ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

当たり前のことに感謝!

2007-07-17 05:21:52 | 脳みその日常
日常の生活に対して「平々凡々でつまらない」とか「刺激がない」と思うことはよくある。確かにそう思うのも無理はない。われわれはあまりにも恵まれた生活をしているのだから。

「あまりにも恵まれた生活? 冗談じゃない、毎日毎日食うのに必死だ」「ウチはちっとも恵まれた生活をしていないよ」そういう心の叫びが聞こえてきそうだ。

でも、ちょっと考えてみて欲しい。毎日つつがなく暮らしていることがどれだけ恵まれた生活であるのかを。

水道の蛇口をひねれば水は出る。ガス台のスイッチを押せば火がつく。暗くなれば灯りが点くのは当たり前と思っている。汗をかいたから風呂に入ろうと思うのもフツーにできる。もっといえば、健康に過ごしていることも当然と思っている。

昨日の午前中、新潟と長野北部を中心に地震があった。家屋の倒壊のみならず多数の死傷者も出ているもよう。被災された方々には心よりお見舞い申し上げるとともに被災地の1日も早い復旧を願うばかりだ。

同時刻、東京でも地震を感じた。それも通常とは異なる長時間にわたるゆったりした揺れが続いた。気味が悪かった。この時に思ったのは、身の危険ということよりも自分がいかに普段地面は動かないものと思い込んでいるのかということだった。驚いた。

先入観というのは恐ろしい。昔、地学でプレート・テクトニクスを学んだ時、われわれはマントル対流の上に浮かんでいるプレートの上で生活していることを知った。でも実生活においてマントル対流なんてこれっぽっちも意識しないし、そもそも地面は動かないものと思い込んでいる。

ところが、いざ地震が起きるとわれわれは忽ち狼狽する。あぁ、この世の終わりが来たんだななどと思ったりする。まあ、終わりが来るかどうかはともかく、予期せぬことに驚くのは事実だろう。

人間が目先の快適さを追求するのは仕方ないと思うし、決して悪いこととも思わない。しかしわれわれは地球の表面で生かされていることをもっと意識すべきではなかろうか。そもそも地球レベルで考えた時、人間がフツーに生きていることそのものがある意味で奇跡なのである。

フツーの生活が送れること。こうした当たり前のことに心から感謝すること。さらには生かされていることに対しても感謝しなきゃなと思う。
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