ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

大鹿村の青木川の堰堤たち(5/5)…大西堰堤(砂防ダム)

2024-01-02 06:53:52 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。昨日の夕刻、能登地方で大地震が発生しました。ワシの住んでいる長野県でも地震発生当初、しばらくの間ゆらゆらと揺れていたので地震発生場所は不明ながら「これはデカいな」と確信しました。その被害状況はおそらく今日から明らかになっていくことでしょう。それにしても、能登半島のダム巡りは2020年に一通り回ったので報道で流れてくる地名を聞くと懐かしさを覚えるとともに心配にもなってきます。被害が少ないことを祈りばかりです。

ところで、近年ではやたらと地震についての「予言」がyoutubeで流れています。南海トラフとか首都直下型地震とか…。そりゃまあ構造的に見ればそれらはそのうち起こるでしょうよ。でも、予言のほとんどがいつ起きるのかを明確にしていません。「今後30年の間に…」みたいな言い方をするばかり。こんなのは民衆の不安を煽るだけで有益な情報とはいえませんね。まことしやかに予言を唱える者の中に、いったい今回の能登半島の地震が2024年元旦に発生すると予言した者はいたんでしょうか。寡聞にして知りませんが。


さて、前回の「桃平第2砂防ダム(堰堤)」からさらに国道152号を上流へ進み、ストリーム深ヶ沢(しんがさわ) 大鹿村キャンプ場の先に堰堤があるようなので行ってみます。

右カーブのところでクルマを停め、青木川に向かって歩いていくと…。おお〜!

元の道に戻り、左岸に向かいます。いや〜、なかなかの堰堤です。

左岸の斜面を下りたところから見た様子。

堰堤に嵌め込まれた銘板。「大西堰堤」。昭和38年(1963年)9月竣工とありますが、それ以外のデータは記載されていません。帰宅して調べたところ、高さは20.0m、長さは122.0m、竣工は1963年9月11日とあるので定義上は砂防ダムとなります。(参考

左岸から見たダム上。行けそうなので中央へ行ってみます。

ダムの中央に来ました。落水部の様子。

そこから見た青木川上流方向の様子。

ダム下はこんな感じで、

下流方向を眺めます。

ダム中央から左岸側を見るとこんな感じ。向こうのガードレールのところが国道152号。

ふと足元を見るとコンクリートの劣化が目立ちます。もっとも、築造されて60年が経過しているから当然ですね。

左岸、上流側から見たダムの様子。

国道沿いにある表示板。「大西水位観測所」と書かれていることからダム名はこの付近の地名に由来するんでしょうか。


実は先ほどの右カーブのところから先は12月から翌年4月まで冬季通行止めになります。また、大西砂防ダムの奥には大西第2砂防堰堤(高さ=10.0m、1989年築造)があるようですが、こうした理由から今回の調査はここまで。もっとも、青木川にはもっとたくさんの堰堤があるようです(参考)。まあ、機会があれば未見のものも探してみたいと思います。
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