ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

立派な洪水吐…三島ダム

2021-02-12 06:59:17 | 千葉(ダム/堰堤)
今回は千葉県君津市正木(まさき)にある小糸川(こいとがわ)水系の三島ダムへ行ってみました。アクセスは国道410号から入っていきます。

【小糸川について】
室町時代初期までに完成した全八巻からなる軍記物『義経記(ぎけいき)』の巻三には「周淮川(すえがわ)」と記されている。周淮とは当時この付近が周淮郡で、周淮の川という意味で命名されたものと思われる。その後1662年の古文書に「小糸川」の記述がみられることから既にこの頃にはそう呼ばれていたらしい。小糸は周淮郡に小糸郷というのがあり、それに由来するもののようです。また別の説では、小糸川流域には井戸が多かったことから小糸という地名は「小井戸」に由来するともいわれます。

また、三島ダムの名称は近くに三島神社があるので、それにちなんでつけられたと思われます。ちなみにこの三島神社は静岡県三島市にある三嶋大社から分祀した神社で、三嶋とは一説によると伊豆諸島の尊称「御島(みしま)」に由来するそうな。ほほぅ。

…てなわけで、三島ダムに到着。でも、ここはダムというより大きな池みたいなところです。その「池」のそばにあるこの建物が三島ダム管理所。うん、確かにここはダムなんでしょうね。





管理所の敷地の隅にあるのが「竣工記念碑」。しかしながら柵があって近づけません。ズームしてもこの程度。



君津市は「二十一世紀への継承遺産」として市内の31箇所を選定。三島ダムおよびその貯水湖である三島湖はその13番として指定されています。参考サイトにあるのは「20世紀遺産一覧」ですが、これらがこのまま21世紀へ継承されるのだと思います。(参考



でもさ、継承遺産に指定されているのなら、せめて案内板ぐらいちゃんと整備しようよ!



で、三島ダムの特徴といえば立派な洪水吐を備えていることです。自由越流式なんですが、見よ、この大きさ!





管理所と洪水吐の位置関係はこんな感じです。管理所の目の前まで洪水吐があるんですね。



まあ、でもダムに興味のない人にとっては「ただの大きい池じゃん!」で終わってしまうんでしょうなぁ。
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