり見ているので、この標識を見ると懐かしく思えますね。中部電力が運用する昼神発電所で発電するための堰堤らしい。同発電所は1944年12月に運用開始なので当該堰堤もそのころに築造されたものと思われます。(参考

右岸、上流側から見た様子。

わかりますか?この水の綺麗なこと!

上流方向の景色。


ちなみに昼神発電所はここから直線距離にして下流約3.0kmのところにあり、ヘブンスそのはらの南側にある本谷堰堤で取水した水と当該堰堤で取水したものが発電用に利用されています。
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偶然発見!…園原川砂防堰堤

2024-01-09 06:58:43 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は長野県下伊那郡阿智村智里(ちさと)を流れる園原川に築造された堰堤を探します。アクセスは中央自動車道の園原インターチェンジを下りて県道477号を左折し、すぐの橋の手前を入っていきます。坂を登って行くとT字路になるので右折して行くと園原川に沿った道になります。

園原川には15.0m以上の砂防堰堤が2つ(園原砂防ダム[15.0m:1964年竣工]、園原川砂防ダム[15.0m:1983年竣工])あるようです(参考)。ところが園原川に沿った道を行ってみたんですが、それらしきものは見当たらず。あれれ〜、おかしいなと思いながら元来た道を引き返し、先ほどのT字路のところに来た時、視界の隅にちらっと何かが見えました。

「ん? なんだ?」

そのT字路の近くに園原川が流れているんですが、それを横切る橋のところから上流方向を見ると堰堤がちょっと見えていたんです!「こ、これは…」

すぐさまクルマを停め、川に沿って登って行くと…おおー、なんですか、これは!

表示板。「園原川砂防堰堤」。令和5年12月に改築竣工。おー、先月竣工したばかりなんですね。こりゃ国土地理院の地図に載っていないわけだ。

この案内板によると、当該堰堤はもともとは約60年前に築造されたもので、それを改築したものらしい。

本体に嵌め込まれた銘板。

堰堤の落水部と副堰堤の様子。


そこから下流側を眺めます。


この築造物は上に記した2つの砂防ダムのどちらかに関係するものなんでしょうか。名称は園原川砂防ダムと似ていますが、当該堰堤は築造してから約60年が経過しているという説明からするとこれではなさそう。また、園原砂防ダムは1964年竣工ということで今年築造60年を迎えます。じゃあこれかなと思うんですが、案内板の説明ではオリジナルの砂防堰堤の高さを嵩上げしたとあり、その高さが12.0mとあるのでやはりこれでもなさそう。

そうしたことから考えると当該堰堤は上の2つの砂防ダムとは別の築造物と考えるのが妥当のようです。つまり園原川砂防堰堤というものが1964年前後にこの場所に築造されていて、それを改築したものが現在の砂防堰堤ということのようです。

今回は当初の目的である2つの砂防ダムが見つけられらなかった代わりに「発見した産物」で、それはそれで有益な経験となりましたが、じゃあ、それら2つの砂防ダムはどういうものなのか余計に見たくなりました。いつか見ることができればいいなあと思います。
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阿智村のショーヘイ発見!…大谷砂防堰堤

2024-01-08 07:02:04 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県下伊那郡阿智村を流れる本谷川(ほんたにがわ)に築造された堰堤を探します。アクセスは中央自動車道の園原インターチェンジを下りて突き当たりを左折し、県道477号を進みます。そのまま道なりに行くと本谷川に沿った道になり、左側に青木屋が見えてきます。そこからさらに進み、林道の「大谷霧ヶ原線」に入ります。ここから道が極端に狭くなるので注意。

少し進んだところで堰堤らしきものを発見。

林道をさらに進み、堰堤横に来ました。しかし堰堤は林道から少し下にあるためその上には行けず、眺めるだけ。

左岸、上流側から見るとこんな感じ。たまたま冬枯れの季節に来たため見えたのでしょうが、夏場なら葉が生い茂っていて、きっと見えないと思います。

堰堤名はなんでしょうね。少し冒険して枯れ木の中を降りてみます。

本体に嵌め込まれた銘板を発見。「大谷砂防堰堤」の文字は読めますが、それ以外は判別できず。

なんとか堰堤の全貌を見ることができないかと右岸側へ移動。畑の奥に横長の堰堤の姿が!おおっ。

近づいてみます。副堰堤を備えたシンブルな砂防堰堤です。


堰堤下から見た下流方向の様子。

銘板の代わりとなる表示板。平成14年(2002年)3月竣工。


当該堰堤、地図には載っていません。偶然みつけたものです。堰堤名は地名に由来するのかは不明。なお、左岸側の林道をさらに進み、広河原登山口まではクルマで行けるようですが、そこから直線距離にして2.0kmくらいのところに広河原砂防ダム(高さ=21.0m、1988年竣工)があるようです。でもさすがにそこまで歩いていく元気はないので諦めました。
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文字通りのブッセ

2024-01-07 07:01:23 | 脳みその料理
どーも、ワシです。えー、正月も過ぎたのでブッセを作ってみました(理由になってない!)。



日本語表記では「ブッセ」ですが、フランス語表記(bouchée)をそのまま発音すると「ブシェ」となります。原意では「一口サイズのオードブル」といった意味ですが、日本ではクリームを挟んだ焼き菓子として売られていますね。あれ、たまに食べると美味くて、作れないかなと思っていたんです。

で、ネットで検索してみたら、作り方は意外に簡単。しかも材料は玉子1個、小麦粉、粉糖でブッセがこんなに作れちゃう(間に挟むクリームは除く)。これは安上がり。

プチシューみたいに小腹が空いたらポイっと口に放り込めばよいし、こりゃ、今年のワシのブームになるかも(笑)
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流砂も観測!…坊主平砂防ダム(堰堤)

2024-01-06 06:53:23 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県上伊那郡飯島町(かみいなぐん いいじままち)を流れる与田切川(よだぎりがわ)に堰堤があるようなので行ってみることにします。アクセスは伊那中部広域農道から「与田切公園キャンプ場」の看板のあるところを入っていきます。突き当たりが与田切川になるので、それを右折すると上流方向になります。

【与田切川の由来】
ところで、上伊那郡の宮田村、駒ヶ根市、飯島町にはそれぞれ大田切川、中田切川、与田切川が流れています。それらに共通するのは「田切(たぎり)」という文字。これは地名だそうで、田切とついた地名の場所では急傾斜を流れる水が煮えたぎるように流れることに由来するそうな(参考)。ま、文字通り田んぼをぶった斬るほど勢いのある流れなんでしょうね。ただ、前述の3つの川の頭についている「大」「中」「与」が何に由来するものなのかは不明です。まあ、 「大」「中」は河川の規模を示しているのかもしれませんが、「与」に関してはホントわからんです。

それはさておき、与田切川の上流方向へ行くとまず目にするのが作りかけなのか壊れかけなのかよくわからない堰堤。やたらと鋼製スリットが並んでいるのもちょっと不気味です。

小径の山側には堰堤の「切れ端」のようなものが…。

銘板には「与田切砂防林」とあり、平成9年9月完成と記されています。

びっくりなのは、上流へ向かう小径が実は与田切川の中にあること。つまり水量が多いと、この小径は川底になるというわけです。

とはいっても、この写真でわかるように小径の高さは現在の川から1.5mほど高い場所にあるんですけどね。


さて、そこからさらに上流へ行くとこんな堰堤が現われました。

本体に嵌め込まれた銘板には「坊主平砂防ダム」と記されていますが、高さは4.0mなので定義上は砂防堰堤になります。平成3年(1991年)7月完成。坊主平とはこのあたりの地名なんですかね。

左岸、堰堤横から見た様子。残念ながら堰堤の上には行けません。

左岸の上流側の柵の間から落水部を見るとこんな感じ。

与田切川の上流方向の様子。

案内板。上に載せた堰堤全体の写真で、手前に見えているのは流砂観測施設なのだそうです。これによってバランスの良い土砂管理を行なうらしい。ほうほう。

別の案内板。豪雨が降ると与田切川上流ではしばしば土石流が発生するのだとか。


当初、与田切川を目指したのは、ここに七久保砂防ダムというのがあるという情報を知ったからです。しかしその名称のダムは地図には載っておらず、たまたま今回坊主平砂防堰堤をみつけたので記事にしました。でも、この案内板をよく見ると七久保砂防ダムはこのすぐ上流にあることが判明。

な〜んだ、また来なくちゃ。
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日向沢川の高遠原砂防ダム(堰堤)

2024-01-05 06:58:23 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県上伊那郡飯島町を流れる日向沢川(ひなたさわがわ)に築造された堰堤を訪れます。アクセスはJR飯田線「七久保駅」前の道を西へずっと行き、中央道の下を潜り、さらに進んでいくと日向沢川の左岸沿いの道になります。途中、野生動物侵入防止のためのゲートがありますが、手動で開閉し未舗装路を進みます。

国土地理院の地図を見ると日向沢川にはいくつか堰堤がありますが、今回ワシが目指したのはその未舗装路の途中にあるT字路を南下して行くと到着するであろう堰堤です。T字路を曲がったまではよかったのですが、そこから先は歩くしかなさそうな悪路。覚悟を決めて進みます。

こんな道を進んでいきます。水の流れる音が聞こえます。

地図には道があるのですが、もう道の体をなしていません。おまけにところどころ道が崩れてるし…。

道を降りて行くと突然雪景色に。で、堰堤を発見。あれですね。

足元に注意しながら下流側へ移動します。

「日向沢川 高遠原砂防ダム」の表示板。

本体に嵌め込まれた銘板。よく見ると「高遠原(9号)砂防ダム」とありますが、高さが8.0mなので定義上は砂防堰堤になります。昭和61年(1986年)竣工。

日向沢川の上流方向の様子。


まあ、いずれにしてもここは日光があまり当たらない危険極まりない場所です。堰堤の上に行けないこともなかったのですが、滑り落ちるかもしれないと思い、やめました。堰堤名の「高遠原」ですが、日向沢川のずっと下流に高遠原(たかとおばら)という地名があるんですが、それと関係があるのかは不明です。また「9号」とあるので「8号」以下の砂防堰堤も存在するのでしょうか。謎は深まります。

ちなみに調べてみると「高遠原砂防ダム」という同名の施設は同じ飯島町高遠原を流れる天竜川水系の前沢川にもあり、平成11年に完成したこの施設にはユニークな魚道が併設されているようです(参考)。機会があれば訪れてみようと思います。
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魚道あり!…青木砂防堰堤(ダム)

2024-01-04 06:53:58 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は長野県下伊那郡豊丘村河野(しもいなぐん とよおかむら かわの)を流れる天竜川水系芦部川(あしべがわ)に築造された青木砂防堰堤を目指します。アクセスは豊丘村 ゲストハウス井桁屋(いげたや)を目指し、そこからしばらく行って最初の左カーブに差し掛かるところを右方面へ行く脇道を入っていきます。

少し行くとこんなゲートが出てきますが、豊丘村ではお馴染みのもの。手動で開閉して先へ行きましょう。

目的地まであと50mほどのところまで来た時、道路を塞ぐように倒木が…。仕方がないのでここでクルマを停め、堰堤まで歩きます。

右岸の堰堤横に到着しました。そこにある表示板を見ると確かに「青木砂防堰堤」と書いてありますが、高さが20.0mなので定義上は砂防ダムになります。平成8年(1996年)8月竣工。

早速自己責任でダムの上を歩いて中央へ。落水部はこんな感じです。

ダムの下を覗き込みます。副ダムがありますね。

下流方向の様子。

芦部川の上流方向の様子。

続いて、ダムの下へ向かいます。こうして見るとなかなかの規模のダムであるのがわかります。

ダム下から落水部を見上げます。

ダムの下部はこんな感じ。

下流方向の様子。

ふと、左岸側を見れば案内板のようなものが…。でも、右岸からはよく見えません。

そこで下流側に粗末な簡易的な橋があったので渡り、近くまで寄ってみることに。あれれ、ここには「青木砂防ダム」と表示されてますね。それに魚道のことが記されています。

見れば、左岸側に魚道があり、ダムの真下まで遡ってきたお魚さんたちは一旦この魚道を下流方向へ戻る形で進み、

あのところから再び上流方向へ進んでダムの上流へ行けるようにという親切設計。


道路を塞ぐ倒木のせいで100mほどバックする羽目になりましたが、見応えのある砂防ダムを見ることができて満足でした。
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チョコパイ

2024-01-03 06:55:51 | 脳みその料理
どーも、ワシです。えー、新年一発目のデザートはチョコパイを作りました。



作り方はいたって簡単。冷凍パイシートを適当な大きさに切り、その2枚のシートの間にそのへんにころがっているチョコレートを挟んでオーブンで焼くだけ。焼き時間は200°cで15分くらい(オーブンの予熱時間は除く)。

サクサク感があって美味いです。
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大鹿村の青木川の堰堤たち(5/5)…大西堰堤(砂防ダム)

2024-01-02 06:53:52 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。昨日の夕刻、能登地方で大地震が発生しました。ワシの住んでいる長野県でも地震発生当初、しばらくの間ゆらゆらと揺れていたので地震発生場所は不明ながら「これはデカいな」と確信しました。その被害状況はおそらく今日から明らかになっていくことでしょう。それにしても、能登半島のダム巡りは2020年に一通り回ったので報道で流れてくる地名を聞くと懐かしさを覚えるとともに心配にもなってきます。被害が少ないことを祈りばかりです。

ところで、近年ではやたらと地震についての「予言」がyoutubeで流れています。南海トラフとか首都直下型地震とか…。そりゃまあ構造的に見ればそれらはそのうち起こるでしょうよ。でも、予言のほとんどがいつ起きるのかを明確にしていません。「今後30年の間に…」みたいな言い方をするばかり。こんなのは民衆の不安を煽るだけで有益な情報とはいえませんね。まことしやかに予言を唱える者の中に、いったい今回の能登半島の地震が2024年元旦に発生すると予言した者はいたんでしょうか。寡聞にして知りませんが。


さて、前回の「桃平第2砂防ダム(堰堤)」からさらに国道152号を上流へ進み、ストリーム深ヶ沢(しんがさわ) 大鹿村キャンプ場の先に堰堤があるようなので行ってみます。

右カーブのところでクルマを停め、青木川に向かって歩いていくと…。おお〜!

元の道に戻り、左岸に向かいます。いや〜、なかなかの堰堤です。

左岸の斜面を下りたところから見た様子。

堰堤に嵌め込まれた銘板。「大西堰堤」。昭和38年(1963年)9月竣工とありますが、それ以外のデータは記載されていません。帰宅して調べたところ、高さは20.0m、長さは122.0m、竣工は1963年9月11日とあるので定義上は砂防ダムとなります。(参考

左岸から見たダム上。行けそうなので中央へ行ってみます。

ダムの中央に来ました。落水部の様子。

そこから見た青木川上流方向の様子。

ダム下はこんな感じで、

下流方向を眺めます。

ダム中央から左岸側を見るとこんな感じ。向こうのガードレールのところが国道152号。

ふと足元を見るとコンクリートの劣化が目立ちます。もっとも、築造されて60年が経過しているから当然ですね。

左岸、上流側から見たダムの様子。

国道沿いにある表示板。「大西水位観測所」と書かれていることからダム名はこの付近の地名に由来するんでしょうか。


実は先ほどの右カーブのところから先は12月から翌年4月まで冬季通行止めになります。また、大西砂防ダムの奥には大西第2砂防堰堤(高さ=10.0m、1989年築造)があるようですが、こうした理由から今回の調査はここまで。もっとも、青木川にはもっとたくさんの堰堤があるようです(参考)。まあ、機会があれば未見のものも探してみたいと思います。
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