ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

岡山の川上ダム

2023-05-05 06:59:28 | 岡山(ダム/堰堤)
いや、どーも、ワシです。さて、今回は岡山県美作市川上(みまさかし かわかみ)にある吉井川水系の川上ダムを目指します。アクセスは国道429号を西に向かい県道357号へ分岐する手前のT字路を真船川(まぶねがわ)に沿うように登って行くと到着します。

見えてきました。あれですね。

右岸、貯水側から見たダムの様子。

これがダム上です。進んでみましょう。

越流式の洪水吐は右岸側にあります。増水すると水はここから溢れ出て、

この水路を通って、あちらへ流れてゆきます。

ダム上の水路に架かる橋には「真船川」の表示が。

ダム上の水路に架かる橋を渡ったところには「県営農地開拓事業 完成記念碑」の石碑があります。

裏側には概要が記されています。それによると、大原町西南部の8部落(川上、野形、桂坪、田井、青田、小原田、下庄町、滝)に跨る丘陵性台地を開発し、63.34haの農地を造成。これに伴い総貯水量251,660㎥の川上ダムを築造。これを水源として開発地区の灌漑を行なうことで自立経営の基盤を確保し、農家経済の安定を図ることを目的としたそうな。工事着工は昭和39年で、完成は昭和48年(1973年)。ちなみに大原町とは1922年10月1日に英田郡(あいだぐん)に発足した町で、2005年3月31日に英田郡美作町、作東町(さくとうちょう)、英田町、東粟倉村(ひがしあわくらそん)、勝田郡勝田町と合併して美作市になっています。そのためこの石碑を建立した時点では英田郡大原町だったというわけですね。

ダム上を進みます。これが中央から見た貯水側の景色です。

一方、下流側はこんな景色。

対岸(左岸)に来ました。振り返るとこんな感じ。

左岸、ダム横から見た貯水側の様子。


周囲に案内板はありませんが、石碑から判断すると川上ダムは農地灌漑用に築造されたダムのようです。そう言えば、三重県伊賀市にも同名のダムがありましたね(参考)。もちろん両者は規模も目的も違いますが。
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