ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

インドネシアと関係が?…大谷地堤

2022-04-17 06:49:26 | 新潟(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。えー、今回は新潟県五泉市阿弥陀瀬(ごせんしあみだせ)にある阿賀野川水系の大谷地堤(おおやちつつみ)を訪れます。なぜここを目指したのかというと、グーグル先生の地図に大谷地堤と並んで「ベンドンガン・ダム(Bendungan Dam)」と書かれているからです。いやぁ、ベンドンガンってなに? 調べてみるとインドネシア語でダムという意味らしい。あちゃ〜、それだとベンドンガン・ダムは「ダム・ダム」になるやん。これはまるで「サハラ砂漠(砂漠・砂漠)」「チゲ鍋(鍋・鍋)」「クーポン券(券・券)」と同じく二重表現であり、基本的にはおかしな表現なんですよね。

まあ、とにかくダムと表記されていたので行ったわけですが、後で調べてみたらここは新潟県が作成した農業用ため池のデータベースによると高さは8.4mしかありません。ダムの定義からすると堰堤になります。うーむ、ダムじゃないのか…。記事にするのをやめるか…。でも、写真を撮っちゃったしなぁ。まあ、いっか。記事にします。(するんかい!)

ちなみに、この場所は国道290号から南にある仙見川(せんみがわ)渓谷方面へ向かい、その南西にあります。

見えてきました。これですね。写真ではうまく写っていませんが、斜面のところには「仙見川」の文字が見えています。



斜面下の登り口のところには大谷地堤についての案内板があります。説明によれば、これは江戸時代末の1855年から6年の歳月をかけて築造された農地用のため池だそうで、「にいがた農業水利施設百選」の26番に登録されています。前にも書きましたが、これ、百選と謳いながら実際は102あるんですけどね〜。けけけ。



斜面を登ると、左岸のところには「竣功記念」と刻まれた石碑があります。どうやら1982年3月に新潟県の県営ため池等整備事業により改修工事が行なわれたことを示すもののようです。



左岸から見た、いわゆるダム上。写真下部の黒っぽくなっているところの下に洪水吐があります。



増水すると、水はここから溢れ出て、



この水路を通って流れてゆきます。



ダム上、中央から見た貯水側の様子。



一方、下流側は、こんな感じ。一面が畑です。



対岸(右岸)に来ました。振り返って見ると、こんな景色です。



斜面の様子。この斜面に生えている草をうまく刈り込んで「仙見川」の文字を生み出しているわけです。



それにしても、なぜグーグル先生の地図にインドネシア語の「ベンドンガン」なんて表記があるんでしょうね。それも、ここだけ…。国土地理院の地図には「大谷地堤」としか載ってないんですよ。なお、大谷地堤の名称の由来は不明です。
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