ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

相手を讃えないスポーツマンシップ

2006-07-11 04:15:59 | 脳みその日常
普段あまりサッカーの試合は見ない。しかし世界一を決める試合ともなれば話は別だ。どことどこが対戦しようと、そんなことはどうでもよい。何事においてもそうだが最高レヴェルのプレイというのはやはり鑑賞に堪え得るものがある。だから見たくなるのだが。

ことスポーツに関して言えば、それはスポーツマンシップの一側面なのかもしれない。素晴らしいプレイはもちろんであるが、このぐらいの試合に出場する選手ならばそれなりに優れた人格をもっている…と勝手に思っていた。しかし決勝で敗れたフランスの選手たちのコメントを読んで本当にがっかりした。これを読む限り、どの選手にも勝者イタリア・チームのことを讃える発言がないのだ。むしろ自分たちのプレイの素晴らしさのことばかり語っており、ひどい奴になるとまるで言い訳めいたことを述べる始末。なぜ素直に勝者を讃えることができないのだろう。

試合内容はともかく、今回はイタリアが大会を制したのである。ならばまずは勝者を讃える発言をすべきではないのか。たとえば「自分たちは全力を尽くしたが、イタリア・チームもよくやった」とか「残念ながら今回幸運の女神はイタリアに微笑んだ」でもよい。

試合の勝ち負けには必ず原因がある。負けるには負けるなりの理由があるものだ。フランスの選手たちはそれを顧みることなく、ただ「自分たちのほうが試合を優位に進めていた」などと抜かすばかり。ホント、まるで言い訳であり、見苦しいったらない。

第一、スポーツマンらしい爽やかさがないじゃないか。いくら最高レヴェルの試合に出場する選手だからって人格的に優れているとは限らんのだねえ。失望。関係者からすれば、そんなのは理想だよと言うかもしれない。でも、ひとりのウォッチャーとしては一芸に秀でた人間にはそれなりの人格が備わっていて欲しい。そう望むのは無理なのだろうか。
コメント    この記事についてブログを書く
« 怒濤のクチコミ | トップ | 日本海を見に行く »

コメントを投稿

脳みその日常」カテゴリの最新記事