ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

大物だけど…菰野調整池

2022-02-27 06:57:02 | 三重(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は三重県三重郡菰野町菰野(こものちょうこもの)にある三滝川(みたきがわ)水系の菰野調整池を訪れます。この調整池は三重用水の5つあるダムのうち最後に完成しました(1989年10月完成)。その名称はここの地名に由来するのですが、この地が菰野と呼ばれるようになったのは、昔この一帯が真菰(マコモ:イネ科の大形多年草)や草蓬(クサヨモギ:キク科の越年草)が生い茂る原野だったのを人々が開拓して住み始めたところからそう呼ばれるようになったそうな。(参考

ついでながら三滝川の由来も調べちゃいました。この川の源流は御在所岳(ございしょだけ:標高1,212m)ですが、その近くに3つの滝(蒼滝、潜戸の滝、百間滝)があるところから命名されたようです。

菰野調整池へのアクセスは国道306号の「菰野」交差点を「湯の山温泉」方面に曲がり、近鉄湯の山線の大羽根園(おおばねえん)駅を過ぎたところに「三重用水管理所」の看板があるので、そこを入って道なりに進むとT字路になるので右折。細い道ですがその先に目的地があります。

T字路に至る手前で、調整池はこんな風に見えます。この時は雪化粧してますけどね。



T字路を右折して坂を登って行くと見えてくるのが「三重用水管理所」の建物。





管理所の奥がダム上なのですが、車両は通行できないので管理所の横の駐車場に停めます。そこからは歩きで。

管理所からダム上に出る場所に三重用水についての案内板があります。丁寧に解説していて、わかりやすいです。



そこから左岸方向を見るとこんな感じ。



ダム上、中央から調整池を見るとこんな感じ。あまりに広いのでパノラマで撮ってみました。



一方、下流側はこんな景色です。



なんとなく対岸(左岸)と思われるところまで来ました。振り返ると、こんな感じ。いや〜歩く、歩く。



調整池側からダム上を見ると、こんな感じ。



下流側の斜面は比較的なだらかです。



一旦、先ほどの案内板のところまで戻り、今度は反対方向へ行ってみます。その先のところには「発展の源泉 三重用水」と刻まれた石碑があります。





その裏側には三重用水事業の経緯が記されています。



さらに調整池の周囲の道を進んで行くと、クリーム色の小屋があります。見えにくいですが「取水ゲート操作室」のようです。





ここから取水されるんでしょうね。



取水ゲート操作室の前には水利使用標識が。



なぜこんなところまで歩いてきたのかというと、その向こうに洪水吐があるからです。増水時になると、水はここから溢れ出て、





この水路を通って流れてゆきます。



上のリンク先によれば、ダム上の長さは674.0mもあるということで、ワシはほぼ往復したので1.3kmほど歩いたことになります。ポンコツの脚にこれはこたえました。でも、景色も良かったし、いい運動になったと、あくまでポジティヴ・シンキングなのだ!
コメント