ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

おおっ野麦峠

2019-05-24 08:27:47 | ドライブ関連
高山市から長野県へ戻るのに国道361号を引き返していると、前方にトレーラー。深夜なので早く帰りたい。しかしトレーラーの速度が微妙に中途半端。奴が思いっきり低速ならばサクッと追い越すのですが、そこそこスピードは出ている。こちらが我慢すればいいのですが、どうしても追い越したい衝動に駆られる。そんな時、無理は禁物。我慢するか、あるいは別の道を行くか。

で、ワシが選択したのは別の道を行くほう。方角的に行けそうな道を見つけたので即断。

ところが、これが大変な峠道でした。もともと峠道を走るのは嫌いじゃないのですが、この時ばかりは「このワインディング、いつ終わるんだ?」と思うほど。

そして、やっと頂上かなと思った瞬間、気づいたのがこの場所こそあの有名な野麦峠だったのです。真っ暗なので全く気づきませんでした。





「工女泣きし 野麦峠や いま若葉」

小説『あゝ野麦峠』(1968)を読んだことがあればこの碑の意味はわかると思います。若き女性たちが生活のためとはいえ、この峠を越えて働きに出かけるのですが、過酷な道ゆえに命を落とす者もいたそうです。詳しくは「コチラ」とか「アチラ」のサイトをお読みください。

クルマに乗り始めてから何十万キロ走ったか知りません。でも、いつも思うのは「その道を作った人たちがいたということ」です。道路を走るのは一瞬ですが、その道を作るには大変な時間と労力がかかっています。平地の道路ですらそうなんですから、ましてや山の中の道路を整備するなんてのは気が遠くなる話ですよね。過酷な道を通るたび、先人たちは凄いなと心底思います。さらにクルマのない昔の人々はこうした山道を徒歩で乗り越えていたんですから、もう想像を絶する、いや気絶しちゃいますよ。

つくづくクルマのある時代に生まれて良かったと思いますね。
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