ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

能登沢川に築造されている2つの砂防施設

2024-01-21 06:58:22 | 長野(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、グーグル先生の地図を見ていたら長野県下伊那郡喬木村(しもいなぐん たかぎむら)に能登沢ダム公園というのがあるのを発見。これは行くしかあるまい!…というわけで行ってみることにしました。アクセスはリンク先の地図を参考にしてください。

地図で確認すると能登沢というのは天竜川水系の加賀須川(加々須川とも書く)に流入する川で、河川名は能登沢川(のとざわがわ)らしい。地図に従って行くと到着。これのようです。


さて、ダムはどこかな? ここから右岸沿いに登っていきます。しばらく進むと見えてきました。これのようです。

右岸から見たダム上。しかしご覧の通りフェンスがあってダム上には行けません。

能登沢川の上流方向を眺めます。もうね、土砂の川です。

ふと、下流側を覗き込むと…おっ、魚道があるじゃあーりませんか!スイッチバック式(ジグザグしながら上流へ向かうもの)構造のようです。


残念ながら名称を示すものが何もありません。フツーに「ダム」と表記しましたが、もしかすると砂防堰堤レヴェルなのかもしれません。

そこから右岸沿いの道を遡っていきます。しばらく行くと、ちょっとしたスペースのある場所があります。地図によれば、ここから100mほど上流にダムがあるようです。道(未舗装)の状態から判断してこの先は徒歩が適当と判断し、歩いていきます。

到着しました。地図ではこれが能登沢ダムのようですが、目測では明らかに高さが15.0m未満なので砂防堰堤と思われます。

右岸から見た堰堤の様子。堰堤の上に注目してください。一般的な砂防堰堤では堰堤の上は平面なんですが、これは下流側が一段下がって(削られて)います。これは珍しいデザインですね。このパターンは初めて見ました。

堰堤の中央へ行ってみます。落水部の様子。

そこから見た上流方向の景色。特に堤防があるわけじゃないので川との境目がわかりません。

堰堤中央から真下を覗き込みます。

そして、下流方向を見るとこんな感じ。

右岸に戻り、上流側から堰堤を眺めます。

下流側に降りて「御尊顔」を拝みます。

足元に流れる水。なんとキレイな!感動ものです。


地図ではここが能登沢ダム公園と示されているので、この砂防堰堤が能登沢ダムなのだと思います。それにしても、これら2つの砂防堰堤に関しては不明なことばかり。名称はおろか築造年をはじめとするデータは検索しても出てきません。もはや行政が関与しない砂防施設なのかもしれませんね。
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